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  • 金正恩氏ブチ切れでよみがえる「スッポン処刑」の悪夢

    金正恩氏ブチ切れでよみがえる「スッポン処刑」の悪夢

    ハノイでの米朝首脳会談が決裂したことをきっかけに、金正恩党委員長がまたもや処刑と粛清による恐怖政治を始めたのではないかと見られている。韓国紙・朝鮮日報は5月31日付で、首脳会談の事前交渉に当たっていた北朝鮮国務委員会の金革哲(キム・ヒョクチョル)対米特別代表が、平壌郊外の美林(ミリム)飛行場で銃殺されたと報じた。

    朝鮮日報の銃殺説は、現時点で確認されたものではない。英国人の北朝鮮ウォッチャー、チャッド・オーキャロル氏は、処刑説が出る直前に金革哲氏を北朝鮮の外務省で見かけたという人物の情報をツイートしており、今のところは真偽不明の情報と見ておいた方がよさそうだ。

    しかし、このような情報が出るのも、金正恩氏が過去に粛清・処刑を繰り返してきたからに他ならない。

    (参考記事:「喜び組」出身女優の栄光と堕落…彼女はいかにして金正恩に葬られたか

    金正恩氏は2013年の12月に叔父の張成沢(チャン・ソンテク)氏を無慈悲に処刑したことを皮切りに数多くの幹部を粛清・処刑した。2015年4月には、当時の人民武力部長(防衛相)だった玄永哲氏が、文字通り人間を「ミンチ」にする高射銃で処刑された。

    (参考記事:玄永哲氏の銃殺で使用の「高射銃」、人体が跡形もなく吹き飛び…

    金正恩氏によって処刑されたのは朝鮮労働党の幹部や朝鮮人民軍の幹部だけではない。玄永哲氏が処刑された前月には、銀河水管弦楽団の総監督、40代の男性初級幹部2人、40代女性の合計4人が、スパイ罪で逮捕された韓国人男性、キム・グッキ氏と接点を持った罪で銃殺された。4人は遺体が粉々になり原型をとどめないほど凄惨な殺され方をしたと伝えられている。

    (参考記事:「家族もろとも銃殺」「機関銃で粉々に」…残忍さを増す北朝鮮の粛清現場を衛星画像が確認

    一方、北朝鮮国営の朝鮮中央通信は1日、金正恩氏が北部・慈江道(チャガンド)の工場や教育施設などを視察したと報じた。視察を報じた記事によると、金正恩氏は教育施設に備えられた体育館のシャワーの水が出ないことなどを叱責したという。

    金正恩氏は「設計と施工、管理運営がすべてうまくいっておらず、不愉快だ」と述べるなど、かなり厳しい言葉で現場の管理者たちを非難したが、気になるのはこの教育施設の担当者らの処遇である。

    金正恩氏は2015年、スッポン養殖工場を視察した際、管理不備に激怒。支配人を銃殺させてしまった。北朝鮮メディアは、金正恩氏が激怒した様子を動画で公開している。「見せしめ」を、全国民の前で行ったわけだ。

    (参考記事:【動画】金正恩氏、スッポン工場で「処刑前」の現地指導

    今回、金正恩氏に叱責された現場の担当者らがなんらかの責任が取らされることは避けられない。最悪の場合、処刑の可能性もあるのだ。今、北朝鮮では政権内だけでなく、一般社会においても不穏な空気が漂っているようだ。

  • 人体を粉々にしてその場で焼いた…金正恩式の高官処刑

    人体を粉々にしてその場で焼いた…金正恩式の高官処刑

    北朝鮮が、ハノイ米朝首脳会談の実務交渉を担当していた金革哲(キム・ヒョクチョル)国務委員会対米特別代表に交渉決裂の責任を問い、処刑していた――韓国紙・朝鮮日報がこのように報じてから1日が経過したが、北朝鮮はまだ何ら反応を見せていない。

    朝鮮日報は今回のニュースで、北朝鮮の事情に詳しい消息筋の次のような証言を伝えている。

    「金赫哲氏は今年3月、外務省幹部4人と共に調査を受け、美林飛行場で処刑されたらしい。彼らには『米帝に取り込まれ、首領を裏切った』という米帝スパイの容疑が適用された」

    これが事実ならば、やや不可解なものを感じる。北朝鮮では過去、スパイや反逆のような重罪に問われた人物を処刑する場合、国民への「見せしめ」とすべく、かなりの人数の前での公開銃殺とするのが一般的だったからだ。

    (参考記事:「死刑囚は体が半分なくなった」北朝鮮、公開処刑の生々しい実態

    そうすると、銃殺を見せられた人々の話が少しずつ海外へも漏れ伝わり、そのディテールを検証することで事実かどうかを判断できた。しかし今回の金革哲氏の処刑説を巡っては、そのような目撃談が伝わってきていない。

  • 銃殺説の北朝鮮高官、過去には「復活」していた例も

    韓国紙・朝鮮日報は31日、北朝鮮消息筋の情報として、2月末の米朝首脳会談が決裂した責任を問われ、事前交渉に当たっていた北朝鮮国務委員会の金革哲(キム・ヒョクチョル)対米特別代表が、平壌郊外の美林(ミリム)飛行場で銃殺されたと報じた。

    (参考記事:機関銃でズタズタに…金正日氏に「口封じ」で殺された美人女優の悲劇

    また、対米外交を統括してきた金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長は革命化(再教育)措置となり、金正恩党委員長の妹・金与正(キム・ヨジョン)党中央委員会第1副部長は謹慎。さらに金革哲氏らと事前交渉に当たった金聖恵(キム・ソンへ)党統一戦線部統一策略室長とシン・ヘヨン通訳官は、政治犯収容所に送られたとしている。

    このニュースは日本でも注目を集めているが、真偽は今のところ不明である。韓国統一省は「確認できない」としており、朝鮮日報以外に、独自のソースでウラを取ったメディアもない。

    脱北者で韓国紙・東亜日報の記者であるチュ・ソンハ氏は30日、自らのYouTubeチャンネルで、北朝鮮国内の情報提供者からの情報として、金聖恵氏が政治犯収容所に送られたと報じた。しかし、金革哲氏の「銃殺説」には触れていない。

    また、アジアプレスは4月24日、北朝鮮国内で「外務省幹部4人が銃殺された」とする噂が拡散していると報じているが、その時点で確認された事実はないとし、会談決裂に伴う金正恩氏の権威失墜を最小限に抑えるため、原因は外務省幹部と裏切り行為にあるとする情報を「当局が意図的に流布させる可能性がある」との分析を紹介している。

    北朝鮮に関するこうした情報に対しては、よくよく慎重に接する必要がある。

    2016年2月には、朝鮮人民軍の李永吉(リ・ヨンギル)総参謀長が処刑されたとのニュースが大きく報道されたことがあった。しかし同年5月に開催された党第7回大会に関する北朝鮮メディアの公式報道に、処刑されたはずの李永吉氏が「再登場」したのだ。同氏は降格されたものの完全に失脚したわけではなく、その後、軍総参謀長に復帰している。

    (参考記事:北朝鮮軍「処刑幹部」連行の生々しい場面

    もちろん、玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)元人民武力部長が文字通り「ミンチ」にされて殺されたように、金正恩氏が自分の意に沿わない高官を処刑してきたのは事実だ。

    (参考記事:玄永哲氏の銃殺で使用の「高射銃」、人体が跡形もなく吹き飛び…

    ただ、最近まで米国との交渉を担当してきた外交官を処刑したのが事実ならば、金正恩氏の合理的判断力に疑問を抱かせる情報と言える。だから真偽の見極めは、いっそう慎重に行う必要があると言えよう。

    ちなみに北朝鮮では、ここ数年の間、控えられていた公開処刑が再開されたとの情報がある。経済制裁のダメージにより経済難が深まる中、国内に殺伐とした空気が流れているのは事実のようだ。

    (参考記事:美女2人は「ある物」を盗み銃殺された…北朝鮮が公開処刑を再開

  • 金正恩氏、薬物問題で突然の強硬姿勢…背景に「密輸疑惑」か

    金正恩氏、薬物問題で突然の強硬姿勢…背景に「密輸疑惑」か

    北朝鮮当局が違法薬物の取り締まりのためとして、列車で移動する人々に対し異例に厳しい検査体制を敷いていると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。

    RFAの咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋によれば、「今月中旬から、咸鏡南道(ハムギョンナムド)より南に行く列車の乗客に対しては、例外なく厳重な身体検査と荷物検査が行われている。(警察の)列車常務隊が薬物を取り締まるためとして行っているものだ」という。

    咸鏡南道には、北朝鮮の覚せい剤密造のメッカとして知られる咸興(ハムン)市がある。覚せい剤乱用の拡大に手を焼く金正恩党委員長が、改めて徹底的な取り締まりを指示したのかもしれないが、住民からは「それにしても厳しすぎる」との不満の声が漏れているという。

    (参考記事:一家全員、女子中学校までが…北朝鮮の薬物汚染「町内会の前にキメる主婦」” target=”_blank”>)

    「荷物を検査しても何も出てこないのを見ると、保安員(警察官)たちは着ている服をすべて脱ぐよう強要した。いくら何でもやり過ぎだ」(前出・情報筋)

    (参考記事:コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち” target=”_blank”> )

    たしかに、これは異例と言える厳しさである。別の情報筋もRFAに対して次のように語る。

    「咸興で薬物が最も多く密造されている事実は、何もいま始まったものではない。それがここへ来て突然、当局が取り締まりを強化する理由がわからない」

    その理由についてはRFAも分析を行っていないのだが、「もしや」と思うのは次の一件との関わりだ。

    中国の公安当局は今月の初め頃、中朝国境地帯にある長白朝鮮族自治県で北朝鮮の覚せい剤密輸組織を一網打尽にした。そして公安当局の調査により、密輸組織メンバーが北朝鮮の国家保衛省の要員たちであったことが明らかとなり、両国間に緊張が走っているという。

    国家保衛省は、拷問や公開処刑などを行いながら、金正恩党委員長の恐怖政治を支える秘密警察である。

    (参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…” target=”_blank”>)

    金正恩氏の「親衛隊」とも言える国家保衛省が、組織ぐるみで覚せい剤密輸に関わっていたとすれば、北朝鮮国内での薬物汚染とは次元の違う重要性を帯びることになる。中国から「もしかしたら国家ぐるみでやっているのではないか」、との疑惑を持たれてもおかしくはないのだ。

    それでも、金正恩氏が声を枯らして薬物根絶を主張してきたことを考えれば、北朝鮮が再び国ぐるみでの薬物密輸に手を染めているとは即断できない。もしかしたら北朝鮮当局としても、中国での一件を重大視しているのだろうか。

  • 「文在寅はいずれ焼き肉になる」児童の詩集に見る北朝鮮のホンネ

    「文在寅はいずれ焼き肉になる」児童の詩集に見る北朝鮮のホンネ

    米国のトランプ大統領は日本に続き韓国を訪れる。文在寅大統領との会談も予定されており、膠着している北朝鮮との対話をどうするかが主要な議題となるだろう。

    トランプ氏の日韓歴訪に対して、北朝鮮側は今のところ反応を示していない。しかし、北朝鮮の韓国に対する態度は日増しに辛らつさを増しており、いずれ大統領訪韓にも批判的な姿勢を見せるだろう。

    (参考記事:「約束も礼儀もなく無責任」北朝鮮が文在寅政権を猛批判する理由

    一方、トランプ氏に対してはどうだろうか。金正恩氏は米国とは対立しているもののトランプ氏とは良好な関係を築いていると度々言及している。それだけに、トランプ氏個人に対する非難は抑えるだろう。昨年6月の米朝首脳会談前までは、互いに激しい罵倒合戦を繰り広げていた両者だが、今のところ自制している。

    (参考記事:金正恩vsトランプ「史上最低」の罵倒合戦が幕を開ける

    2月にベトナムのハノイで開催された米朝首脳会談が不発に終わったが、トランプ氏は金正恩氏との関係を損ねないよう言葉を慎重に選んでいる。それでも、日本と韓国は比較的に気軽に訪問しても、なかなか自分(金正恩氏)とは会えない状況に金正恩氏も内心イライラしているかもしれない。

    金正恩氏は、表向きは米韓との関係を決定的に損なわないようにしているが、北朝鮮国内ではトランプ氏、さらには文在寅氏を厳しく非難する教育を行っているようだ。

    (参考記事:「韓国は正気なのか!?」文在寅政権に北朝鮮から非難

    韓国の大手紙・朝鮮日報は今月16日、同国の東亜大学教授のカン・ドンワン教授が入手した北朝鮮の内部資料について報じた。カン教授が入手したのは「祝砲星」という子どもの詩集だ。北朝鮮の青少年の思想教育を統括する金日成・金正日社会主義青年同盟直属の「金星青年出版社」から2018年に発行された詩集は約190ページで、130編の詩が収められているという。

    タイトルからして北朝鮮の長距離弾道ミサイル(ICBM)や核爆弾を誇るものだが、「強盗の米帝の奴ら」「米国の地を丸ごと締め付けてやる」など、米国に対する過激な表現が目立つという。

    さらにトランプ氏個人に対する直接的な罵詈雑言もあるとういのだ。「吠えるトランプ」「老いぼれトランプ」「狂った犬には棒たたきのお仕置きだ」「水素爆弾を一回食らってみるか?」などだ。

    こうした表現はトランプ氏だけに向けられているのではない。文在寅氏に対しては「米国産のサプサル犬(番犬)」「死ぬことも知らずに山犬(米国)に従っている」と辛辣な表現で非難し、さらには「青瓦台の番犬は焼き肉になるだろう」など、とても子どもが創ったと思えないような内容だというのだ。

    詩集が発刊されたのは2018年。北朝鮮は米韓との友好関係を築く姿勢を見せながらも、内部的には米韓はあくまでも敵国であるとの教育を行っていたことになる。

    (参考記事:日米の「韓国パッシング」は予想どおりの展開

  • 自力更生のモデル道―江原道

    【平壌5月27日発朝鮮中央通信】朝鮮の各地で、自力更生の旗印を高く掲げて社会主義建設の新しい進撃路を開くための力強い闘いが繰り広げられている。

    この闘いの先頭に江原道が立っている。

    最近の数年間、同道では文川製鋼工場、龍潭セメント工場、元山ガラス瓶工場、元山市トウモロコシ加工工場をはじめ、30余りの単位に60余りの自力更生拠点を新しく築いて近代化したし、道の経済発展と人民の生活向上を目指す闘いで飛躍を遂げた。

    最も厳しかった試練の時期に道の経済生活の元手をもたらし、発展の上昇軌道に乗せていた日々、道内の活動家と人々は自力更生は力に余ることであるが、最も堂々として甲斐があり、栄誉のある道であることを哲理に刻みつけた。

    最高指導者金正恩党委員長は、江原道の各所を引き続き訪れて道民が金正日総書記の愛国念願、強国念願を必ず実現するという一念を抱いて英雄的に生き、闘っていくように温かく導いた。

    こんにちも、江原道の人民は自分の道を自力更生のモデル道、全国の基準道に推し立てた金正恩委員長の信頼と期待に報いるために自力更生、自給自足の旗印をより高く掲げて、経済発展と人民の生活向上に引き続き大きな力を入れている。

    現在、同道では6の軍民発電所が同時に建設されている。

    各発電所を早めて完工し、次々と新しい発電所をもっと建設して道内のエネルギー問題を完全に解決するというのが建設者と道民の高揚した熱意である。

    この勢いを緩めず、道民は大規模の野菜温室農場を自力で建設することをまたもや決意した。

    江原道の現実は、自力更生こそいかなる試練と難関の中でも最も速い発展の近道を開くようにする力強い武器であることを実証している。---

  • 電気がない北朝鮮で「エアコン爆買い」が起きる独特の事情

    電気がない北朝鮮で「エアコン爆買い」が起きる独特の事情

    ただでさえ劣悪だった北朝鮮の電力事情が、さらに酷さを増している。1日数時間しか電気が供給されない地域もあれば、電気が全く来ない地域もある。

    そんな中で、どういうわけかエアコンの輸入が急増していると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。背景には、貧富の格差拡大があるようだ。

    (参考記事:北朝鮮で「サウナ不倫」が流行、格差社会が浮き彫りに

    中国丹東の貿易業者によると、今月の半ばから、北朝鮮の貿易業者から家庭用エアコンの注文が殺到している。電力事情がよくない北朝鮮からエアコンの注文が殺到するのは非常に珍しいと業者もビックリだ。

    (参考記事:「金正恩印」のお菓子作りに失敗した5人の悲惨な運命

    「北朝鮮で本格的な夏が来るのは2ヶ月近く先なのに、このように早くからエアコンの注文が殺到しているのは非常に訝しい」(情報筋)

    エアコンの注文が殺到しているのは、季節はずれの猛暑によるものと思われる。

    北朝鮮の国営朝鮮中央テレビの20日の天気予報は、北部山間地で霜が降りると予報した一方で、24日には平壌の最高気温が31度、恵山は32度、咸興に至っては33度になると予報した。北朝鮮でこの時期のこの気温は、異常な高温現象と言える。

    注文を受けた中国の貿易会社も、あまり良い顔はしていないようだ。エアコンは国連安全保障理事会の制裁品目に含まれていて、税関は北朝鮮への輸出を厳しく制限しているからだ。

    エアコンを輸出するには、密輸業者に依頼するしか方法がないが、1台あたり500元(約7960円)から800元(約1万2700円)もの費用がかかる。その費用は北朝鮮の業者が負担するようだが、それでも摘発されれば、中国の貿易会社にも累が及ぶ。危ない橋は渡りたくないということなのだろう。

    別の業者によると、昨年は猛暑が始まった7月中旬から北朝鮮からのエアコンの注文が殺到した。猛暑は中国も同じで、商品の確保が難しく、納期に間に合わなかったとのことだ。

    「国際社会の経済制裁に加え、昨年の凶作で食糧事情も苦しく電力事情もよくない北朝鮮がエアコンを大量に注文するのは、中国の貿易業者も極めて異例のことだとの反応を示している」(業者)

    北朝鮮でも少しでも余裕のある家庭では、ソーラーパネルを設置して電気を賄っている。しかし、テレビや照明器具、扇風機を作動させるのが関の山だ。エアコンを使うにはかなり大掛かりな装置が必要となる。それでは、エアコンを輸入しているのは誰なのだろうか。

    「経済的困難のない平壌の特権層は、一般住民の暮らし向きには関心がなく、ディーゼル発電機でいつでも電気が使えるので高級家電を買い求めようとする」(脱北者のリさん)

    (参考記事:北朝鮮で「日本製の便器」が人気を呼ぶ独特の理由

    高級ブランドを買い求め、食事に何百ドルの大枚を叩く特権層にとって、電力難などどこ吹く風のようだ。

    (参考記事:北朝鮮「金持ち女性」たちの密かな楽しみ…お国の指示もそっちのけ

  • 「労働新聞」 人民大衆第一主義を徹底的に具現するのは国家建設と活動の根本原則

    【平壌5月26日発朝鮮中央通信】26日付の「労働新聞」は署名入りの論説で、こんにち、朝鮮労働党が人民大衆第一主義を徹底的に具現する問題を国家建設と活動の根本原則にしたのは革命発展の切実な要求から発したことであると強調した。

    同紙は、人民大衆第一主義を徹底的に具現するのは党と国家と人民を一つの運命共同体にいっそう固く結合させるための根本要求であり、人民の革命的熱意と創造的力を最大に発揮させて社会主義建設を速めるための必須の要求であると明らかにした。

    また、幹部の中で人民の利益を侵害するあらゆる否定的現象を決定的に根絶するための重要な要求であると指摘し、次のように強調した。

    こんにち、朝鮮労働党と国家にとって人民への滅私奉仕は革命的党風、国風となっている。

    人民の痛みを癒すためには億万金も惜しまないのが、わが党と国家の活動方式である。

    党と国家は人民のために滅私奉仕し、人民は党と国家に自分の運命と未来を全的に委ねて真心を尽くして従うのが人民大衆第一主義が具現された社会主義朝鮮の真の姿である。

    党の構想と決心であるなら山も移し、海も埋めて勇敢無双に突進する全人民の英雄的闘争があるので、チュチェ朝鮮は新たな進軍速度、マンリマ(万里馬)速度で疾風のごとく駆けていくであろう。---

  • 朝鮮にロシア政府が小麦を寄贈

    【平壌5月25日発朝鮮中央通信】朝鮮にロシア政府が世界食糧計画(WFP)を通じて寄贈する小麦が25日に到着した。---

  • 大マスゲーム・芸術公演「人民の国」が平壌で行われる

    【平壌5月26日発朝鮮中央通信】大マスゲーム・芸術公演「人民の国」が、平壌で行われる。

    公演は、綾羅島のメーデー・スタジアムで6月初めから10月中旬まで行われる。---

  • 世界工学界の耳目を引く無ニッケル冷間鋳鉄溶接棒

    【平壌5月24日発朝鮮中央通信】朝鮮のポウン溶接技術貿易会社で生産される無ニッケル冷間鋳鉄溶接棒が学界と専門家の大きな耳目を集中させている。

    近年、電力、金属、船舶工業をはじめ、人民経済の各部門でこの溶接棒は実践的にその優越性が実証された。

    北倉火力発電連合企業所をはじめ多くの単位では、この溶接棒で破損した各種の機械製品を再生して大きな実利を得た。

    ハン・ウォンナム社長は、無ニッケル冷間鋳鉄溶接棒は自らの技術と国内の原料で開発したと述べ、次のように語った。

    100%チュチェ化された無ニッケル冷間鋳鉄溶接棒は、ニッケル溶接棒に比べて溶接の継ぎ目で熱影響がほとんどないので溶接材質の硬度が変わらず、スラグの流性と離脱性など、全ての技術的指標が優れている。

    大型鋳鉄構造物の溶接と横向溶接、立向き溶接、上向溶接も意のままにできる。

    鋳鉄対鋼鉄、鋳鉄対ステンレス、銅対ステンレスなど、相異なる材質の金属製品を遜色なく冷間溶接する。

    無ニッケル冷間鋳鉄溶接棒生産の物質的・技術的土台を立派に整えた弊社は、機械生産、造船、特注設備の組み立て、橋梁建設などで提起される溶接棒の需要を十分に満たすことができる。

    すでに、国内特許に登録されたこの溶接棒製作技術は、国際特許協力条約機構(PCTWO)に2011/096598A1として登録され、チュチェ97(2008)年9月、中国国際特許技術および商品交易会で金賞を受賞した。---

  • 2019年FINA飛び込みで朝鮮選手らが好成績

    2019年FINA飛び込みで朝鮮選手らが好成績

    【平壌5月23日発朝鮮中央通信】2019年国際水泳連盟(FINA)飛び込み世界巡回競技大会で、朝鮮選手たちが好成績をあげた。

    カナダ、ロシア、英国で行われた今回の競技大会で朝鮮選手たちは、2の金メダルと5の銀メダル、2の銅メダルを獲得した。

    カナダで行われた女子10メートル高飛び込みシンクロで朝鮮のキム・ミレ、チョ・ジンミが、ロシアで行われた女子10メートル高飛び込みでキム・ミレが各々1位をした。

    ヒョン・イルミョン、チョ・ジンミはカナダ、ロシア、英国で行われたミックス10メートル高飛び込みシンクロで、キム・ミレ、チョ・ジンミはロシア、英国で行われて女子10メートル高飛び込みシンクロで各々銀メダルを、キム・ミレはカナダ、英国で行われた女子10メートル高飛び込みで銅メダルを授かった。

    朝鮮選手たちが23日、帰国した。---

  • 陽徳温泉観光地区の建設を力強く進める

    【平壌5月24日発朝鮮中央通信】朝鮮の平安南道陽徳郡にある温泉観光地区が、速いスピードで建設されている。

    療養区画、休養区画、総合サービス区画、旅館区画などに分かれている観光地区の建設場で、70余日間に8万8000余立方メートルの骨組み築造工事が行われ、スキー走路が形成された。

    温泉観光地区への新しい道路と鉄道の建設も、速いスピードで進められている。

    道路建設者たちは、すでに40余キロの路盤工事と3万余平方メートルの川岸擁壁石積み工事、土の削り取り擁壁工事、数万メートルの溝工事を行ったし、8000余株の良種の街路樹を植えた。

    鉄道建設者たちも、科学技術と先進工法を積極的に活用して短期間に80余万立方メートルの土量を処理し、数十の小構造物とトンネル、鉄橋の建設、路盤工事を立体的に推し進めて成果を拡大している。---

  • 「人民経済の部門別・職種別技能工競技大会―2019」が開幕

    【元山5月23日発朝鮮中央通信】「人民経済の部門別・職種別技能工競技大会―2019」が、開幕した。

    武力部門、省・中央機関、各道人民委員会の部門別・職種別技能工競技で選抜された200人余りの優秀な技能工が参加して壁塗り、木工、溶接、板金、旋盤の種目に分かれて競技を行う。

    開幕式が23日、江原道芸術劇場であった。

    全光虎内閣副総理などと省・中央機関、元山市内の機関、企業の活動家、市民がこれに参加した。---

  • 「前科者から英雄が出た」反権力殺人に喝さい送る北朝鮮国民

    「前科者から英雄が出た」反権力殺人に喝さい送る北朝鮮国民

    北朝鮮の各市・郡には、人民委員会(自治体)の法務部と保安署(警察署)がそれぞれ管理する労働鍛錬隊が設置されている。軽犯罪者を教育改造するため、短期間の労働に従事させる収容施設だ。その内部では、受刑者たちが飢餓と幹部の暴行に苦しんでおり、住民の怒りの対象になっている。

    米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が平安南道(ピョンアンナムド)の情報筋の話しとして伝えたところによると、「今年4月、介川(ケチョン)の労働鍛練隊で受刑者に日頃から暴行を働いていた40代の男性指導員が、真夜中の帰宅途中に殺害された」という。指導員はバイクに乗って家に向かう途中、道端に隠れていた1人の青年が振り回した凶器に頭を強打され、その場で死亡したとのことだ。青年はこの労働鍛練隊の元受刑者で、指導員に相当な怨みを抱いていたとのことだ。

    北朝鮮では、こうした報復殺人が横行している。

    (参考記事:濡れ衣の女性に性暴行も…悪徳警察官「報復殺人」で70人死亡

  • 金正恩外交に失望した「美貌のウェイトレス」たちの怒りと悲しみ

    金正恩外交に失望した「美貌のウェイトレス」たちの怒りと悲しみ

    北朝鮮の金正恩党委員長は4月24日から26日まで、初めてロシアを訪問し、プーチン大統領と会談するなどした。その成り行きを、固唾を飲んで見守る人々がいた。ロシアに外貨稼ぎに出た北朝鮮の人々である。

    米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が、現地の高麗人(朝鮮系ロシア人)の情報筋の話として伝えたところでは、労働者たちは首脳会談の場で経済協力の約束をロシアから取り付け、国家への上納金を減額してくれることに期待していたのだ。ところが、首脳会談の成果ははかばかしいものではなかった。そして国からもたらされたのは、上納金の減額どころか増額要求だった。労働者たちは一様に悲しみに暮れ、また理不尽な仕打ちへの怒りを募らせているという。

    ロシアには、北朝鮮レストランの「看板娘」である美人ウェイトレスたちや、建設現場などで働く北朝鮮男性たちがいる。

    (参考記事:美貌の北朝鮮ウェイトレス、ネットで人気爆発

    ===怒れる男たちの乱闘===

    彼らの置かれた労働環境は過酷である。先月から今月にかけて、ウラジオストク市と西シベリアのケメロボ市内で2人の建設労働者が自ら命を絶った。

    ケメロボでの一件を伝えたRFAによれば、自殺の理由は次のようなものだ。

    「汗水たらして働いても貯金できず、手ぶらで帰国することとなったこの労働者は、生活苦を悲観して自殺した」

    北朝鮮から海外に働きに出るには、当局の担当者にかなりの額のワイロを積まなければならない。そのためトンジュ(金主、新興富裕層)や親戚、友人から多額の借金をするケースがほとんどだ。かなりの額であっても、以前は海外に出て働けば返済は可能だった。さらに、帰国後の商売の元手も貯められるので、数年苦労すれば貧しい暮らしから脱出することもできた。

    ところが、この数年ですっかり風向きが悪くなってしまった。国連安全保障理事会の制裁決議2397号は、自国に滞在する北朝鮮労働者を今年末までに送り返すことを義務付けている。

    かつては3年から5年の労働ビザが発給され、滞在期間中にある程度貯金ができたが、今では3ヶ月の研修ビザや観光ビザで出入国を繰り返すしかないため、カネが貯まらない。

    (参考記事:【写真】金正恩氏の新たな商売「女子大生派遣ビジネス」の現場

    それに加えて労働者を苦しめるのが、国が要求する多額の上納金だ。

    「ロシアに派遣された北朝鮮労働者が自殺や脱北などの極端な選択をする理由は、(北朝鮮)当局から押し付けられた上納金の圧迫と、借金に苦しめられる生活苦だ」

    一方、一部の労働者たちの間では、当局の搾取に対する怒りが高まりつつあるという。

    「個人の事情を考えず、外貨稼ぎのノルマを叫ぶばかりの北朝鮮当局を見ると、現代版の奴隷を連想させる」(RFAの情報筋)

    こうした怒りが鬱積したためか、ロシア国内では北朝鮮労働者とほかの外国人労働者との乱闘事件も起きている。

    (参考記事:【動画】北朝鮮労働者とタジキスタン労働者、ロシアで大乱闘

    北朝鮮では、権力や権力者とのコネに縁遠い庶民や地方の人々は、外国にでも出て商売の元手を貯めるなどしなければ、貧困から脱出する方法がみつからないのだ。

    (参考記事:コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち

    金正恩体制の無謀な核兵器開発は、そうした数少ないチャンスまで奪ってしまった。独裁体制のやりたい放題のツケは、結局は弱い立場の人々が払わされるのだ。

  • 「労働新聞」 全ての部門、全ての単位で科学的な発展戦略を立ててより高く飛躍しよう

    【平壌5月13日発朝鮮中央通信】13日付の「労働新聞」は社説で、こんにちの現実は全ての部門、全ての単位で科学的な発展戦略に徹底的に基づいて前進し、飛躍していくことを求めていると明らかにした。

    同紙は、全ての部門、全ての単位で科学的な発展戦略を立てるのは革命と建設で絶え間なく成果を収めるための優先的な事業だとし、次のように指摘した。

    自分の部門、自分の単位の現実態と世界的発展趨勢に即して、そして内部の予備と可能性、潜在力を最大限に引き出して利用する原則に基づいて展望的な発展戦略を科学的に立て、頑強に執行してこそより速く、より高く前進し、飛躍することができる。

    各単位の事業を発展させるうえで国家的な指導と支援も重要であるが、基本は主人が自分の役割を果たさなければならない。

    朝鮮労働党は、全ての部門、全ての単位が世界を見て自分の発展戦略を正しく立て、より高く飛躍していくことを求めている。

    みんなが自分の部門、自分の単位を世界的水準に押し上げるための発展戦略を科学的に立てて、社会主義建設の新しい進撃路を力強く開いていこう。---

  • 「逮捕者を拷問して殺している」米国の非難に北朝鮮が反発

    「逮捕者を拷問して殺している」米国の非難に北朝鮮が反発

    米国務省は6日、毎年恒例の「北朝鮮自由週間」(今年は4月28日~5月4日)に合わせ、「数十年間、北朝鮮政権は住民の人権と根本的な自由を残酷に侵害してきた」などとする報道官声明を発表した。

    北朝鮮自由週間の期間中、脱北者団体のメンバーら20人余りが渡米。ワシントンDCでの会合にホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)や国務省、議会関係者を招待して北朝鮮の人権侵害状況について説明した。国務省の声明は、これを受けて出されたものでもある。

    声明はまた、北朝鮮の政治犯収容所では10万を超える人々が苦痛を受けていて、抑圧的な環境から脱北しようとする者が捕まれば拷問されたり殺害されたりするとも指摘した。

    (参考記事:9歳女児を待つ残酷な運命…北朝鮮に強制送還の危機

    これに、北朝鮮は猛反発した。北朝鮮外務省傘下の米国研究所政策研究室長は11日、朝鮮中央通信の質問に答える形で「米国務省が発表した公報文(声明)は虚偽とねつ造で一貫した詭弁」だと指摘。「これを通じて米国は、真に朝米関係の改善を願わず、わが体制を転覆するための機会だけをうかがっているという下心をさらけ出した」と主張している。

    しかしハッキリ言って、この程度の非難合戦は、米朝関係における人権問題の潜在的重大さに比べてみたとき、まだまだ低いレベルに収まっていると見るべきだ。

    国務省の声明が発表されたのは、「北朝鮮版イスカンデル」として知られるようになった短距離弾道ミサイルの1回目の発射を行って2日後だ。そのため一部には、この声明がミサイル発射に対する意趣返しと見る向きもあるようだが、真相はわからない。

    だが、米国が北朝鮮に対し、「人権カード」を持っているのは確かだ。トランプ政権はその性格から、このカードを積極的に使うことをしてこなかっただけであり、議会などでは北朝鮮の人権問題を巡り様々な動きが続いている。

    (参考記事:北朝鮮女性、性的被害の生々しい証言「ひと月に5~6回も襲われた」

    トランプ政権がこのカードを本気で持ち出せば、米朝対話は完全にとん挫することもあり得る。だからしばらく、そのような「奥の手」を使うことには慎重であるはずだ。

    一方で北朝鮮国内では、制裁の影響による経済難で社会秩序が乱れているためか、公開処刑が再開されたとの情報がある。その事実が確認されれば、国際社会の対北人権圧力はいっそう強まらざるをえない。

    (参考記事:美女2人は「ある物」を盗み銃殺された…北朝鮮が公開処刑を再開

    米国政府が意図せざるとも、非核化を巡る交渉停滞は、必然的に北朝鮮の人権問題に注目を集めていく流れにつながるかもしれない。

    (参考記事:北朝鮮、脱北者拘禁施設の過酷な実態…「女性収監者は裸で調査」「性暴行」「強制堕胎」も

  • 人民経済の先行部門、基礎工業部門で5カ年戦略目標の遂行に拍車

    【平壌5月10日発朝鮮中央通信】朝鮮の人民経済先行部門、基礎工業部門で、国家経済発展5カ年戦略目標の遂行に拍車をかけている。

    これまでの3年間、かなりの成果を収めた人民経済の先行部門、基礎工業部門では今年も提示された目標を達成するために継続革新を起こし、継続前進している。

    電力工業部門では、各発電所の生産施設を整備、補強し、技術改造を促して電力を増産するための闘いが繰り広げられている。

    各地で、漁郎川発電所と端川発電所をはじめとする発電所の建設が推進され、風力と潮水力、生物質と太陽エネルギーによる電力生産を増やし、自然エネルギーの利用範囲を拡大し続けるための活動が展開されている。

    順川と徳川、北倉地区の炭田をはじめ、各地の炭鉱の炭坑夫は埋蔵量が多くて採掘条件の有利な採炭場を探し出して人民経済の各部門により多くの石炭を送るための生産突撃戦を繰り広げている。

    また、柔軟軸を用いる切り羽装備と空気式回転ドリル、0.8立方メートル空気積載機と各種のスクレーパーコンベヤ、多機能化された慣性式積載運搬設備を製作、導入するなど、坑内作業の総合機械化、運搬の多様化を実現するために努めている。

    金策製鉄連合企業所をはじめとする複数の金属工場では、主体化の成果を強固にし、製鉄、製鋼、圧延工程の技術装備水準を高めるなど、金属工業の物質的・技術的土台をいっそう固めて鉄鋼材の生産を拡大している。

    鉄道運輸部門でも、5・18無事故定時牽引超過運動の炎を高く掲げて大高揚作業場ごとに多くの貨物を運んでおり、化学工業部門ではC1化学工業創設のための重要建設を積極的に推し進め、チュチェ肥料とビナロン、基礎化学製品の生産を増やしている。---

  • 農業と山林部門に効能の高い植物成長促進剤を広く導入

    【平壌5月9日発朝鮮中央通信】朝鮮の農業部門と山林経営部門で楽園連運技術交流社の研究者らが開発した効能の高い植物成長促進剤に対する需要が高まっている。

    近年、黄海南道と平安南道、咸鏡南道をはじめ全国の多くの単位でこの植物成長促進剤を施肥して実践で効果をあげた。

    同製品は穀物と野菜作物、苗木などの植物の成長を促進し、収量を高める栄養液である。

    この促進剤を使用した複数の農場では不利な天気条件と環境の下でも種子の発芽率が高まり、作物の根の活性が強化されたし、光合成が促進されて農作物が丈夫に育ってヘクタール当たりの収穫が増えたという。

    冷気・湿気と干ばつ、塩気を克服する力も強まったという。

    世界知的所有権機関(WIPO)は去る4月、この植物成長促進剤をたいへん価値ある発明と認めた。---

  • 制裁下の北朝鮮で「ヤクザ勢力」が台頭…警察と癒着、利権握る

    制裁下の北朝鮮で「ヤクザ勢力」が台頭…警察と癒着、利権握る

    国際社会による制裁が続く中、経済難の深刻さが増す北朝鮮で「ヤクザ勢力」が台頭しているもようだ。

    米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は6日、平安北道(ピョンアンブクト)の消息筋らの話として、「新義州(シニジュ)で数十万ドルの資金を元手に高利貸しをしている業者は、すべて暴力団と手を握っている。暴力団は返済の滞った債務者に対し、あらゆる暴力と脅迫を行使している」と伝えた。

    北朝鮮にも、かなり前から暴力団は存在しており、乱闘騒ぎもときどき起きている。

    (参考記事:【実録 北朝鮮ヤクザの世界(上)】28歳で頂点に立った伝説の男

    彼らの抗争がどれほど凄まじいものであるかは、昨年3月にロシアの地方都市で発生した北朝鮮労働者とタジキスタンの労働者の乱闘の様子を見ればわかる。Vesti.ruが公開した動画は、まるでヤクザ映画のようなド迫力である。

    (参考記事:【動画】北朝鮮労働者とタジキスタン労働者、ロシアで大乱闘

    前出の消息筋によれば、「今年に入り、外貨稼ぎ事業所や貿易商はビジネスが上手く行かず、資金難に苦しんでいる。そこで、トンジュ(金主=新興富裕層)から高利のカネを借りて新たな商売に挑戦しているのだが、トンジュは毎月元金の5%〜10%に達する利子の支払いを求めている。支払いが滞った債務者に対しては、暴力団を動員して強制的に取り立てている」という。

    また別の消息筋によれば、このような取り立てを行った場合、暴力団は回収した額の30%を報酬として受け取る。そのため、暴力団は「数十万ドルの資金を高利貸しで運用しているトンジュ数人から回収を請け負うだけで、十分な資金を確保することができる」とのことだ。

    ではいったい、保安署(警察署)などの司法機関は何をしているのか。

    「暴力団はこうして稼いだカネで司法機関の幹部を買収している。そうして地域内の利権を握り、好き勝手に暴力を振るっているのだ」(消息筋)

    つまりは警察と暴力団がグルになっているというわけだ。これでは、庶民は何も頼りにすることができない。北朝鮮では昨年1年間に、悪徳警察官らが70人も報復殺人で犠牲になったというが、それも不思議ではない状況があるということだろう。

    (参考記事:濡れ衣の女性に性暴行も…悪徳警察官「報復殺人」で70人死亡

    北朝鮮でも富裕層と貧困層の格差拡大が進んでいるが、今や来るところまで来てしまった観がある。

    (参考記事:北朝鮮で「サウナ不倫」が流行、格差社会が浮き彫りに

  • 「使えるのは1日たった3時間」北朝鮮の電力難、制裁で悪化

    「使えるのは1日たった3時間」北朝鮮の電力難、制裁で悪化

    北朝鮮は慢性的な電力難の状態にあるが、最近の一時期は改善の兆しも見えていた。しかし国際社会の制裁が長引くにつれ、各地から電力事情の悪化が伝えられている。

    平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内部情報筋は、首都・平壌郊外の流通の拠点、平城(ピョンソン)の電力事情を伝えた。現地では朝に1時間、夜に2時間、合わせて1日3時間だけ電気が供給されており、朝は電気が来ないこともしばしばある。

    (参考記事:「金正恩印」のお菓子作りに失敗した5人の悲惨な運命

    これが今後、さらに悪化する見通しとなっている。理由は「田植え戦闘」だ。

    北朝鮮では、都市住民を大量に農村に送り込み、一気に田植えを済ませる「田植え戦闘」が行われるが、当局はそれが本格化する今月中旬から電気を農村に優先的に供給する。そうなると、都市部には電気が来なくなってしまうのだ。

    (参考記事:北朝鮮の中高生「残酷な夏休み」…少女搾取に上納金も

    金氏一家の銅像などをライトアップするために使われる電気を供給する1号線と呼ばれる系統は電力供給が保たれているが、それ以外は工場にも一般家庭にもまともに電気が来ていない状況だ。

    実は平城の電力事情は昨今、改善しつつあった。市内を走るトロリーバスは長年開店休業状態だったが、2017年末から本数が増加、昨年からはほぼ正常レベルの運行に戻っていた。

    しかし、冬頃から状況が悪化したようだ。「2月16日(光明星節、金正日総書記の生誕記念日)にも電気が3時間しか供給されなかった」という現状を考えると、トロリーバスの運行は再び止まったものと思われる。

    大活躍しているのがソーラーパネルだ。北朝鮮の家庭の多くが自宅にソーラーパネルを設置し、不足する電気を補っている。しかし、「照明やテレビを数時間使うのがやっと」(情報筋)で、冷蔵庫や洗濯機などはとても使えない。

    (参考記事:【北朝鮮国民インタビュー】「国が電気を供給してくれていた時代に未練はない」

    これに対して国営メディアは、石炭の増産が解決策だと主張している。

    朝鮮労働党機関紙・労働新聞は先月8日の社説で「電力生産の基本は火力による電力増産だ」「火力発電所をフル稼働するには石炭生産を確固とした前提にさせなければならない」と主張した。

    これに対して住民の間からは「問題は石炭生産ではなく、発電所設備の改善」との指摘が上がっていると情報筋は伝えた。順川(スンチョン)と北倉(プクチャン)の火力発電所は、それぞれ1基しか発電機が使えない状況だという。つまり、設備の老朽化が問題ということだ。また、老朽化が今ほど進んでおらず石炭生産が順調だった1980年代でも、電気を満足に使えたことはなかったというのが、現地住民の証言だ。

    北朝鮮の内部文書にも、発電設備の老朽化を示す数字が記されている。

    週刊エコノミスト5月7日号が報じた、北朝鮮の極秘文書「国家経済発展戦略)(2016〜2020年)によると、発電設備の現存能力は設備の7割の518万キロワットに過ぎず、2014年の生産実績も518万キロワットに過ぎない。これでも2003年から2013年の年平均244万キロワットに比べたら改善したものだ。

    これに対して北朝鮮は水力だけでも2022年までに600万キロワットの設備を増やし、火力は150万キロワット以上、自然エネルギーは30万キロワット以上の供給量を確保する方針を示しているが、昨今の電力事情は計画通りに進んでいないことを示している。

    (参考記事:北朝鮮で「ダム崩壊」の危機…軍兵士らの死亡事故も多発

  • ねらわれた9歳女児…金正恩「拷問部隊」の非道な手口

    ねらわれた9歳女児…金正恩「拷問部隊」の非道な手口

    北朝鮮と中国当局が最近、脱北者を摘発するためにスパイを活用しているとの情報が出てきた。

    米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)は2日、複数の消息筋の話に基づき、中国国内に潜伏する脱北者と彼らを手引きしたブローカーを探し出すため、協力を強化していると伝えた。それによると、北朝鮮当局の指図を受けた北朝鮮人が、国境を越える人々のグループに浸透して脱北者とブローカーのネットワークを把握し、中国当局が一網打尽にする事例が増えているという。

    先月末には9歳の女児を含む7人の脱北者が中国当局に摘発されたとの情報があるが、この人々もまた、こうした方法で摘発されたらしいとのことだ。

    (参考記事:9歳女児を待つ残酷な運命…北朝鮮に強制送還の危機

    北朝鮮でこうした作戦を担当するのは、国家保衛省である。拷問や公開処刑、政治犯収容所の運営などを担当する、泣く子も黙る秘密警察である。

    国家保衛省は近年、中国に潜伏する脱北者を摘発したリ、韓国に逃れた脱北者を強制的に帰国させたりするオペレーションに血道を上げてきた。それはもちろん、金正恩党委員長の命を受けたものである。

    (参考記事:美人タレントを「全身ギプス」で固めて連れ去った金正恩氏の目的

    金正恩氏は最近、軍内での女性兵士に対する虐待を止めさせるよう指示するなど、一部の面においては人権に配慮しているかのような所も見られる。

    (参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為

  • 金正恩氏「最愛の妹」身辺に異変か…「米朝決裂で問責」指摘も

    金正恩氏「最愛の妹」身辺に異変か…「米朝決裂で問責」指摘も

    北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の妹・金与正(キム・ヨジョン)党中央委員会第1副部長について、各方面で異変説が指摘されている。

    まず、米ニュースサイトのビジネスインサイダー(英字版)が2019年4月16日付で、金与正氏が北朝鮮の権力中枢から遠ざけられた可能性を指摘した。たしかに金与正氏は、4月11日の最高人民会議第14期第1回会議に代議員として参加したが、公式の場で姿が確認されたのはこれが最後だ。北朝鮮メディアが公開した政治局委員33人の団体写真にも写っておらず、故金日成主席の誕生日(4月15日)に際し、金正恩氏が幹部たちを引き連れて錦繍山太陽宮殿を参拝した際にも、その姿は見られなかった。

    彼女が今や、金正恩氏の側近中の側近であることを考えれば、不自然な出来事ではある。

    (参考記事:「急に変なこと言わないで!」金正恩氏、妹の猛反発にタジタジ

    さらに、金正恩氏のロシア訪問に随行しなかったことが、異変説の拡散に拍車をかけた。金与正氏は過去3回の南北首脳会談や2回の米朝首脳会談では、常に金正恩氏の身近にいて補佐していたからだ。

    そもそも金与正氏は、兄の「動線」を管理しながら出世の階段を上ったとも言われている。北朝鮮が核・ミサイル実験を繰り返していた時期、米韓は北朝鮮指導部に対する「斬首作戦」の導入を公言していた。それでなくとも、金正恩氏には一般人と同じトイレを使うことが出来ないという状況もある。そんな条件下で金正恩氏の動きを取り仕切る事ができるのは、やはり信頼できる身内しかいなかったのかもしれない。

    (参考記事:金正恩氏が一般人と同じトイレを使えない訳

    それを考えると、やはり彼女がロシア訪問に同行しなかった理由が気になる。実際、北朝鮮側はロシアで「儀典上のミス」を繰り返していた。たとえば25日午後、金正恩氏とロシアのプーチン大統領が初めて会った際には、金正恩氏の上着のベント部分がせり上がっていた。

    これについて、韓国紙・朝鮮日報は北朝鮮の内部事情に詳しい消息筋の話として、「金正恩氏の身体に唯一触れることができる金与正氏が現場にいなかったので起こったようだ」と伝えている。そんな重要人物を外すのだから、そこにはそれなりの理由があるはずだ。

    北朝鮮専門家の間からは、彼女が党宣伝扇動部に籍を置いていることから、「対米交渉などでの宣伝戦に失敗した責任を問われたのではないか」との指摘が出ている。確かに、金正恩時代に入ってからの北朝鮮のメディア戦略は、金正日総書記の時代とは大きく異なるものになっている。そこに、最高指導者の妹として発言力があり、若さも兼ね備えた金与正氏のセンスが反映されている可能性はある。

    (参考記事:北朝鮮が日本に異例の「ありがとう」伝達…金正恩氏ら兄妹のメディア戦略

    2月末にベトナム・ハノイでの2回目の朝米首脳会談が決裂するまで、北朝鮮メディアの論調にはどこか楽観的な雰囲気が漂っていただけに、金与正氏が兄や周囲から「甘かった」と指摘される余地はあるかもしれない。

    しかし果たして、金正恩氏がそうした理由をもって、金与正氏を完全に遠ざけてしまうかは疑問だ。金正恩氏が妹を相当、大事にしてきたことは、つとに知られている。大事にし過ぎて、彼女の友人を大量失踪させる事件まで起こしたことがあるほどだ。

    (参考記事:金正恩氏実妹・与正氏の同級生がナゾの集団失踪

    金与正氏の「不在」には、健康不安などほかの様々な要因も考えられる。見極めるには、もうしばらくの観察が必要と言える。

  • 北朝鮮「36人死亡」のバス大惨事、燃料節約が原因か

    北朝鮮「36人死亡」のバス大惨事、燃料節約が原因か

    先月22日に北朝鮮の黄海北道(ファンヘブクト)で起きた交通事故は、中国人観光客ら36人が死亡する大惨事となった。事故の原因については、当時降っていた大雨の影響が指摘されているが、その一方では間接的に経済制裁が影響したのではないかとの声も上がっている。

    北朝鮮事情に精通した中国の消息筋は、中国の北朝鮮専門旅行会社の担当者の話として、事故の原因はドライバーの惰性運転と、運転ミスにあると伝えた。

    自動車を運転するときに、下り坂などでギアをニュートラルに入れ、エンジンを完全に切ると、燃料を節約できる。

  • 金正恩氏が恐怖の「思想検閲」指示…米朝首脳会談の失敗で

    金正恩氏が恐怖の「思想検閲」指示…米朝首脳会談の失敗で

    北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が最近、党統一戦線部の思想検閲を実施するよう、党組織指導部に指示を下したと、デイリーNKの内部情報筋が伝えてきた。対米・対韓国外交で所期の目的を達成できなかったことに対する批判と懲罰を通じ、統一戦線部の思想を検閲するよう命じたという。

    情報筋によれば、金正恩氏は今月10日、組織指導部に対し、直接指示を出したという。金正恩氏は、統一戦線部の幹部と実務スタッフたちが米国の戦略を見誤ったためにベトナム・ハノイでの米朝首脳会談が決裂したと指摘。特に、統一戦線部と外務省が「これは私の仕事、これはあなたの仕事」という風に縦割りで動いた結果、韓国政府との対南事業でも足踏みを続けている――と問題視したとのことだ。

    北朝鮮では過去、失政が露呈するたびに、こうした検閲が繰り返されてきた。その結果、すべての責任を負わされた幹部が処刑されたこともある。

    (参考記事:【動画】金正恩氏、スッポン工場で「処刑前」の現地指導

    またそこまで行かずとも、「革命化」などの処分が下された例は枚挙に暇がない。革命化とは再教育のことだが、その内容は、いくつか講義を受ければ済むような生易しいものではない。贅沢に慣れた幹部が僻地の農村や工場に追いやられ、ボロボロになるまで重労働を強いられることもあるのだ。

    (参考記事:側近「激ヤセ写真」に見る金正恩式「再教育」の恐怖

    韓国の情報機関・国家情報院は24日、国会情報委員会に対し、これまで統一戦線部長を兼務していた金英哲(キム・ヨンチョル)党副委員長がその任から外れ、新たな部長にはチャン・グムチョル氏が就任したもようだと報告した。

    これらの情報がすべて事実ならば、思想検閲の件と部長交代は無関係ではなかろう。実際、チャン・グムチョル氏の党中央委員会の「部長」への就任が明らかにされたのは、10日に開かれた党中央委員会第7期第4回総会でのことだった。前述したとおり、金正恩氏が思想検閲を指示されたとされる日と、同じ日付である。

    では、統一戦線部長から外された金英哲氏は、処刑あるいは粛清されてしまうのか。「それはないだろう」というのが北朝鮮ウォッチャーの大方の見方だ。

    そもそも、統一戦線部は対韓国や対日本を専門としてきた機関であり、対米外交の担当部門ではない。それにもかかわらず金英哲氏が対米外交の前面に出たのは、マイク・ポンペオ米国務長官のカウンターパートを務める必要があったからだ。ポンペオ氏が最初に訪朝した際の肩書は中央情報局(CIA)長官だった。そのため自然と、北朝鮮の諜報工作機関である偵察総局長を歴任した金英哲氏に白羽の矢が立つ形になったのだ。

    しかし、こと対米外交については、経験も情報も人材も、統一戦線部より外務省に蓄積がある。情報筋によれば、金正恩氏は統一戦線部と外務省の「縦割り」を批判したというが、それは金英哲氏や外務省の幹部たちにとっては酷な話だ。なぜなら北朝鮮の行政機関が極端な縦割りになっているのは、独裁体制に挑戦する勢力が出てこないよう、情報と権力を最高指導者に集中させるためだからである。

    確かに、金英哲氏が金正恩氏のロシア訪問に同行しなかったばかりか、送迎の場でも姿が確認されなかった理由は気になる。それでも、同氏がただちに党副委員長から降格されたり、国務委員から外されたりするようなことはないように思える。なぜならそれをしてしまうと、金正恩氏は自ら、ハノイでの米朝首脳会談が大失敗だったことを認める形になってしまうからだ。

    (参考記事:「死刑囚は体が半分なくなった」北朝鮮、公開処刑の生々しい実態