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  • 「北朝鮮へ行く人は遺書を書いて葬式の準備を」米国政府が勧告

    米FOXニュースは15日、米国務省が北朝鮮訪問を希望する国民に対し、事前に遺言状を作成して遺産の処分や葬儀の計画を立てて置くよう勧告したと報じた。

    国務省のウェブサイトを見ると、確かに「北朝鮮―(旅行)危険度4:旅行禁止」とする10日付の勧告文が掲載されている(画像)。

    勧告分は冒頭で、「米国籍者に対する逮捕や長期間拘束などの深刻なリスクがあるため、北朝鮮を旅行してはいけない」と警告。また、敢えて北朝鮮に旅行するにせよ「ごく限られた場合において、国務省の別途の許可手続きを通過してこそ訪問できる」と説明している。

    国務省は昨年9月1日付で、自国民に対し北朝鮮を旅行禁止とする措置を取った。同年7月には、北朝鮮で長期拘束されていた米国人大学生のオットー・ワームビアさんが昏睡状態で解放され、数日後に米国の病院で死亡するという悲劇があった。

    (参考記事:「性拷問を受けた」との証言も…北朝鮮は外国人に何をしているのか

  • 北朝鮮独裁者と「美人歌手」たちの秘められた愛

    北朝鮮女性アイドルの波乱の運命(1)

    韓国で来月9日から開かれる平昌(ピョンチャン)冬季五輪へ、北朝鮮が140人規模の芸術団を派遣することが決まった。派遣されるのは万寿台(マンスデ)芸術団に属する三池淵(サムジヨン)管弦楽団。筆者は、金正恩党委員長の肝いりで創設されたモランボン楽団が派遣されると予想していた。しかし、モランボン楽団は軍服をモチーフにしたコスチュームで金正恩氏や北朝鮮を称えるプロパガンダソングを中心に上演してきただけに、さすがに無理があったようだ。

    とはいえ、芸術団派遣に関する実務者会談には朝鮮労働党の中央委員候補であり、モランボン楽団の団長である玄松月(ヒョン・ソンウォル)氏が参加していた。年始から対話攻勢で韓国を押しまくる北朝鮮の気合いの入れようが見えてくる。

    (参考記事:金正恩氏「元恋人を処刑」情報の舞台裏…父にも同様の過去が

    北朝鮮には、いくつかの特別な芸術団が存在する。

  • 【画像】10日付の米国務省勧告文

    画像は国務省のウェブサイト。確かに「北朝鮮―(旅行)危険度4:旅行禁止」とする10日付の勧告文が掲載されている。

    米国務省のウェブサイトに掲載された「北朝鮮旅行禁止」の勧告文
    米国務省のウェブサイトに掲載された「北朝鮮旅行禁止」の勧告文

  • 【画像】北朝鮮国内で覚せい剤を密かに吸引する様子

    北朝鮮国内で覚せい剤を密かに吸引する様子
    北朝鮮国内で覚せい剤を密かに吸引する様子

    【画像】紙幣でパイプをつくって覚醒剤を吸引する様子

    1980年代、日本の女性の間で覚せい剤の乱用者が急増したが、同様の現象が北朝鮮でも起こっているようだ。

    両江道(リャンガンド)の内部情報筋は語る。

    「幹部や貿易関係者の妻たちのなかいは、贅沢のし過ぎで太り過ぎの女性もいる。彼女たちが手軽にダイエットできる覚せい剤を買い求めている」

    覚せい剤の所持及び使用は、北朝鮮でも違法だが、長年広く使われてきたためやはり抵抗感が薄い。また、スリム・ボディの妻を連れ歩きたいと思う夫も、覚せい剤の使用をさほど強くは諫めないという。

    北朝鮮当局は、昨年から覚せい剤の取り締まりを強化しているが、乱用者は一向に減る気配を見せない。

    生き抜くことに必死の庶民を横目に、幹部の妻たちは贅沢の限りを尽くし、太った体を覚せい剤で無理やりスリムにしようとしている。当然のように、庶民の間からは非難の声が上がっている。

  • 【画像】北朝鮮資本の七宝山ホテルのセット

    北朝鮮資本の七宝山ホテルのセット
  • 【画像】北朝鮮資本の七宝山ホテルのセット

    北朝鮮資本の七宝山ホテルのセット
  • 金正恩氏「元恋人を処刑」情報の舞台裏…父にも同様の過去が

    韓国と北朝鮮は15日午前10時から、平昌冬季五輪に際し北朝鮮が韓国に芸術団を派遣する件につき実務者会談を行っている。同会談に臨む代表のひとりとして、北朝鮮は玄松月(ヒョン・ソンウォル)管弦楽団長の名前を挙げた。

    玄氏は、金正恩党委員長肝いりのガールズグループ「モランボン楽団」の団長として知られる。また、一時は金正恩氏の「元恋人」であると噂され、公開処刑されたとの説まで取りざたされた。

    女性らは失禁

    2013年8月、日本と韓国のメディアは、玄氏が公開処刑されたと報じた。

    玄氏ら北朝鮮の有名芸術団のメンバー9人がポルノ映像を撮影し、頒布したことと、金正恩党委員長の夫人・李雪主(リ・ソルチュ)氏を中傷したというのがその理由だ。真偽の問い合わせを受けた韓国の国家情報院が「その事実を知っている」と答えたともあって、この情報は、あたかも事実であるかのようにとらえられた。

    ところが、玄松月氏はしばらくして、第9回全国芸術大会にモランボン楽団の団長として登場。マスコミと国家情報院の情報に間違いのあることが明らかになった。

    だが、北朝鮮の有名芸術団のメンバーの行為が罪に問われ、公開処刑されたのは事実とされている。この出来事は、北朝鮮国内でも激しい衝撃を持って受け止められた。

    いったいなぜ、芸術団メンバーらは処刑されなければならなかったのか。その真相に関する有力な説はふたつある。ひとつは、伝えられているとおりポルノ映像を撮影していたというものだ。

    (参考記事:美貌の女性らが主導…北朝鮮芸術家「ポルノ撮影」事件の真相

    ちなみにこの話が伝えられた当初、ポルノ映像には李雪主氏も登場していたとの噂があったが、これはどうやら違うようだ。

    (参考記事:【写真特集】李雪主――金正恩氏の美貌の妻

    だが、もう一方の説は、李雪主氏に深く関係するものだ。芸術団メンバーらが李雪主氏の「異性問題」、つまりは過去の男性遍歴をネタにしていたことが当局にバレたというのである。

    ちなみに、脱北者で韓国紙・東亜日報の名物記者でもあるチュ・ソンハ氏が自身のブログで伝えたところでは、北朝鮮当局は自動小銃の一斉射撃で芸術団メンバーの体がズタズタにされる様子を、射撃場に集めた芸術関係者数千人に見せつけた。前列で見ることを強要された女性歌手らの中に、失禁しなかった者はいなかったという。

    (参考記事:金正恩氏「美貌の妻」の「異性問題」で殺された北朝鮮の芸術家たち

    どちらの説が事実にあるにせよ、とんでもない話であることに変わりはない。ポルノを撮影しようが国家指導者の妻の「元カレ」をネタにしようが、それくらいで死刑にされてはたまったものではない。

    しかしこういう事件とからんで金正恩氏の「元恋人」が処刑されたとの噂が出回ってしまうのも、北朝鮮の「お国柄」を示していると言えるかもしれない。何しろ金正恩氏の父・金正日総書記は、自らのスキャンダルを隠すため、自分の愛人をズタボロにして殺したと言われているからだ。

    (参考記事:機関銃でズタズタに…金正日氏に「口封じ」で殺された美人女優の悲劇

    ちなみに北朝鮮国内では、件の玄氏は金正恩氏の元恋人ではなく、金正日氏の愛人だったと言われているようだ。

  • 北朝鮮国民の腸を「寄生虫だらけ」にする人糞集めでパニック発生

    北朝鮮の1年は「堆肥戦闘」、つまり肥料にするための人糞を集める作業から始まる。

    昨年11月13日、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)兵士1人が、板門店の共同警備区域(JSA)から韓国側に亡命した。兵士は追手の銃撃を浴び、瀕死の重傷を負った。幸い韓国側の医療チームによる懸命な治療によって、兵士は一命を取りとめた。

    その際、兵士は二度の手術を受けたが、衝撃的な事実が明らかになった。兵士の腸内から大量の寄生虫が出てきたのだ。

    (参考記事:必死の医療陣、巨大な寄生虫…亡命兵士「手術動画」が北朝鮮国民に与える衝撃

    兵士がそうなってしまった原因の一つがまさに人糞集めなのだが、北朝鮮メディアは、そんなことはさて置いて堆肥戦闘の様子を大きく報じている。

  • 「肛門のない赤ちゃんが生まれた」北朝鮮核開発、被ばく労働の恐怖

    北朝鮮の相次ぐ核実験によって、実験場付近の住民が放射能汚染に侵されている可能性が指摘されている。9日付の毎日新聞は、北朝鮮の地下核実験場がある咸鏡北道(ハムギョンブクト)吉州(キルチュ)郡豊渓里(プンゲリ)付近に住んでいた脱北者2人に、染色体異常が生じているという調査結果を報じた。

    政治犯に強要

    金正恩党委員長が最高指導者になってから、北朝鮮は4回の核実験を強行した。とりわけ2016年から2017年の2年間には、3回もの核実験が行われている。実験は地下で行われたが、放射能による土壌汚染が進み核実験場付近に住む人々が何らかの悪影響を受けている可能性は十分にある。

    毎日新聞によると、染色体異常の調査結果は、韓国の研究者が収集したデータを日本の広島の専門家が確認して判明したものだという。

  • 「日本は百年の宿敵、中国は千年の宿敵」北朝鮮で反中感情

    北朝鮮当局は昨年末、全国各地で朝鮮民主女性同盟の会議を開催した。その場で飛び出したのは、中国に対する憎悪を煽る発言だった。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

    咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋によると、昨年12月に政府の指示で清津(チョンジン)市の各洞(町)で女性同盟の会議が開かれた。続いて行われた政治学習では、国内外の情勢に関する講演会が開催された。

    壇上に上がった松坪(ソンピョン)区域の女性同盟幹部は「日本は百年の宿敵、中国は千年の宿敵」という表現を使い、中国への警戒心を高めるよう聴衆に求めた。この過激発言に会場からはどよめきが起きたという。

    現在の北朝鮮では、ほとんどの市民が中国製品を中国人民元で売り買いして生計を立てている。しかし北朝鮮当局には、生活苦による不満が自分たちに向かうのを避けるため、人々の目を外部に向けようとしているようだと情報筋は語った。

  • 【画像】遊園地を訪れた李雪主氏


    綾羅人民遊園地の竣工式に訪れた金正恩・李雪主夫妻(2012年7月26日付労働新聞より)
    【動画】金正恩夫妻とロッドマン
    李雪主カットが流行したことは、北朝鮮でアイドルグループ「モランボン楽団」のメンバーのヘアスタイルからもわかる(写真)。デイリーNKが行ったイマドキ10代のインタビューでも「李雪主氏の影響でショートカットは人気」という話が出た。
    李雪主氏は、2014年の夏頃から徐々に髪の毛を伸ばし始めた(写真)。2016年2月に錦繍山(クムスサン)太陽宮殿を参拝した時の写真からは、成熟した「国母」のイメージを目指していることが感じられる(写真)

  • 【写真特集】李雪主――金正恩氏の美貌の妻

    李雪主氏といえば、2012年に初登場して以来、それまでの北朝鮮ではあまり見られなかったスタイリッシュなショートカットと色鮮やかなモダンな装いで、平壌女性たちを魅了。北朝鮮のファッションシーンをリードしてきた。
    【画像】遊園地を訪れた李雪主氏
    【動画】金正恩夫妻とロッドマン
    李雪主カットが流行したことは、北朝鮮でアイドルグループ「モランボン楽団」のメンバーのヘアスタイルからもわかる(写真)。デイリーNKが行ったイマドキ10代のインタビューでも「李雪主氏の影響でショートカットは人気」という話が出た。
    李雪主氏は、2014年の夏頃から徐々に髪の毛を伸ばし始めた(写真)。2016年2月に錦繍山(クムスサン)太陽宮殿を参拝した時の写真からは、成熟した「国母」のイメージを目指していることが感じられる(写真)
    【画像】閲兵式に参加した李雪主氏

  • 金正恩氏が意のままにする「美人妻利権」の現場写真

    1989年生まれとされる李雪主氏は、一般家庭の出身とされる。彼女が卒業した金星学院はエリート校ではあるが、女学生たちは時々「いやな仕事」を押し付けられたりもする。
    (参考記事:北朝鮮「秘密パーティーのコンパニオン」に動員される女学生たちの涙

    北朝鮮と韓国は9日、板門店で高位級会談を行う。2月9日から始まる平昌冬季五輪に北朝鮮代表団が参加するための実務問題が議題の中心になると見られる。金正恩党委員長は1日、施政方針演説「新年の辞」で、南北関係改善の前提として韓国にとってかなり厳しい条件を提示したが、とりあえず、今回の五輪には参加しそうな雰囲気だ。

    仮に北朝鮮が冬季五輪に参加する場合、気になるのが「美女応援団」を韓国に送るかどうかだ。北朝鮮は、美女応援団の韓国に対する宣伝効果を熟知していると見られ、すでに送り込むことを検討しているかもしれない。

    美女応援団と聞いてすぐに思い浮かぶのが、金正恩氏の美貌の妻で、何かと噂の的になってきた李雪主(リ・ソルチュ)氏だ。
    (参考記事:金正恩氏「美貌の妻」の「異性問題」で殺された北朝鮮の芸術家たち

  • 美人タレントを「全身ギプス」で固めて連れ去った金正恩氏の目的

    韓国で「脱北美女」タレントとして活動していたイム・ジヒョンさんが突然消息を絶ち、昨年7月に北朝鮮の対外向けプロパガンダメディア「わが民族同士」に登場したことで、韓国社会には波紋が広がった。

    彼女がいかにして北朝鮮に戻ったかは、未だミステリーのままだ。脱北して中国に潜伏していた当時、生き伸びるために出演したアダルトビデオチャット映像が流出したことなどを苦に、自主的に帰国したという見方がある一方で、北朝鮮の諜報機関に拉致されたという見方もある。

    この件について、李潤傑(イ・ユンゴル)北朝鮮戦略情報センター代表は、韓国のタブロイド紙・日曜新聞への寄稿文で、複数の情報筋の証言から彼女が拉致されたことを確認したと述べている。

    非公然組織のアジト

    李氏が、「拉致の過程についてよく知っている」という北朝鮮国内の関係者から聞いた話によると、イムさんは今年4月、中国遼寧省瀋陽の七宝山ホテルに入った。

  • 「炎で焼かれる兵士の動画」も…金正恩氏の危ない話

    北朝鮮の金正恩党委員長は1月1日、施政方針演説に当たる「新年の辞」の中で、次のように述べている。

    「まさに1年前、私はこの席で党と政府を代表して、大陸間弾道ロケット試験発射の準備が最終段階で推進されているということを公表し、この1年間、その履行のための数次にわたる試験発射を安全かつ透明に行って確固たる成功を全世界に証明しました」

    たしかに、北朝鮮が数次にわたるミサイル試射を成功させ、金正恩氏が1年前に語った言葉を証明して見せたのは事実だ。しかし1点、引っかかる部分がある。試射が「安全」に行われたとした言葉だ。

    北朝鮮が過去に実施したミサイル発射実験においては、事故が多発していた様子が観測されている。(問題場面の画像
    (参考記事:【画像】「炎に包まれる兵士」北朝鮮 、ICBM発射で死亡事故か…米メディア報道

  • 金正恩氏の新年の辞「平昌に参加も」表明はワナである

    北朝鮮の金正恩党委員長はどうやら、韓国の文在寅政権のことを「やりやすい相手」と見ているようだ。理由は色々ありそうだが、文在寅大統領が北朝鮮の人権侵害についてうるさく言わないのは、金正恩氏にとって重要なポイントだろう。

    なぜなら北朝鮮の核・ミサイルの暴走の裏には、国際社会から人権侵害を追及されている問題があるからだ。

    (参考記事:北朝鮮「核の暴走」の裏に拷問・性的暴行・公開処刑

    文氏はもともと人権派弁護士であるにも関わらず、彼の率いる政権は、北朝鮮の人権問題追及に非常に慎重なのである。

  • 昨日の処刑人が、今日は罪人に…北朝鮮の権力中枢「一寸先は闇」

    2017年の北朝鮮を振り返る(6)

    北朝鮮は今年、米国からの軍事的圧力と国連安保理による経済制裁を受けながら、核実験を1回、長距離弾道ミサイルの発射実験を3回、中距離弾道ミサイルの発射実験を2回行った。強硬姿勢を貫いた金正恩党委員長は、自信を深めているかもしれない。

    一方で、北朝鮮の内政には異変が感知されている。最近になり、黄炳瑞(ファン・ビョンソ)朝鮮人民軍(北朝鮮軍)総政治局長と金元弘(キム・ウォノン)同第1副局長が粛清されたとされているのだ。

    「ポルノ撮影」の情報

    この情報は11月、韓国の情報機関・国家情報院(国情院)によって明らかにされた。国情院は、朝鮮労働党組織指導部が朝鮮人民軍総政治局に対して20年ぶりとなる検閲を進め、その過程で黄氏と金氏など相当数の幹部が処罰されたもようだと述べた。

  • 【写真】仲の良さそうな金正恩氏と与正氏の兄妹

    朝鮮少年団第8回大会参加者から花束を受け取る金正恩氏。右端が金与正氏。(2017年6月8日付朝鮮中央通信より)
    朝鮮少年団第8回大会参加者から花束を受け取る金正恩氏。右端が金与正氏。(2017年6月8日付朝鮮中央通信より)

    北朝鮮国営の朝鮮中央通信は22日、朝鮮労働党の末端組織の幹部を集めた「第5回党細胞委員長大会」の写真を多数配信。そのうちの数枚に、金正恩党委員長の実妹・金与正(キム・ヨジョン)氏の姿が映っている(写真)

    過去のこうした催しでは、与正氏が裏方として動いたり(写真)、客席に座ったりしていた。しかし今回の写真で初めて、与正氏が壇上の最前列に座っている姿が確認された。

    与正氏は兄の視察に頻繁に同行。労働新聞の写真などを見ると、与正氏はいつも明るい笑顔を浮かべており、いかにも仲の良さそうな兄妹だ(上の写真)。

    また、その自然体の表情は、「話の通じる人物なのではないか」との期待を、一部の北朝鮮ウォッチャーに抱かせていたりもする。

    与正氏は実際、かつて学生時代の友人らが些細な言動のために「大量失踪」した際には、ショックを受け深く傷ついたとされる。

    (参考記事:金正恩氏実妹・与正氏の同級生がナゾの集団失踪

    与正氏は、2016年5月の党中央委員会第7期第1回総会(全体会議)で党中央委員となり、今年10月の同第2回総会では政治局委員候補に選任された(写真)

    また、与正氏は党中央委員会副部長の肩書を持っている。北朝鮮の党副部長は、日本で言えば中央省庁の局長から次官クラスに当たる高級官僚だ。

  • 【写真】兄の金正恩氏を補佐する金与正氏

    行事で金正恩氏を補佐する妹の金与正氏
    行事で金正恩氏を補佐する妹の金与正氏

    北朝鮮国営の朝鮮中央通信は22日、朝鮮労働党の末端組織の幹部を集めた「第5回党細胞委員長大会」の写真を多数配信。そのうちの数枚に、金正恩党委員長の実妹・金与正(キム・ヨジョン)氏の姿が映っている(写真)

    過去のこうした催しでは、与正氏が裏方として動いたり(上の写真)、客席に座ったりしていた。今回の写真で初めて、与正氏が壇上の最前列に座っている姿が確認された。

    与正氏は兄の視察に頻繁に同行。労働新聞の写真などを見ると、与正氏はいつも明るい笑顔を浮かべており、いかにも仲の良さそうな兄妹だ。

    また、その自然体の表情は、「話の通じる人物なのではないか」との期待を、一部の北朝鮮ウォッチャーに抱かせていたりもする。

    与正氏は実際、かつて学生時代の友人らが些細な言動のために「大量失踪」した際には、ショックを受け深く傷ついたとされる。

    (参考記事:金正恩氏実妹・与正氏の同級生がナゾの集団失踪

    与正氏は、2016年5月の党中央委員会第7期第1回総会(全体会議)で党中央委員となり、今年10月の同第2回総会では政治局委員候補に選任された(写真)

    また、与正氏は党中央委員会副部長の肩書を持っている。北朝鮮の党副部長は、日本で言えば中央省庁の局長から次官クラスに当たる高級官僚だ。

  • 【写真】金与正氏の存在感が増している…正恩氏の実妹

    朝鮮労働党第5回細胞委員長大会。金正恩氏(中央)の左5人目が金与正氏(2017年12月22日付朝鮮中央通信より)
    朝鮮労働党第5回細胞委員長大会。金正恩氏(中央)の左5人目が金与正氏(2017年12月22日付朝鮮中央通信より)

    北朝鮮国営の朝鮮中央通信は22日、朝鮮労働党の末端組織の幹部を集めた「第5回党細胞委員長大会」の写真を多数配信。そのうちの数枚に、金正恩党委員長の実妹・金与正(キム・ヨジョン)氏の姿が映っている(上の写真)。

    過去のこうした催しでは、与正氏が裏方として動いたり(写真)、客席に座ったりしていた。今回の写真で初めて、与正氏が壇上の最前列に座っている姿が確認された。

    与正氏は兄の視察に頻繁に同行。労働新聞の写真などを見ると、与正氏はいつも明るい笑顔を浮かべており、いかにも仲の良さそうな兄妹だ(写真)

    また、その自然体の表情は、「話の通じる人物なのではないか」との期待を、一部の北朝鮮ウォッチャーに抱かせていたりもする。

  • 韓国アイドルの「遺書全文」公開。朝日新聞はどうかしている

    韓国の男性アイドルグループSHINee(シャイニー)のメンバー、ジョンヒョンさん(27)が18日、死亡した。遺体がみつかった宿泊施設の室内からは練炭が見つかっており、自殺したと見られる。

    これを受けて、朝日新聞が19日、ジョンヒョンさんの遺書全文を和訳して公開した。筆者はこれに、強い違和感と胸騒ぎを覚える。

    同紙によれば、遺書はジョンヒョンさんの「知人の韓国人歌手が画像投稿SNS『インスタグラム』で、『遺族と相談した結果』として公表した」ものだという。それならば新聞が載せずとも、遺書はジョンヒョンさんを偲ぶ人々の間で広く読まれることになったはずだ。翻訳も、語学力のあるファンの手で素早く行われたことだろう。

    それなのに、新聞がわざわざこれを公開する意味はどこにあるのか。

  • 金正恩氏「叔父殺し」の裏で動いた2人の女性

    北朝鮮「女人天下」の知られざる深奥(4)

    4年前の12月12日、北朝鮮の金正恩党委員長の叔父・張成沢(チャン・ソンテク)元国防副委員長が「国家転覆陰謀の極悪な犯罪を働いた」として処刑された。金正日総書記の妹・金慶喜(キム・ギョンヒ)氏の夫で、金正恩体制の後見人のひとりと目された張氏が殺されたのは、大きな驚きだった。

    張氏が殺された背景については、今も謎が残る。北朝鮮国内で張氏の支持勢力が伸長していたのを金正恩氏が危険視し、側近グループを動かして粛清に及んだというのが大方の見方だ。また、張氏が中国と親密であったことも、理由のひとつになったと考えられている。

    これらは北朝鮮の公式報道が示唆している内容でもあり、分析としては正しいものと言えるだろう。しかし、一時は北朝鮮で「実力ナンバー2」とさえ言われた張氏を除去するのは、簡単なことではなかったはずだ。下手に動けば、狙った側が張氏にやられてしまう。張氏もまた、自分の政敵を冷酷に抹殺してきた人物だからだ。

    (参考記事:「家族もろとも銃殺」「機関銃で粉々に」…残忍さを増す北朝鮮の粛清現場を衛星画像が確認

    7人もの愛人と

    ならば、張氏の粛清は誰がいつ、何がきっかけで決断し、どのように計画され実行されたのか――これらはいまだ詳らかになっていない。

    しかし一部には、その経過についてなかなか具体的なレポートを発表している専門家もいる。推測も交えたもので裏付けが取り切れているとは言えないが、興味を引く内容ではある。

    脱北者で平壌中枢の人事情報に精通する李潤傑(イ・ユンゴル)北朝鮮戦略情報センター代表によれば、張氏の除去を決断したのは金正日氏だったという。

    同氏は2008年8月に脳卒中で倒れるが、回復して見ると、自分が病床に伏している間に張氏の人脈が朝鮮労働党内で立場を強めていることに気づいた。とくに内政と人事のいっさいを掌握する党組織指導部に対する浸食が激しく、2010年には李済剛(リ・ジェガン)、李容哲(リ・ヨンチョル)という党組織指導部の2人の第一副部長が相次いで亡くなった。この2人は、張氏の派閥による暗殺説が根強く囁かれている。

    それでも、金正日氏もすぐには張氏の除去を決断できなかった。若年の金正恩氏がある程度、権力継承を終えるまでは、経験豊かな張氏の後見が必要だったからだ。

    そして、自分の死期が迫っていることを感じていた金正日氏は、ごく少数の人間に張氏の監視を命じた――。

    これが、李氏が主張する「張氏粛清の内幕」の概要である。ちなみに金正日氏が張氏の監視を命じた人物とは、ひとりは池在龍(チ・ジェリョン)駐中国大使、もうひとりは自身の次女である金雪松(キム・ソルソン)氏である。

    池氏は張氏の腹心中の腹心と言われた人物だ。それにもかかわらず、張氏の粛清後も現職にとどまっていることで、「金正恩氏に張氏を売った」との説が根強く囁かれている。たしかに、池氏の中国赴任は2010年であり、李氏の主張と時期的には符合する。

    一方、デイリーNKジャパンは先日、李氏の協力を得て金雪松氏の写真を世界で初めて公開するとともに、彼女が党組織指導部の幹部としてキャリアを重ねてきた事実を伝えた。父親の秘書役も兼ねていたとされる彼女ならば、張氏の動向を監視し、父親に報告を上げるには適任だっただろう。もしかしたら、張氏の不穏な動きを父親に伝えたのは彼女だったのではないか。

    (参考記事:金正恩氏の「美貌の姉」の素顔…画像を世界初公開

    そして、張氏粛清を巡って残るもうひとつの謎は、妻である金慶喜氏がどのような立場を取ったかだ。金慶喜氏は2012年4月に開かれた党第4回代表者会で組織担当書記に就任している。李氏によれば、彼女はこのとき党組織指導部長も兼務していたという。事実であれば、彼女の裁可なしに張氏粛清の実行は考えられない。これについて李氏は、次のように説明している。

    「もともと病苦の中にあった金慶喜氏は2013年初め、体調が著しく悪化します。しかしそのとき、張氏は一度も妻を見舞わず7人もの愛人と享楽にふけっていた。それが金慶喜氏にも報告され、彼女を激怒させたのです」

    北朝鮮の男性権力者たちの身勝手は今に始まったことではない。ただ、この話が事実なら、張氏にそもそも北朝鮮を引っ張る実力があったかどうか、疑わしくなる。

    (参考記事:機関銃でズタズタに…金正日氏に「口封じ」で殺された美人女優の悲劇

    いずれにしても、張氏粛清で金慶喜氏や金雪松氏が一定以上の役割を果たしたことは確かだろう。また、張氏粛清なくして、金正恩氏が現在のような独裁権力を手にすることはなかったように思われる。

    そう考えてみると、金正恩体制においてこの2人の女性の存在感は、相当に大きかったことがわかるのだ。(了)

  • 金正恩氏も認めた核ミサイル開発の「欠陥と教訓」とは何か

    北朝鮮では11~12日の2日間にわたり、「第8回軍需工業大会」が開かれた。過去の北朝鮮メディアの報道を見た限りでは、軍需工業大会開催の情報が明らかにされたのはこれが初めてだ。北朝鮮メディアの報道を分析したところ、いくつか気になる点がある。

    まず、北朝鮮はなぜ、今大会の情報を公開したのだろうか。その目的は、金正恩氏による核・ミサイル開発の成果を強調し、今後も継続していく意志を国内外に強くアピールするためだろう。

    現場では事故多発

    そして気になったのは、大会に本来なら参加していて当然の2人の人物が見えなかった。その人物とは黄炳瑞(ファン・ビョンソ)軍総政治局長と、金元弘(キム・ウォノン)同第一副局長だ。いずれも朝鮮労働党中央軍事委員会のメンバーとされており、大会のひな壇に座ってもおかしくない。

    この2人については粛清説が伝えられている。現時点で真偽は不明だが、大会に欠席したのは粛正説を裏付ける一つの材料といえるだろう。

    (関連記事:北朝鮮で「大量粛清」の懸念…「軍幹部を追放、収容所送りも」韓国紙報道

    金正恩党委員長は今大会で「国家核戦力の完成」を宣言した。米国を攻撃することが可能な核兵器の開発に成功したということだ。これについては「なお課題を残している」との指摘があるが、北朝鮮のミサイル技術が日増しに進歩していることは間違いない。

    特に2017年は、核実験を1回、長距離弾道ミサイルの発射実験を3回、中距離弾道ミサイルの発射実験を2回強行するなど、核兵器開発のスピードを加速させた。

    その一方、大会を報じた朝鮮中央通信の記事には、次のような一文がある。

     

    「欠陥と教訓」とは一体、何を指すのか。素直に読めば、核ミサイル開発においてまだまだ解決すべき課題があるという意味に思える。米国のマティス国防長官も、北朝鮮が先月29日に発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」型は、今すぐ脅威にはならないと見ているとの分析を明らかにしている。

    それとも現場の技術部門に対して、より高いレベルの核開発を進めることを促す意味合いかもしれない。北朝鮮がこのような表現を使う場合、思想的な問題を指していることが少なくない。核ミサイル開発の現場にいる科学者たちは、合理的思考の持ち主であるはずだ。だからこそ、たとえば「現在の条件下では、達成可能なのはここまでだ」という判断を下すこともあるだろう。

    しかし北朝鮮の体制は、そのような考え方を「敗北主義」として排撃する。その上で現場に「思想戦」を求め、無理難題をふっかけるのだ。そのようなやり方が「成果」につながることもあるが、それと引き換えに、現場は様々な犠牲を強いられることになる。実際、北朝鮮のミサイル開発の現場では、事故が多発している様子が観測されている。

    (参考記事:「炎で焼かれる兵士」映像も…北朝鮮、ミサイル発射実験で事故多発

    そして、「欠陥と教訓」の「教訓」がどのようなものであるかと言えば、このような犠牲さえ甘受すれば、どのような課題も達成できるとする考え方のことであろう。

    どんなに苦しく、どんな犠牲を払おうとも核兵器開発を完成させる――軍需工業大会の報道で言い表されたのは、まさにこのことではなかろうか。

  • 【画像】「炎に包まれる兵士」北朝鮮 、ICBM発射で死亡事故か…米メディア報道

    【画像】「炎に包まれる兵士」北朝鮮 、ICBM発射で死亡事故か…米メディア報道

    北朝鮮の独裁体制においては、核・ミサイル実験に対する国際社会の経済制裁がいかに容赦なくとも、金正恩氏ら支配層が最終的に損失を負うことはない。そういった損失はすべて大衆に押し付けられるからだ。

    エンジンの火炎に焼かれ

    それは、核・ミサイル開発の現場にいる軍人たちも同じだ。北朝鮮が最近、実施したミサイル発射実験においては、事故が多発していた様子が観測されている。

    北朝鮮が先月29日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」型を発射した際、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の兵士と思しき人物が、エンジンから噴出された火炎に焼かれて死亡したとの情報が出ている。しかも北朝鮮が公開した映像に、その場面が映っていたという。

  • 金正恩氏の「美貌の姉」の素顔…画像を世界初公開

    北朝鮮「女人天下」の知られざる深奥(3)

    北朝鮮の朝鮮労働党は、10月7日に開いた党中央委員会第7期第2回総会で、金正恩党委員長の妹である金与正(キム・ヨジョン)氏を党中央委員会政治局委員候補に選出した。金与正氏は、正恩氏の現地視察に同行する姿が北朝鮮の公式メディアにより写真や動画で伝えられており、今後、兄の国家運営の補佐役となっていくことが予想されていた。政治局委員候補への選出は、その見方を裏付けるものと言える。
    父である故金正日総書記を、妹の金慶喜(キム・ギョンヒ)元党書記が支えたのと同じ構図である。

    似顔絵でわかる顔立ち

    一方、金正日氏は妹に当てた遺書で「金雪松(キム・ソルソン)を正恩の幇助者(助言者)として準備させ後押しするように」と指示していたとされる。正恩氏の異母姉・金雪松氏が長らく父の秘書役となり、権力中枢で党官僚としての経験を積んできたのは、これまでに述べたとおりだ。(金雪松氏の写真)

    (参考記事:謎の長身美女「金雪松」のすべて

    ただそれでいて、金雪松氏はこれまで一度も北朝鮮の公式メディアに登場していない。金正日氏のロシア訪問時に随行したと言われているが、そのような限られた機会を除き、外国人が金雪松氏と接することはなかったと思われる。つまり、我々はほとんど誰も、金雪松氏の顔を知らないのだ。

    しかし、デイリーNKジャパンは今回、金雪松氏である可能性の極めて高い女性の写真を入手した。提供してくれたのは、脱北者で平壌中枢の人事情報に精通する李潤傑(イ・ユンゴル)北朝鮮戦略情報センター代表である。李氏はこの写真について、次のように説明する。(金雪松氏の写真)