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  • 金正恩氏、薬物問題で突然の強硬姿勢…背景に「密輸疑惑」か

    金正恩氏、薬物問題で突然の強硬姿勢…背景に「密輸疑惑」か

    北朝鮮当局が違法薬物の取り締まりのためとして、列車で移動する人々に対し異例に厳しい検査体制を敷いていると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。

    RFAの咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋によれば、「今月中旬から、咸鏡南道(ハムギョンナムド)より南に行く列車の乗客に対しては、例外なく厳重な身体検査と荷物検査が行われている。(警察の)列車常務隊が薬物を取り締まるためとして行っているものだ」という。

    咸鏡南道には、北朝鮮の覚せい剤密造のメッカとして知られる咸興(ハムン)市がある。覚せい剤乱用の拡大に手を焼く金正恩党委員長が、改めて徹底的な取り締まりを指示したのかもしれないが、住民からは「それにしても厳しすぎる」との不満の声が漏れているという。

    (参考記事:一家全員、女子中学校までが…北朝鮮の薬物汚染「町内会の前にキメる主婦」” target=”_blank”>)

    「荷物を検査しても何も出てこないのを見ると、保安員(警察官)たちは着ている服をすべて脱ぐよう強要した。いくら何でもやり過ぎだ」(前出・情報筋)

    (参考記事:コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち” target=”_blank”> )

    たしかに、これは異例と言える厳しさである。別の情報筋もRFAに対して次のように語る。

    「咸興で薬物が最も多く密造されている事実は、何もいま始まったものではない。それがここへ来て突然、当局が取り締まりを強化する理由がわからない」

    その理由についてはRFAも分析を行っていないのだが、「もしや」と思うのは次の一件との関わりだ。

    中国の公安当局は今月の初め頃、中朝国境地帯にある長白朝鮮族自治県で北朝鮮の覚せい剤密輸組織を一網打尽にした。そして公安当局の調査により、密輸組織メンバーが北朝鮮の国家保衛省の要員たちであったことが明らかとなり、両国間に緊張が走っているという。

    国家保衛省は、拷問や公開処刑などを行いながら、金正恩党委員長の恐怖政治を支える秘密警察である。

    (参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…” target=”_blank”>)

    金正恩氏の「親衛隊」とも言える国家保衛省が、組織ぐるみで覚せい剤密輸に関わっていたとすれば、北朝鮮国内での薬物汚染とは次元の違う重要性を帯びることになる。中国から「もしかしたら国家ぐるみでやっているのではないか」、との疑惑を持たれてもおかしくはないのだ。

    それでも、金正恩氏が声を枯らして薬物根絶を主張してきたことを考えれば、北朝鮮が再び国ぐるみでの薬物密輸に手を染めているとは即断できない。もしかしたら北朝鮮当局としても、中国での一件を重大視しているのだろうか。

  • 日本の「軍事大国化」に震える韓国と北朝鮮

    日本の「軍事大国化」に震える韓国と北朝鮮

    韓国紙・朝鮮日報(日本語版)は29日、「軽空母、ステルス戦闘機…急速に進む日本の軍事大国化」と題した記事を掲載した。

    同紙は「日本は既に軍事大国として評価されている。太平洋戦争時に空母を保有していたため、伝統的に海軍力が強い。日本は、長期的にはDDH4隻を全て軽空母に改造する計画だ」と指摘。また、「日本は、今後10年以内にF35戦闘機を計147機(F35Aが105機、F35Bが42機)運用するという立場だ。米国を除くと、世界で最も多くのF35ステルス戦闘機を保有することになる」と紹介した。

    韓国では日本との「レーダー照射問題」以降、保守系メディアを中心に、このような日本の軍事力強化の実態をうらやむような論調が目に付く。

    (参考記事:韓国専門家「わが国海軍は日本にかないません」…そして北朝鮮は

    北朝鮮もまた、日本の軍備増強には神経質な反応を見せている。

    仮に非核化を実行した場合、軍事力で東アジア最弱となる北朝鮮とすれば、日本のパワーが気になるのは当然だろう。

    (参考記事:金正恩氏の「ポンコツ軍隊」は世界で3番目に弱い

  • 金正恩体制に暗雲…食べ物がない「絶糧世帯」が急増中

    金正恩体制に暗雲…食べ物がない「絶糧世帯」が急増中

    「絶糧世帯」。前年の収穫が底をつき、食べ物がなくなった世帯を指す北朝鮮の用語だ。例年なら、5月末や6月初めにかけての「春窮期」の後に発生する現象だが、今年は4月に入ってから現れている。北朝鮮の国民生活の深刻さを表していると言えよう。

    ただ、こうした状況がイコール「食糧危機」を意味しているかと言えば、この点については留保が必要だ。北朝鮮では配給制度の崩壊となし崩し的な市場経済化により、貧富の格差が拡大。その日の糧を「市場で買うための現金収入」に窮し、売春や出稼ぎ(脱北)に頼らざるを得ない貧困層が、大量に存在する。

    (参考記事:コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち

    こうした人々が飢えるのは、必ずしも「国内に食糧がないから」とは限らないということだ。この辺の状況は、1990年代の大飢饉「苦難の行軍」のときとは明らかに異なる。

  • ダンプ暴走で負傷者を放置…金正恩氏の「呼びかけ」届かず

    ダンプ暴走で負傷者を放置…金正恩氏の「呼びかけ」届かず

    今月21日、北朝鮮の鉱山でダンプトラックが坂道を逆走する事故が起きた。複数の労働者が巻き込まれて重傷を負ったが、適切な治療が受けられずにいる。現地のデイリーNK内部情報筋によると、事故が起きたのは、咸鏡南道(ハムギョンナムド)端川(タンチョン)市にある北朝鮮最大の亜鉛の産地、検徳(コムドク)鉱山だ。

    坂の上に停められていたダンプトラックがブひとりでに逆走を始め、夜間作業を終えたばかりの鉱山労働者の列に突っ込んだ。きちんとブレーキがかけられておらず、車止めをかませていなかったのが原因だ。

    北朝鮮の労働現場では、安全対策の欠如による大規模事故が繰り返し起きてきた。

    (参考記事:「手足が散乱」の修羅場で金正恩氏が驚きの行動…北朝鮮「マンション崩壊」事故

    ムリな工期やノルマの達成を最優先する国家の体質が背景にあるが、金正恩党委員長は最近になり、「安全を重視しろ」と呼び掛けているとも伝えられる。ただ、長く続いてきた悪しき慣行が一朝一夕に変わるはずもなく、現場では相変わらず事故が続発している。

  • 治安悪化の北朝鮮、警察幹部も「ドロボー」に沈黙

    1980年代以前の北朝鮮は、非常に犯罪の少ない国だったと言われている。勤め先でもらえる月給が少ない代わりに、住宅から食料品に至るまでほとんどのものを国が無料、または安価に配給し、「貧しくとも生きていける皆が平等」な国だったからだ。もちろん、特権層は存在したのだが。

    ところが、1990年代後半の未曾有の食糧危機「苦難の行軍」に前後して配給システムが崩壊し、餓死者が続出した。生きるために市場で商売する者もいれば、犯罪に走る者もいた。極度に悪化した治安対策として金正日総書記は「犯罪者はその場で処刑せよ」という荒っぽいやり方を指示した。

    (参考記事:強盗を裁判抜きで銃殺する金正日流の治安対策

    それから20年。一時は落ち着きを取り戻していた北朝鮮の経済が、国際社会の制裁により深刻なダメージを受ける中、各地で犯罪が多発していると言われている。

    (参考記事:美女2人は「ある物」を盗み銃殺された…北朝鮮が公開処刑を再開

    北部山間地の両江道(リャンガンド)デイリーNK内部情報筋は、分駐所長、つまり派出所長の家が空き巣の被害にあったと伝えた。

  • 「文在寅はいずれ焼き肉になる」児童の詩集に見る北朝鮮のホンネ

    「文在寅はいずれ焼き肉になる」児童の詩集に見る北朝鮮のホンネ

    米国のトランプ大統領は日本に続き韓国を訪れる。文在寅大統領との会談も予定されており、膠着している北朝鮮との対話をどうするかが主要な議題となるだろう。

    トランプ氏の日韓歴訪に対して、北朝鮮側は今のところ反応を示していない。しかし、北朝鮮の韓国に対する態度は日増しに辛らつさを増しており、いずれ大統領訪韓にも批判的な姿勢を見せるだろう。

    (参考記事:「約束も礼儀もなく無責任」北朝鮮が文在寅政権を猛批判する理由

    一方、トランプ氏に対してはどうだろうか。金正恩氏は米国とは対立しているもののトランプ氏とは良好な関係を築いていると度々言及している。それだけに、トランプ氏個人に対する非難は抑えるだろう。昨年6月の米朝首脳会談前までは、互いに激しい罵倒合戦を繰り広げていた両者だが、今のところ自制している。

    (参考記事:金正恩vsトランプ「史上最低」の罵倒合戦が幕を開ける

    2月にベトナムのハノイで開催された米朝首脳会談が不発に終わったが、トランプ氏は金正恩氏との関係を損ねないよう言葉を慎重に選んでいる。それでも、日本と韓国は比較的に気軽に訪問しても、なかなか自分(金正恩氏)とは会えない状況に金正恩氏も内心イライラしているかもしれない。

    金正恩氏は、表向きは米韓との関係を決定的に損なわないようにしているが、北朝鮮国内ではトランプ氏、さらには文在寅氏を厳しく非難する教育を行っているようだ。

    (参考記事:「韓国は正気なのか!?」文在寅政権に北朝鮮から非難

    韓国の大手紙・朝鮮日報は今月16日、同国の東亜大学教授のカン・ドンワン教授が入手した北朝鮮の内部資料について報じた。カン教授が入手したのは「祝砲星」という子どもの詩集だ。北朝鮮の青少年の思想教育を統括する金日成・金正日社会主義青年同盟直属の「金星青年出版社」から2018年に発行された詩集は約190ページで、130編の詩が収められているという。

    タイトルからして北朝鮮の長距離弾道ミサイル(ICBM)や核爆弾を誇るものだが、「強盗の米帝の奴ら」「米国の地を丸ごと締め付けてやる」など、米国に対する過激な表現が目立つという。

    さらにトランプ氏個人に対する直接的な罵詈雑言もあるとういのだ。「吠えるトランプ」「老いぼれトランプ」「狂った犬には棒たたきのお仕置きだ」「水素爆弾を一回食らってみるか?」などだ。

    こうした表現はトランプ氏だけに向けられているのではない。文在寅氏に対しては「米国産のサプサル犬(番犬)」「死ぬことも知らずに山犬(米国)に従っている」と辛辣な表現で非難し、さらには「青瓦台の番犬は焼き肉になるだろう」など、とても子どもが創ったと思えないような内容だというのだ。

    詩集が発刊されたのは2018年。北朝鮮は米韓との友好関係を築く姿勢を見せながらも、内部的には米韓はあくまでも敵国であるとの教育を行っていたことになる。

    (参考記事:日米の「韓国パッシング」は予想どおりの展開

  • 自力更生のモデル道―江原道

    【平壌5月27日発朝鮮中央通信】朝鮮の各地で、自力更生の旗印を高く掲げて社会主義建設の新しい進撃路を開くための力強い闘いが繰り広げられている。

    この闘いの先頭に江原道が立っている。

    最近の数年間、同道では文川製鋼工場、龍潭セメント工場、元山ガラス瓶工場、元山市トウモロコシ加工工場をはじめ、30余りの単位に60余りの自力更生拠点を新しく築いて近代化したし、道の経済発展と人民の生活向上を目指す闘いで飛躍を遂げた。

    最も厳しかった試練の時期に道の経済生活の元手をもたらし、発展の上昇軌道に乗せていた日々、道内の活動家と人々は自力更生は力に余ることであるが、最も堂々として甲斐があり、栄誉のある道であることを哲理に刻みつけた。

    最高指導者金正恩党委員長は、江原道の各所を引き続き訪れて道民が金正日総書記の愛国念願、強国念願を必ず実現するという一念を抱いて英雄的に生き、闘っていくように温かく導いた。

    こんにちも、江原道の人民は自分の道を自力更生のモデル道、全国の基準道に推し立てた金正恩委員長の信頼と期待に報いるために自力更生、自給自足の旗印をより高く掲げて、経済発展と人民の生活向上に引き続き大きな力を入れている。

    現在、同道では6の軍民発電所が同時に建設されている。

    各発電所を早めて完工し、次々と新しい発電所をもっと建設して道内のエネルギー問題を完全に解決するというのが建設者と道民の高揚した熱意である。

    この勢いを緩めず、道民は大規模の野菜温室農場を自力で建設することをまたもや決意した。

    江原道の現実は、自力更生こそいかなる試練と難関の中でも最も速い発展の近道を開くようにする力強い武器であることを実証している。---

  • 電気がない北朝鮮で「エアコン爆買い」が起きる独特の事情

    電気がない北朝鮮で「エアコン爆買い」が起きる独特の事情

    ただでさえ劣悪だった北朝鮮の電力事情が、さらに酷さを増している。1日数時間しか電気が供給されない地域もあれば、電気が全く来ない地域もある。

    そんな中で、どういうわけかエアコンの輸入が急増していると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。背景には、貧富の格差拡大があるようだ。

    (参考記事:北朝鮮で「サウナ不倫」が流行、格差社会が浮き彫りに

    中国丹東の貿易業者によると、今月の半ばから、北朝鮮の貿易業者から家庭用エアコンの注文が殺到している。電力事情がよくない北朝鮮からエアコンの注文が殺到するのは非常に珍しいと業者もビックリだ。

    (参考記事:「金正恩印」のお菓子作りに失敗した5人の悲惨な運命

    「北朝鮮で本格的な夏が来るのは2ヶ月近く先なのに、このように早くからエアコンの注文が殺到しているのは非常に訝しい」(情報筋)

    エアコンの注文が殺到しているのは、季節はずれの猛暑によるものと思われる。

    北朝鮮の国営朝鮮中央テレビの20日の天気予報は、北部山間地で霜が降りると予報した一方で、24日には平壌の最高気温が31度、恵山は32度、咸興に至っては33度になると予報した。北朝鮮でこの時期のこの気温は、異常な高温現象と言える。

    注文を受けた中国の貿易会社も、あまり良い顔はしていないようだ。エアコンは国連安全保障理事会の制裁品目に含まれていて、税関は北朝鮮への輸出を厳しく制限しているからだ。

    エアコンを輸出するには、密輸業者に依頼するしか方法がないが、1台あたり500元(約7960円)から800元(約1万2700円)もの費用がかかる。その費用は北朝鮮の業者が負担するようだが、それでも摘発されれば、中国の貿易会社にも累が及ぶ。危ない橋は渡りたくないということなのだろう。

    別の業者によると、昨年は猛暑が始まった7月中旬から北朝鮮からのエアコンの注文が殺到した。猛暑は中国も同じで、商品の確保が難しく、納期に間に合わなかったとのことだ。

    「国際社会の経済制裁に加え、昨年の凶作で食糧事情も苦しく電力事情もよくない北朝鮮がエアコンを大量に注文するのは、中国の貿易業者も極めて異例のことだとの反応を示している」(業者)

    北朝鮮でも少しでも余裕のある家庭では、ソーラーパネルを設置して電気を賄っている。しかし、テレビや照明器具、扇風機を作動させるのが関の山だ。エアコンを使うにはかなり大掛かりな装置が必要となる。それでは、エアコンを輸入しているのは誰なのだろうか。

    「経済的困難のない平壌の特権層は、一般住民の暮らし向きには関心がなく、ディーゼル発電機でいつでも電気が使えるので高級家電を買い求めようとする」(脱北者のリさん)

    (参考記事:北朝鮮で「日本製の便器」が人気を呼ぶ独特の理由

    高級ブランドを買い求め、食事に何百ドルの大枚を叩く特権層にとって、電力難などどこ吹く風のようだ。

    (参考記事:北朝鮮「金持ち女性」たちの密かな楽しみ…お国の指示もそっちのけ

  • 「労働新聞」 人民大衆第一主義を徹底的に具現するのは国家建設と活動の根本原則

    【平壌5月26日発朝鮮中央通信】26日付の「労働新聞」は署名入りの論説で、こんにち、朝鮮労働党が人民大衆第一主義を徹底的に具現する問題を国家建設と活動の根本原則にしたのは革命発展の切実な要求から発したことであると強調した。

    同紙は、人民大衆第一主義を徹底的に具現するのは党と国家と人民を一つの運命共同体にいっそう固く結合させるための根本要求であり、人民の革命的熱意と創造的力を最大に発揮させて社会主義建設を速めるための必須の要求であると明らかにした。

    また、幹部の中で人民の利益を侵害するあらゆる否定的現象を決定的に根絶するための重要な要求であると指摘し、次のように強調した。

    こんにち、朝鮮労働党と国家にとって人民への滅私奉仕は革命的党風、国風となっている。

    人民の痛みを癒すためには億万金も惜しまないのが、わが党と国家の活動方式である。

    党と国家は人民のために滅私奉仕し、人民は党と国家に自分の運命と未来を全的に委ねて真心を尽くして従うのが人民大衆第一主義が具現された社会主義朝鮮の真の姿である。

    党の構想と決心であるなら山も移し、海も埋めて勇敢無双に突進する全人民の英雄的闘争があるので、チュチェ朝鮮は新たな進軍速度、マンリマ(万里馬)速度で疾風のごとく駆けていくであろう。---

  • 朝鮮にロシア政府が小麦を寄贈

    【平壌5月25日発朝鮮中央通信】朝鮮にロシア政府が世界食糧計画(WFP)を通じて寄贈する小麦が25日に到着した。---

  • 大マスゲーム・芸術公演「人民の国」が平壌で行われる

    【平壌5月26日発朝鮮中央通信】大マスゲーム・芸術公演「人民の国」が、平壌で行われる。

    公演は、綾羅島のメーデー・スタジアムで6月初めから10月中旬まで行われる。---

  • 「やられっ放しでいられるか」北朝鮮の女性兵士ら性虐待受け脱走

    「やられっ放しでいられるか」北朝鮮の女性兵士ら性虐待受け脱走

    北朝鮮では、軍内部での女性に対する性暴力が後を絶たない。金正恩党委員長も軍における性暴力の根絶を指示しているが、状況が改善する気配はない。そんな中、軍では被害に遭った女性兵士の脱走が相次いでいるとされる。

    平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内部情報筋は、3ヶ月ほど前に道内の平原(ピョンウォン)に駐屯する教導旅団から3人の女性兵士が脱走したが、最近になって逮捕されたと伝えた。

    (参考記事:ひとりで女性兵士30人を暴行した北朝鮮軍の中隊長

    連行され取り調べを受けた3人は、脱走の理由について「男性の上官の性暴力」が原因だったと陳述した。これを受け、軍内部には衝撃が走っているという。

    北朝鮮では、性暴力の被害に遭った女性がむしろ責められることが多い。

  • 中国が北朝鮮の薬物組織を摘発…金正恩氏の「親衛隊」関与か

    中国が北朝鮮の薬物組織を摘発…金正恩氏の「親衛隊」関与か

    米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、中国の公安当局は今月の初め頃、中朝国境地帯にある長白朝鮮族自治県で北朝鮮の覚せい剤密輸組織を一網打尽にした。そして公安当局の調査により、密輸組織メンバーが北朝鮮の国家保衛省の要員たちであったことが明らかとなり、両国間に緊張が走っているという。

    国家保衛省は、拷問や公開処刑などを行いながら、金正恩党委員長の恐怖政治を支える秘密警察である。

    (参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…

    金正恩氏の「親衛隊」とも言える国家保衛省が、組織ぐるみで覚せい剤密輸に関わっていたとすれば、北朝鮮国内での薬物汚染とは次元の違う重要性を帯びることになる。

    (参考記事:コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち

    RFAの現地の情報筋によると、逮捕された密輸組織のメンバーは、脱北した国家保衛省幹部を追跡するため中国に派遣された同省の要員たちだったという。

  • 米大生「歯がズレて拷問死」めぐり米議会が金正恩に反撃

    米大生「歯がズレて拷問死」めぐり米議会が金正恩に反撃

    米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、米下院歳出委員会は20日までに公表した2020年度の予算案で、北朝鮮により不当に抑留された自国民の関連費用を、米政府が支出できないよう措置を講じたという。

    これは、北朝鮮がスパイ容疑で抑留した米国の大学生、オットー・ワームビアさんを2017年に昏睡状態のまま釈放した際、米政府に200万ドルの医療費支払を要求したことに端を発したものだ。

    ワームビアさんは帰国後に間もなく死亡。米ワシントンDCの連邦地方裁判所は昨年12月24日、北朝鮮に渡航後のワームビアさんの歯列が大きくズレていたことを示す写真などを根拠に、死因は拷問によるものと認定した。

    (参考記事:北朝鮮が拷問か…死亡の米大学生の歯列変形。米メディアが写真公開

    たしかに、ワームビアさんが北朝鮮に行く前と帰国後の写真を比べると、歯列が不自然に大きくズレてるのがわかる。

  • 世界工学界の耳目を引く無ニッケル冷間鋳鉄溶接棒

    【平壌5月24日発朝鮮中央通信】朝鮮のポウン溶接技術貿易会社で生産される無ニッケル冷間鋳鉄溶接棒が学界と専門家の大きな耳目を集中させている。

    近年、電力、金属、船舶工業をはじめ、人民経済の各部門でこの溶接棒は実践的にその優越性が実証された。

    北倉火力発電連合企業所をはじめ多くの単位では、この溶接棒で破損した各種の機械製品を再生して大きな実利を得た。

    ハン・ウォンナム社長は、無ニッケル冷間鋳鉄溶接棒は自らの技術と国内の原料で開発したと述べ、次のように語った。

    100%チュチェ化された無ニッケル冷間鋳鉄溶接棒は、ニッケル溶接棒に比べて溶接の継ぎ目で熱影響がほとんどないので溶接材質の硬度が変わらず、スラグの流性と離脱性など、全ての技術的指標が優れている。

    大型鋳鉄構造物の溶接と横向溶接、立向き溶接、上向溶接も意のままにできる。

    鋳鉄対鋼鉄、鋳鉄対ステンレス、銅対ステンレスなど、相異なる材質の金属製品を遜色なく冷間溶接する。

    無ニッケル冷間鋳鉄溶接棒生産の物質的・技術的土台を立派に整えた弊社は、機械生産、造船、特注設備の組み立て、橋梁建設などで提起される溶接棒の需要を十分に満たすことができる。

    すでに、国内特許に登録されたこの溶接棒製作技術は、国際特許協力条約機構(PCTWO)に2011/096598A1として登録され、チュチェ97(2008)年9月、中国国際特許技術および商品交易会で金賞を受賞した。---

  • 2019年FINA飛び込みで朝鮮選手らが好成績

    2019年FINA飛び込みで朝鮮選手らが好成績

    【平壌5月23日発朝鮮中央通信】2019年国際水泳連盟(FINA)飛び込み世界巡回競技大会で、朝鮮選手たちが好成績をあげた。

    カナダ、ロシア、英国で行われた今回の競技大会で朝鮮選手たちは、2の金メダルと5の銀メダル、2の銅メダルを獲得した。

    カナダで行われた女子10メートル高飛び込みシンクロで朝鮮のキム・ミレ、チョ・ジンミが、ロシアで行われた女子10メートル高飛び込みでキム・ミレが各々1位をした。

    ヒョン・イルミョン、チョ・ジンミはカナダ、ロシア、英国で行われたミックス10メートル高飛び込みシンクロで、キム・ミレ、チョ・ジンミはロシア、英国で行われて女子10メートル高飛び込みシンクロで各々銀メダルを、キム・ミレはカナダ、英国で行われた女子10メートル高飛び込みで銅メダルを授かった。

    朝鮮選手たちが23日、帰国した。---

  • 陽徳温泉観光地区の建設を力強く進める

    【平壌5月24日発朝鮮中央通信】朝鮮の平安南道陽徳郡にある温泉観光地区が、速いスピードで建設されている。

    療養区画、休養区画、総合サービス区画、旅館区画などに分かれている観光地区の建設場で、70余日間に8万8000余立方メートルの骨組み築造工事が行われ、スキー走路が形成された。

    温泉観光地区への新しい道路と鉄道の建設も、速いスピードで進められている。

    道路建設者たちは、すでに40余キロの路盤工事と3万余平方メートルの川岸擁壁石積み工事、土の削り取り擁壁工事、数万メートルの溝工事を行ったし、8000余株の良種の街路樹を植えた。

    鉄道建設者たちも、科学技術と先進工法を積極的に活用して短期間に80余万立方メートルの土量を処理し、数十の小構造物とトンネル、鉄橋の建設、路盤工事を立体的に推し進めて成果を拡大している。---

  • 「人民経済の部門別・職種別技能工競技大会―2019」が開幕

    【元山5月23日発朝鮮中央通信】「人民経済の部門別・職種別技能工競技大会―2019」が、開幕した。

    武力部門、省・中央機関、各道人民委員会の部門別・職種別技能工競技で選抜された200人余りの優秀な技能工が参加して壁塗り、木工、溶接、板金、旋盤の種目に分かれて競技を行う。

    開幕式が23日、江原道芸術劇場であった。

    全光虎内閣副総理などと省・中央機関、元山市内の機関、企業の活動家、市民がこれに参加した。---

  • 「前科者から英雄が出た」反権力殺人に喝さい送る北朝鮮国民

    「前科者から英雄が出た」反権力殺人に喝さい送る北朝鮮国民

    北朝鮮の各市・郡には、人民委員会(自治体)の法務部と保安署(警察署)がそれぞれ管理する労働鍛錬隊が設置されている。軽犯罪者を教育改造するため、短期間の労働に従事させる収容施設だ。その内部では、受刑者たちが飢餓と幹部の暴行に苦しんでおり、住民の怒りの対象になっている。

    米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が平安南道(ピョンアンナムド)の情報筋の話しとして伝えたところによると、「今年4月、介川(ケチョン)の労働鍛練隊で受刑者に日頃から暴行を働いていた40代の男性指導員が、真夜中の帰宅途中に殺害された」という。指導員はバイクに乗って家に向かう途中、道端に隠れていた1人の青年が振り回した凶器に頭を強打され、その場で死亡したとのことだ。青年はこの労働鍛練隊の元受刑者で、指導員に相当な怨みを抱いていたとのことだ。

    北朝鮮では、こうした報復殺人が横行している。

    (参考記事:濡れ衣の女性に性暴行も…悪徳警察官「報復殺人」で70人死亡

  • 金正恩の「突撃隊」が機能マヒ…若者ら「生活の方が大事」

    金正恩の「突撃隊」が機能マヒ…若者ら「生活の方が大事」

    国際社会の制裁で苦境に立たされている北朝鮮だが、国を挙げてのメガプロジェクトは進められている。その代表格が三池淵(サムジヨン)郡の再開発と元山葛麻(ウォンサンカルマ)海岸観光地区だ。

    その工事を支えているのは、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の建設部隊と、各地の工場や企業所、国の機関から動員されたタダ働き部隊である「突撃隊」だ。ところが、動員に応じようとしない人が増えつつある。タダ働きであるうえ、続発する事故で命の危険まであるのだから当然だろう。

    (参考記事:「手足が散乱」の修羅場で金正恩氏が驚きの行動…北朝鮮「マンション崩壊」事故

    しかし北朝鮮当局としては、そのまま放置するわけにはいかない。

  • 逮捕者すでに数百人…金正恩氏を不安にさせる「新興勢力」の正体

    逮捕者すでに数百人…金正恩氏を不安にさせる「新興勢力」の正体

    中国発祥の新興宗教「法輪功」は一時は人気を集めたが、中国政府は1999年、邪教であるとし活動を禁止、厳しい弾圧を行っている。その後も、豊富な資金と組織で中国以外の全世界で布教活動を行っており、最近になって北朝鮮の首都・平壌でも急激に広がりつつある。

    北朝鮮では実質的に、宗教活動は禁止されている。当局は最近になって公開処刑も再開しており、今後、どのような強硬手段に出るか心配だ。

    (参考記事:美女2人は「ある物」を盗み銃殺された…北朝鮮が公開処刑を再開

    米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)の平壌の情報筋によると、平壌市保安局(警視庁に相当)は、各地域の保安署(警察署)に「法輪功を信じていたり知っていたりする者は自主的に通報せよ」との布告文を張り出した。つまり、自首せよとのことだ。自首期間が定められており、終了後に摘発された場合には重罰に処すというものだ。

    ところが、この布告と取り締まりが逆に法輪功に対する市民の興味を煽ってしまった。

  • 「安倍は軍国主義」金正恩氏、会談呼びかけにカウンター連打

    「安倍は軍国主義」金正恩氏、会談呼びかけにカウンター連打

    北朝鮮の内閣などの機関紙・民主朝鮮は21日、日本の安倍政権が進める憲法改正の動きを非難する論評を掲載した。

    論評は、「安倍政権が内外の強い抗議と糾弾にもかかわらず、憲法第9条を改正するためにそれほどやっきになっているのは憲法第9条が自分らの軍国主義復活、海外侵略野望の実現を妨げる障害物になっているからだ」と指摘。続けて「日本の軍国主義復活と再侵略は、時間の問題である」と主張した。

    北朝鮮メディアは最近、この調子で対日非難を強めている。金正恩党委員長はメディア戦略で独自色を打ち出しており、こうした非難も彼の意を受けたものと解釈して差し支えない。

    (参考記事:金正恩氏が自分の“ヘンな写真”をせっせと公開するのはナゼなのか

    安倍晋三首相は今月6日、北朝鮮の金正恩氏との日朝首脳会談について、前提条件なしに実現を模索する考えを表明した。しかしその後も、北朝鮮メディアは連日、対日非難を繰り広げている。一部を引用すると、以下のような論調だ。

  • 「14歳で売られ『出産』前に脱出した」北朝鮮女性、性虐待の生々しい証言

    「14歳で売られ『出産』前に脱出した」北朝鮮女性、性虐待の生々しい証言

    脱北して中国に逃げ込んだ多くの北朝鮮人女性が、強制売春や結婚などの人身売買の被害に遭っていることは、本欄でも繰り返し言及してきた。そしてこのほど、その実態を探った調査報告書が、新たに発表された。

    米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)などによると、英国のNGO、コリア・フューチャー・イニシアティブは20日、中国国内の脱北女性に関する実態調査をまとめた報告書を英国下院に提出したという。

    そこに収められた被害者の証言は、残酷の一語に尽きる。たとえばある女性は、次のように語っている。

  • 「性暴力の末に非業の死も」北朝鮮女性の人身売買はこうして行われる

     ※この記事には、性暴力の被害に関する具体的な記述が含まれています。

    米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、英国のNGO、コリア・フューチャー・イニシアティブは20日、中国国内の脱北女性に関する実態調査をまとめた報告書を英国下院に提出した。

    「性奴隷:中国国内の北朝鮮女性と少女の売春、サイバーセックス、強制結婚」と題されたこの報告書は、2年をかけて韓国に居住する人身売買の被害者45人と研究者、事情を知る中国人、人権団体関係者の証言をまとめたものだ。

    報告書は、数万人に達する北朝鮮女性と少女が中国で売春と関連した取引で搾取され、人権を侵害されおり、極めて劣悪な環境のもとに置かれていると述べている。また、その「市場規模」は年間で1億500万ドル(約116億円)に上るとの指摘もある。

    人身売買は、次のようなかたちで行われる。

  • 米国の衛星が捉えた金正恩「深刻な事態」の証拠写真

    米国の衛星が捉えた金正恩「深刻な事態」の証拠写真

    米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)は18日、米海洋大気庁(NOAA)の分析に基づき、北朝鮮で干ばつが深刻化しているもようだと伝えた。

    それによると、NOAAは4月後半から今月12日にかけて撮影された衛星写真を1週間単位で分析し、朝鮮半島とその周辺の「干ばつ指数(Drought index)マップ」を作成した。マップは干ばつの程度に応じて「中間」が黄色、「高い」が赤、「深刻」が濃い赤で示されている。

    最新のマップ(5月6~12日)を見ると、朝鮮半島北部の多くの地域が赤く染まっているのがわかる。またNOAAは、2012年以降の各年のマップも作成しているのだが、例年と比べても、今年の干ばつが相当に深刻であるのが一目瞭然だ。

    (参考記事:【画像】北朝鮮で干ばつが深刻…米衛星マップの各時期の比較

    公開処刑を再開

    言うまでもなく、干ばつは農業生産に大きな影響を与える。すでに北朝鮮国内からは、1990年代の大飢饉「苦難の行軍」を彷彿させるような現象が生まれていることが伝えられ始めている。

    当局は、国際社会の目を気にしてこのところ控えていた公開処刑を再開した。「苦難の行軍」の時期にも、食い詰めた人々が窃盗などに走るのを抑制しようと、当局は公開処刑を数多く行った。

    (参考記事:美女2人は「ある物」を盗み銃殺された…北朝鮮が公開処刑を再開

    また、北朝鮮で売買春が拡大したのも当時のことだと言われる。

  • 【画像】北朝鮮で干ばつが深刻…米衛星マップの各時期の比較

    【画像】北朝鮮で干ばつが深刻…米衛星マップの各時期の比較

    米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)は18日、米海洋大気庁(NOAA)の分析に基づき、北朝鮮で干ばつが深刻化しているもようだと伝えた。

    それによると、NOAAは4月後半から今月12日にかけて撮影された衛星写真を1週間単位で分析し、朝鮮半島とその周辺の「干ばつ指数(Drought index)マップ」を作成した。マップは干ばつの程度に応じて「中間」が黄色、「高い」が赤、「深刻」が濃い赤で示されている。【次ページに画像】

    最新のマップ(5月6~12日)を見ると、朝鮮半島北部の多くの地域が赤く染まっているのがわかる。より詳しく見ると、北朝鮮北部の慈江道(チャガンド)と両江道(リャンガンド)、咸鏡南道(ハムギョンナムド)で特に深刻であるもようだが、他の地域も赤い色で示されたポイントが少なくない。

    例年に比べ最悪

    こうした現象は、今月に入り顕著になっている。4月後半の時点では、北朝鮮の中部地域を中心に「高い」レベルの表示が見られるものの、北部地域は「中間」以下とされていた。ところが同29日から今月5日にかけての週に入り、北部地域は黄色と赤の色で覆われ始めた。

    また例年と比べても、今年の干ばつが深刻であることがわかる。