北朝鮮「女性教師に性上納」強要事件はこうして裁かれた

「党活動と国家・社会生活のすべての分野においてチュチェの人民観、人民哲学の最高の精華である人民大衆第一主義を具現し、一心団結の花園を汚す毒草である権柄と官僚主義、不正腐敗行為を根絶するための闘争を力強く展開すべきです。ひたすら党に従う人民の純潔で熱烈な心と志向を阻み、党と人民大衆を引き離そうとする敵の卑劣で悪らつな策動を断固と粉砕しなければなりません」

北朝鮮に蔓延する不正腐敗を根絶し、金正恩氏の掲げる「正常国家」に向けての歩みを国民に示すという見方も可能であろうが、「不正腐敗が構造化された今の北朝鮮で、これを根本的に根絶することは難しいだろう」(情報筋)との見方もある。

そもそもなぜ不正腐敗が蔓延するのか。それは1日8時間、普通に働けば普通に暮らせる社会システムが構築されていないからだ。