北朝鮮「女性教師に性上納」強要事件はこうして裁かれた

北朝鮮ではここ数年、綱紀粛正キャンペーンが繰り広げられている。その一つが「非社会主義現象の根絶」だ。当局が考える社会主義にふさわしくない行為を取り締まるもので、日常生活に影響が大きいこともあり、とかく庶民から評判が悪い。

同時に、幹部を対象にした不正腐敗行為に対する取り締まりキャンペーンも行われている。庶民からなけなしのカネを搾り取り、私腹を肥やす幹部を摘発するこの種のキャンペーンは、政権の人気浮揚策として様々な国で行われているが、北朝鮮庶民からの評価はさほど高くないようだ。

平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内部情報筋は、最近起きた事件を伝えつつ、国内で「本当に腐敗を一掃できるのか」という疑問の声が上がっていると伝えた。

情報筋が伝えてきた事件とは次のようなものだ。