金正恩氏「自慢のタワマン」で大問題。崩壊の恐怖に加え…

「洞窟のようなところに誰が住むものか」(あるトンジュ)

窓が塞がれた高層マンションの部屋は、日当たりが悪いばかりか、外からの見栄えも悪く、2万ドル(約218万円)で売りに出されていた部屋が7000ドル(約76万円)まで暴落した。

不動産投資で儲けてきたトンジュだが、供給過剰と国際社会の制裁による不況で不動産価格が暴落、苦しい思いをしている。損切のために原価を下回る価格で売りに出す場合も多いと言われている。そこに加えて今回の措置はまさに「泣きっ面に蜂」だろう。

問題はそれだけではない。深刻な電力不足に苦しめられている北朝鮮の人々は、窓際やベランダに設置したソーラーパネルで照明やテレビに使う電気を賄っている。窓を塞がれると、停電時に電気が使えなくなってしまうのだ。これも資産価値の低下に悪影響を及ぼしていると考えられる。

(参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…