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  • 触ると崩れるコンクリ壁…手抜きマンション「崩壊前夜」の恐怖

    北朝鮮の首都・平壌では2014年5月、完成したばかりの高層マンションが崩壊。500人が犠牲になる大惨事があった。北朝鮮当局は従来、こうした事故を徹底して隠ぺいするが、このときは犠牲者の多くが朝鮮労働党中央委員会の職員家族だったこともあって、やむをえず公表している。

    (参考記事:「手足が散乱」の修羅場で金正恩氏が驚きの行動…北朝鮮「マンション崩壊」事故

    こうしたこともあり、北朝鮮国民はマンションの安全性に非常に敏感だ。それなのに最近においても、重大な事故を予感させる建設案件が後を絶たない。

  • 家庭も平気で破壊する「アレに狂った主婦たち」の暴走

    北朝鮮社会の覚せい剤汚染が深刻であることは、国際的にも広く知られた事実だ。かつては国策として日本などに覚せい剤を密輸し、害悪をまき散らした北朝鮮だが、今では自らが深刻な違法薬物の蔓延に悩まされているのである。

    (参考記事:コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち )

    覚せい剤を密造・密売する犯罪組織の魔の手は、家庭や司法機関にまで及んでいる。咸鏡北道(ハムギョンブクト)の内部情報筋は、次のように話す。

  • 北朝鮮が拷問か…死亡の米大学生の歯列変形。米メディアが写真公開

    米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)韓国語版は24日、米バージニア大学生のオットー・ワームビアさん(当時22)が北朝鮮で約1年半にわたり拘束され、昨年6月に昏睡状態で解放された直後に死亡した問題で、ワームビアさんの下の歯列の中央の2本の歯の位置が大きく変わっていたことを示す写真を公開した。

    (参考記事:【写真】大きく変形したワームビアさんの歯列

    写真は、2014年からワームビアさんの歯の治療に当たっていたタッド・ウイリアムス博士が10日、ワシントンDCの連邦地裁に提出した陳述書に添付されていたもの。ワームビアさんの両親は4月26日、息子は北朝鮮の金正恩政権から「残酷な拷問を受けて殺害された」として、北朝鮮を相手取り、同地裁に損害賠償訴訟を提起している。

  • 【写真】大きく変形した歯列

    上の2枚ではきれいに並んでいる歯のうち2本が、最下段のスキャン画像では口の内側に大きく移動している。

    (参考記事:「性拷問」の証言も…北朝鮮は「外国人人質」に何をしているのか

    VOAが公開した、ワームビアさんの歯列の変化を示す写真
    VOAが公開した、ワームビアさんの歯列の変化を示す写真

    (参考記事:「性拷問」の証言も…北朝鮮は「外国人人質」に何をしているのか

  • 【写真】大きく変形したワームビアさんの歯列

    写真は、2014年からワームビアさんの歯の治療に当たっていたタッド・ウイリアムス博士が10日、ワシントンDCの連邦地裁に提出した陳述書に添付されていたもの。

    ワームビアさんの両親は4月26日、息子は北朝鮮の金正恩政権から「残酷な拷問を受けて殺害された」として、北朝鮮を相手取り、同地裁に損害賠償訴訟を提起している。

    上の2枚ではきれいに並んでいる歯のうち2本が、最下段のスキャン画像では口の内側に大きく移動している。

    VOAが公開した、ワームビアさんの歯列の変化を示す写真
    VOAが公開した、ワームビアさんの歯列の変化を示す写真
  • 手錠をはめた女性の口にボロ布を詰め…金正恩「拷問部隊」の鬼畜行為

    先月末、中国との国境に面した北朝鮮・咸鏡北道(ハムギョンブクト)に住む30代の女性、キムさんは、脱北を試みて失敗し、現地の郡保衛部(秘密警察)に逮捕されてしまった。

    その後、留置場内でケガを負ったキムさんを、保衛部は病院に搬送。知らせを受けた家族は病院へ見舞いに行き、弁当を差し入れた。数日後、病院から弁当箱を返された家族は、その中に隠されていた紙片を見て驚愕し、怒りに震えた。

    そこには、留置場内で2人の戒護員(留置担当者)から性的暴行を受け、ひどいケガをさせられた経緯が書かれていたのだ。

  • やっぱり韓国はどうかしている。法王の「訪朝承諾」で大騒ぎ

    最近の韓国は、やっぱりどうかしている。

    欧州を歴訪中の文在寅大統領は18日、バチカンでローマ法王フランシスコと会談した。青瓦台(韓国大統領府)によると、法王は文氏から北朝鮮の金正恩党委員長の訪朝要請を伝えられ、「(北朝鮮から)公式の招請があれば無条件で返事をするし、私は行くことができる」と述べたという。

    これを受け、韓国の主要メディアは「法王が事実上、訪朝要請を受諾した」と大々的に報じた。しかし、これがそんなに大きなニュースなのだろうか。北朝鮮は、キリスト教徒を含む自国民に、また外国人にさえひどい人権侵害を加えている国だ。彼らを救うため、法王が喜んで訪朝するだろうことは、誰にでも容易に想像できる。

    (参考記事:「北朝鮮で自殺誘導目的の性拷問を受けた」米人権運動家

    問題は、法王が行くかどうかではなく、金正恩氏が「公式の招請」を送るかどうかなのだ。

  • 女性に「手錠と猿ぐつわ」で…北朝鮮「秘密警察」の極悪手口

    先月末、北朝鮮の咸鏡北道(ハムギョンブクト)で保衛部(秘密警察)が、容疑者の女性に対する取り調べの過程で暴行を行う事件が起きた。保衛部は責任者の処罰を行うどころか、事実を隠蔽しようとし、事件をネタにして家族にカネを要求する始末だという。

    現地の内部情報筋によると、道内のある郡の保衛部は先月末、30代の女性キムさんを逮捕した。容疑は不法越境、つまり脱北しようとしたというものだ。

    手足に手錠

    キムさんは郡保衛部に連行され、留置場に入れられた。深夜勤務中だった戒護員(留置担当者)2人は飲酒して泥酔し、キムさんを呼びつけた。マッサージをさせた後、ベッドに押し倒し服を脱がせて暴行を行おうとした。

  • 日米の「韓国パッシング」は予想どおりの展開

    韓国紙・朝鮮日報(日本語版)の19日付の報道によれば、米国政府は最近、韓国政府に対して対北朝鮮経済協力事業リストと具体的なタイムテーブルの提示を要求。また、該当の事業者が国連の対北朝鮮制裁に抵触しないことを韓国政府が保証し、1件でも違反があればすべての事業を中止するよう求めていたという。

    北朝鮮との対話の進め方を巡っては、このところ米韓の間で不協和音が目立っている。それもそうだろう。トランプ米大統領は「金正恩委員長に恋をした」とまで語っているが、米国のほかの政治家たちは違う。現に上院外交委員会では、北朝鮮の政治犯収容所撤廃を求める決議案が新たに通過しているのだ。

    (参考記事:北朝鮮女性、性的被害の生々しい証言「ひと月に5~6回も襲われた」

    「旭日旗問題」に北が介入

    また少し前には、朝鮮半島情勢を巡る対話に「日本が乗り遅れている」との指摘があったが、今では韓国側が日米による「韓国パッシング」を心配する状況になっている。

    (参考記事:日韓の「旭日旗掲揚」問題に北朝鮮が参戦!日本の対抗策はこれだ

    (参考記事:金正恩は米大学生が「歯がズレて死亡」した理由を知っている

  • 「縁談で葬式の話を持ち出すな」日本を非難する金正恩氏の思惑

    北朝鮮の金正恩党委員長は、日本との直接交渉を促すトランプ米大統領や韓国の文在寅大統領らに対し、日本には拉致問題で「多くの譲歩」をしており、交渉停滞の責任は日本側にあると反論した――。

    共同通信は15日、韓国の拉致被害者家族の会代表で北朝鮮内に独自の情報源を持つ崔成龍氏からの情報として、北朝鮮当局が上述のような説明を党内で幹部らに行っていると伝えた。

    歴史問題で韓国に味方

    今年に入り金正恩氏と首脳会談を行ったトランプ氏と文在寅氏はいずれも、金正恩氏が「日本とも対話を進めたい」と語ったと明かしている。しかし正直なところ、金正恩氏が本当にそのように語ったとして、現段階でどのくらい真剣になっているのか、また日本人拉致問題をどれだけ重要視しているかは、はなはだ疑問だ。

    むしろ北朝鮮はこの間、過去の歴史問題と絡み、韓国と歩調を合わせるようにして日本を非難している。

    (参考記事:日韓の「旭日旗掲揚」問題に北朝鮮が参戦!日本の対抗策はこれだ

  • 【北朝鮮国民インタビュー】「国が電気を供給してくれていた時代に未練はない」

    かつて、全国の鉄道の8割を電化するほど電力に余裕があった北朝鮮。しかし、1980年代後半のソ連・東欧共産圏の崩壊で支援が減り、潤沢なエネルギー供給が得られなくなったことで電力が不足し始めた。さらに施設の老朽化に加え、1990年代後半の大飢饉「苦難の行軍」で電力インフラが崩壊したことで、現在は慢性的な電力難の中にある。

    「先軍政治」を掲げた金正日総書記は、電力インフラの整備に力を入れなかったため、数十年に渡って電力難が解消することはなかった。

    一方で金正恩党委員長は8月、咸鏡北道(ハムギョンブクト)の水力発電所である漁郎川(オランチョン)発電所の建設現場を視察に訪れるなど、電力分野に力を入れる姿勢をアピールしている。

    中国からの援助で多少は緩和したと言われている北朝鮮の電力難だが、実情はどうなのだろうか。

    (参考記事:北朝鮮の深刻な電力難、中国の支援で緩和か

    デイリーNKは、首都・平壌郊外の平城(ピョンソン)の市民と中国で接触し、電力事情についてインタビューした。一般的に地方都市の電力事情はよくないが、交通、物流の拠点である平城はかなりマシな方だという。

    ー電力事情は、1〜2ヶ月前と比べてどうか?

  • 「避妊するな」金正恩氏の命令に苦しむ北朝鮮の女性たち

    米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によれば、北朝鮮の金正恩党委員長は3年前、避妊と妊娠中絶を禁止し、これに背けば懲役3年の刑に処すとの命令を出した。避妊も中絶ももともと法で禁じられていたのだが、形骸化していた。しかし少子化が進んで軍の兵員充足までが難しくなるに及び、改めて厳命したのだ。

    このようなムチャクチャな規則のせいで、北朝鮮社会には様々な弊害が生じている。RFAが今月5日に伝えたところでは、北朝鮮女性の多くは仕方なく、ヤミで出回る質の悪い子宮内避妊器具を使用している。しかも長期にわたり装着したままでいるせいで、炎症に苦しむ事例が増えているという。

    北朝鮮では、まともな性教育が行われていないため性感染症が拡大した悪しき前例がある。(参考記事:北朝鮮で「性感染症」がまん延…「性教育不在」「男女共学」で爆発的拡大

    「避妊・中絶の禁止」もまた、誤った女性観から生まれた差別的な政策であると言えるだろう。(参考記事:コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち

    疾患が社会問題に

    そもそも北朝鮮女性が妊娠を避けようとするのは、慢性的な経済難の中で子どもを育てるのが難しいためだ。現在、北朝鮮経済の柱となっているのは、市場で商売に精を出す女性たちだ。

  • 日韓の「旭日旗掲揚」問題に北朝鮮が参戦!日本の対抗策はこれだ

    海上自衛隊の旭日旗(自衛艦旗)掲揚を巡る日韓の摩擦に絡み、北朝鮮メディアが日本に対する非難を強めている。旭日旗を巡っては、韓国南部・済州島で11日に開かれる国際観艦式で、韓国側が海自の護衛艦に対し旭日旗を掲げないよう要求。日本はこれを拒否し、護衛艦の派遣を中止した。

    これに対し朝鮮労働党機関紙の労働新聞は8日付の署名入り論評で、「日本が済州島で行われる『観艦式』に参加してもしなくても、朝鮮半島とアジア諸国をまたもや侵略し、踏みにじろうとする軍国主義狂信者らの凶悪な下心は決して変わらない」と反発。同日、北朝鮮国営の朝鮮中央通信も同様の論評を出した。

    (参考記事:「民族への我慢ならぬ冒とく」北朝鮮、海自の旭日旗掲揚を非難

  • 金正恩氏が「人体をミンチ」にした有力な状況証拠

    脱北した韓国に亡命した太永浩(テ・ヨンホ)元駐英北朝鮮公使は8日、韓国の野党・自由韓国党のキム・ジェギョン議員が主催した討論会で、北朝鮮当局は今後、国際社会から追及されている国内での人権蹂躙を巡り、金正恩党委員長の責任回避に全力を挙げるだろうとの見通しを示した。

    「今後、北朝鮮の人権外交の方向性は、人権蹂躙の糾明が金正恩の名前と直接つなげられるのを防ぐ方向に傾くでしょう。(国連での)北朝鮮人権決議案の上程阻止から、金正恩の責任糾明阻止に移っていくのです」

    国連総会は昨年末まで13年連続で、北朝鮮の人権侵害を非難する決議を採択している。昨年は、組織的で深刻な人権侵害を非難し、外国人に対する拷問や拘束、拉致、法的手続きを経ない死刑などに深刻な懸念を示した。

    (参考記事:「北朝鮮で自殺誘導目的の性拷問を受けた」米人権運動家

  • 【写真】北朝鮮軍の白頭山拳銃

    白頭山拳銃は、1970年代にチェコのCZ-75を模倣して作られた口径9ミリの自動拳銃で、銃身には金日成主席の直筆を模した「白頭山」という文字が刻まれている。1980年代から、軍の指揮官が使う拳銃として採用された。【写真】白頭山拳銃

    (参考記事:玄永哲氏の銃殺で使用の「高射銃」、人体が跡形もなく吹き飛び…

  • 【写真】いかつい「ガングロ」になった金正恩氏

    2018年9月、韓国の文在寅大統領の一行と行動をともにした時の金正恩党委員長。体形や顔立ちは数年前とさほど変わらないが、顔の肌は明らかに日焼けしている。

    (参考記事:【写真】色白だった頃の金正恩氏

    金正恩氏(平壌写真共同取材団)
    金正恩氏(平壌写真共同取材団)
    2018年9月20日、韓国の文在寅大統領らと白頭山を訪れた金正恩氏(平壌写真共同取材団)
    2018年9月20日、韓国の文在寅大統領らと白頭山を訪れた金正恩氏(平壌写真共同取材団)

    2018年9月20日、韓国の文在寅大統領らと白頭山を訪れた金正恩氏(平壌写真共同取材団)
    2018年9月20日、韓国の文在寅大統領らと白頭山を訪れた金正恩氏(平壌写真共同取材団)

    (参考記事:【写真】色白だった頃の金正恩氏

  • 【写真】色白だった頃の金正恩氏

    下の写真はいずれも、2015年当時の金正恩党委員長。最近と同様、精力的に各部門の現地指導を行っていた。
    (参考記事:【写真】いかつい「ガングロ」になった金正恩氏

    養魚場を現地指導した金正恩氏(2015年11月19日付労働新聞より)
    養魚場を現地指導した金正恩氏(2015年11月19日付労働新聞より)

    朝鮮人民軍航空・対空軍第447軍部隊を訪問した金正恩氏
    朝鮮人民軍航空・対空軍第447軍部隊を訪問した金正恩氏/2015年3月3日付労働新聞より

    (参考記事:【写真】いかつい「ガングロ」になった金正恩氏

  • 金正恩氏のいかつい「ガングロ写真」と色白ぽっちゃり時代

    「彼(金正恩氏)とあいさつを交わしながら、目についたのが彼の顔の色だった。顔が黒く日焼けしていたのだ。一国の首脳の顔が、なぜ日焼けしているのか」

    (参考記事:【写真】色白だった頃の金正恩氏
    (参考記事:【写真】いかつい「ガングロ」になった金正恩氏

    18日から20日にかけて、韓国の文在寅大統領に随行して北朝鮮を訪問した鄭東泳(チョン・ドンヨン)民主平和党代表は帰国後、韓国メディアに対し金正恩党委員長の第一印象をこう語った。

    言われてみれば、たしかにそうだ。以前は色白のぽっちゃり形だった金正恩氏が、いかつい「ガングロ」に変身している。

    (参考記事:【写真】色白だった頃の金正恩氏
    (参考記事:【写真】いかつい「ガングロ」になった金正恩氏

  • 北朝鮮女性、性的被害の生々しい証言「ひと月に5~6回も襲われた」

    米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によれば、米上院外交委員会は26日、北朝鮮国内の政治犯収容所の撤廃を求める決議案を通過させた。同決議案は、ユタ州選出のオリン・ハッチ議員(共和党)が4月に提出したもので、金正恩党委員長に対し、収容所に囚われているすべての収監者の釈放も求めている。

    (関連記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…

    トランプ米大統領や文在寅韓国大統領はじめ、米韓の指導者たちは金正恩氏との対話を優先するあまり、北朝鮮の人権問題に対する言及を露骨なまでに避けている。しかし政治犯収容所を筆頭に、「人権侵害の生産施設」とでも言うべき北朝鮮の拘禁施設の状態が目に見えて改善されない以上、今回の米上院外交委の決議案と同様の動きが、今後もどこかで出続けるのだ。

    (参考記事:北朝鮮、脱北者拘禁施設の過酷な実態…「女性収監者は裸で調査」「性暴行」「強制堕胎」も

    韓国の北韓人権情報センター(NKDB)が最近発表した「2018 北朝鮮人権白書」には、北朝鮮の拘禁施設において迫害を受けた人々の血のにじむ証言が数多く収録されている。たとえば咸鏡北道(ハムギョンブクト)出身のある脱北者の女性は、秘密警察である国家安全保衛部(現国家保衛省)の拘禁施設で受けた性的被害について、次のように語っている。

  • 金正恩命令をほったらかし「愛の行為」にふけった北朝鮮カップルの運命

    金正恩命令をほったらかし「愛の行為」にふけった北朝鮮カップルの運命

    今月の北朝鮮は国家的行事が目白押しだ。まず9日には70年目の建国記念日(9.9節)があり、18日から20日までは南北首脳会談が開かれた。このような時期には「雰囲気を乱す事件、事故を1件たりとも起こしてはいけない」として、国内に厳重警戒体制が敷かれる。

    そんな中、中国との国境に面した両江道(リャンガンド)の金亨稷(キムヒョンジク)郡で「大事件」が起きてしまった。しかもそこには「男女の関係」が絡んでいたようだから、関係者は穏やかではない。

    「寝ていた」男女

    現地のデイリーNKの内部情報筋によると、事件が起きたのは建国記念日を1週間後に控えた2日の午前0時ごろのことだ。

  • 「南北首脳会談? もう関心ないね」北朝鮮国民のシラけた本音

    北朝鮮の金正恩党委員長と韓国の文在寅大統領による、今年3回目の首脳会談が18日に行われる。非核化を巡る米朝対話が停滞する中、今回の会談が突破口を開くことを期待する向きは少なくない。またそうなってこそ、北朝鮮側が待望する経済制裁の緩和、または韓国や中国などによる経済支援の実現も近づく。

    しかし北朝鮮国民の中には、朗報を待ちくたびれた挙句、首脳会談にもはや何の関心も持てない人々が少なくないようだ。

    両江道(リャンガンド)の内部情報筋は17日、デイリーNKとの電話取材に対し「最初の首脳会談のときは、すぐにでも南北交流が活性化されて経済的な大事変でも起きるかと思って歓迎したが、数カ月が経っても支援(物資)ひとつ手に入らず、もう特別な期待などしていない」と語った。

    北朝鮮国民が国家に対して不信感を抱くのは、今に始まったことではない。

    (参考記事:「何かがおかしい…」国のやり方を疑い始めた北朝鮮の人々

    しかし4月に行われた1回目の首脳会談の際、北朝鮮当局はその意義を大々的に宣伝した。これはもちろん、これまでもメディア戦略を自ら統括してきたと見られる金正恩氏が、直接指揮を取ったものであったはずだ。

    (参考記事:金正恩氏が自分の“ヘンな写真”をせっせと公開するのはナゼなのか

    そうして大きな期待を持たされながら、それを地に落とされたショックはやはり大きかったようだ。

  • 北朝鮮女性を苦しめる「性上納」行為…軍では8割「経験あり」

    米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によれば、韓国の脱北者団体・キョレオル統一連帯は近く、「北朝鮮先軍政治の不都合な真実―北朝鮮特殊部隊と女性兵士の人権実態調査報告書」を発表する予定だ。同団体には軍出身の脱北者760人が登録しており、その中から50人(男性20人、女性30人)を選び、調査を行ったという。

    (参考記事:ひとりで女性兵士30人を暴行した北朝鮮軍の中隊長

    北朝鮮の軍隊内における人権侵害のひどさはつとに知られているが、特殊部隊における実態にフォーカスした資料はこれまで見たことがない。特殊部隊は、弱体化が進む北朝鮮軍にあっても、周辺国に実質的な脅威を与えうる存在であり続けている。それだけに、この報告書でどんなことが暴かれているか、非常に興味深い。

    一方、女性兵士に対する人権侵害はどうか。北朝鮮軍では「マダラス」や「書類整理」などと呼ばれる女性に対する性的暴行が横行している。

    (参考記事: 北朝鮮女性を苦しめる「書類整理」と呼ばれる性虐待行為

  • 北朝鮮で「サウナ不倫」が拡大か…金正恩氏も止められず

    北朝鮮の人々は大層な風呂好きだ。各地方都市には国営のスーパー銭湯が存在するほどだ。

    朝鮮中央通信は2010年3月21日に配信した「勤労大衆の文明を花咲かす社会主義の恩徳」という全国のスーパー銭湯を紹介する記事で、その建設目的を次のように伝えている。

    敬愛する将軍様の崇高な意志により、全国各地に作られた蒼光院式奉仕基地は、母なる党の人民愛の歴史と人民大衆中心のわが国の制度の優越性を伝え、広範な勤労大衆に真の社会主義の恵みを与える「恩情院」「恩徳院」と親しみを持って呼ばれている。

    つまり、スーパー銭湯ですらも体制のプロパガンダに利用するのが北朝鮮なのだ。しかし、一部を除いて運営状態が良好とは言い難い。

    咸鏡北道(ハムギョンブクト)のデイリーNK内部情報筋の話では、国営スーパー銭湯には、風呂、サウナはもちろん、理髪店、美容室もあり、レストランまで併設する豪華さを誇っているのに、シャワーからお湯が出ず、浴槽にもお湯が張られていないというのだ。

    一風呂浴びるには、10リットルのバケツに水を汲んで、石炭ストーブで温めるしかなく、煤煙が室内に充満して、臭くて息が詰まるという。これでは楽しみに行ったのか、苦しみに行ったのかわからない。

    国営スーパー銭湯に代わって流行しているのが、トンジュ(金主、新興富裕層)が経営する民営のスーパー銭湯だ。権力者がカネに物を言わせ、家族でなければ利用できないVIPルームを愛人との逢瀬に利用し、批判の的になったりしているが、施設自体は庶民からも人気のようだ。

    (参考記事:北朝鮮で「サウナ不倫」が流行、格差社会が浮き彫りに

    平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内部情報筋が、その詳細を伝えてきた。

    民営のスーパー銭湯の充実度は国営スーパー銭湯とさほど変わりないが、最も異なるのは「正常に運営」されているところだ。

    入浴後のお楽しみと言えば冷たいビールだが、このスーパー銭湯ではアルコールや乾き物はもちろん、オレンジジュース、サイダーなどのソフトドリンク、お菓子やパンなども売られている。エステを兼ねた美容室もある。

    入浴前に脱いだ衣類を預ければ洗濯してくれるサービスもある。入浴中に洗濯、乾燥まで行うもので、下着は3000北朝鮮ウォン(約39円)、厚手のアウターでも2万北朝鮮ウォン(約290円)だ。

    ここまで楽しめて料金は、一番安い一人湯で3000北朝鮮ウォン、一番高い家族湯でも1万5000北朝鮮ウォン(約195円)。国営スーパー銭湯の入場料500北朝鮮ウォン(約6.5円)に比べると高いが、一般庶民でもさほど負担なく利用できる金額で、何よりも職場から利用券を受け取って、何時間も並んで入場する面倒くささもない。

    情報筋によると、このようなスーパー銭湯は、人口28万人の平城市内に100ヶ所ほどあるというのだ。前述のスーパー銭湯では20人ほどの人が雇われていることを考えると、市内全体で2000人もの雇用を生み出している計算になる。

    そこに目をつけたのは市の人民委員会(市役所)だ。スーパー銭湯のオーナーは、市の商業管理所に毎月50ドル(約5600円)を納めているが、これは「商業管理所所属」という看板を掲げる許可を得て営業を行うために必要な一種の税金だ。払わなければ、営業停止に追い込まれるなどの制裁を受ける。

    (参考記事:経済制裁の深刻な影響下でもたくましく生き残る北朝鮮商人

    また、ときどき係官がやってきて、電気設備や建物管理に問題がないか検閲(査察)を行うが、これはもちろん名目に過ぎない。係官の狙いは、タバコや米ドルなどのワイロをせびることだ。

    北朝鮮のスーパー銭湯が、不倫や売春の温床となっているのは前述したとおりだ。施設が増えれば、そういった行為がいっしょに拡大する可能性もある。

    権力者や金持ちの「やりたい放題」は、北朝鮮では昔からあることだ。

    (参考記事:【動画アリ】ビキニを着て踊る喜び組、庶民は想像もできません

    ただ、北朝鮮当局は年始から、金正恩党委員長の号令を受けて風紀の一斉取り締まりキャンペーンを行っており、本来ならば「サウナ不倫」もその対象になるはずだ。しかし実際のところ、金持ちの不倫三昧がキャンペーンで槍玉に上げられたという話は聞こえてこない。

    金正恩氏の権力をもってしても、止められないものが北朝鮮にあるのだろうか。

    (参考記事:「エリート女学校長は少女達を性の玩具として差し出した」北朝鮮幹部が証言

    国営の平壌第一銭湯(画像:朝鮮中央通信)
    国営の平壌第一銭湯(画像:朝鮮中央通信)
  • 「急に変なこと言わないで!」金正恩氏、妹の猛反発にタジタジ

    朝鮮中央通信は9日、中国共産党の序列3位・栗戦書(りつ・せんしょ)政治局常務委員を団長とする中国党・政府代表団が前日、北朝鮮の建国70周年記念行事に参加するため現地入りした際、金正恩党委員長の妹・金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党第1副部長らがこれを迎えたと伝えた。金与正氏が公の場に出てくるのは、久しぶりのことだ。

    (関連記事:「金与正氏がいて本当に幸いだ…」金正恩氏の妹を韓国要人がベタ褒め

    金正恩氏は7月以降、精力的に経済部門の視察を行っているが、李雪主(リ・ソルチュ)夫人が同行することはあっても、金与正氏の姿は見られなかった。それがここへ来て登場したのは、関係が改善した中国への礼遇を示すためであり、それはまた、金与正氏が兄からいかに期待をかけられているかの証左でもあると言える。

    最近では、金正恩氏がいったん下した指示を、金与正氏が訂正させることもあると言われる。

  • 北朝鮮は今後どうなる…建国70周年と米朝関係、非核化

    北朝鮮は今後どうなる…建国70周年と米朝関係、非核化

    北朝鮮は2018年9月9日、建国70周年を迎えた。

    金正恩国務委員長(朝鮮労働党委員長)国際社会からの強力な制裁に抗いながら、2017年中に核兵器の「完成」を宣言。2018年に入ってからは対話路線に大きく方針転換し、韓国の文在寅大統領、中国の習近平国家主席と相次いで会談。6月にはトランプ米大統領との、史上初の朝米(米朝)首脳会談を実現させた。

    34歳の若さでのこの「実績」は、実際のところ、祖父の金日成主席や父・金正日総書記と比べても遜色のないものと言えるだろう。

    「ゴール」は2020年

    では、北朝鮮の今後はどうなるのだろうか。それはひとえに、非核化の進展と、米朝関係の改善にかかっていると言える。

    北朝鮮が今後どうなるかを占う上で、まず時期的なゴールとして見えてきたのが、2020年だ。金正恩氏は9月5日に訪朝した韓国の大統領特使団と会った席上、トランプ氏の1期目の任期内に非核化を実現し、朝米関係を改善したいとの意向を示した。次の米大統領選挙は2020年11月に予定されている。

    (参考記事:「非核化、トランプ氏の1期目の任期内に」金正恩氏が表明

    トランプ氏も容認

    こうした金正恩氏の発言に対し、トランプ米大統領は同月6日、米モンタナ州での集会で行った演説の中で「素晴らしい」と評価。北朝鮮の非核化について「ゆっくりやればいい」と述べ、長期化を容認する姿勢を示した。

    トランプ氏は8月下旬、ポンペオ米国務長官の訪朝中止を発表した際、「非核化に関して重要な進展が見られない」と不満を表明していた。しかし、米朝両国は今後、時にこうした曲折を経ながらも、2020年の恐らく半ばごろを見据え、非核化のための対話を続けていく可能性が高い。

    北朝鮮では党大会

    ちなみに2020年は、北朝鮮で朝鮮労働党の第8回党大会が予定されている年でもある。

    党大会は、北朝鮮で最も権威の高い大会だが、2016年5月に第7回大会が行われるまで36年間も開かれなかった。破たんした経済政策の総括が困難だった事情に加え、金正恩氏の父である金正日氏が、党や行政上の手続きを踏むよりも、自らの裁量で機動的に(自由気ままに)物事を進めることを好んだためだ。

    金正恩氏は「有言実行」

    それに対して金正恩氏は、重要政策を公の場で自ら宣言し、その成果を公の場で総括する「有言実行」スタイルだ。これは、核兵器開発においても見られた。金正恩氏は間違いなく、2020年を自身と北朝鮮にとって重要な節目とする考えを持っている。

    ちなみに、金正恩氏が推進する大規模な建設プロジェクトは、いずれも2019年から2020年にかけての完成が厳命されている。ただ、建設工事に関する北朝鮮の能力に比べ、ムリな工期設定がなされているとの指摘があり、事故多発や工期の遅れも懸念されている。

    (参考記事:金正恩氏の背後に「死亡事故を予感」させる恐怖写真

    「裕福で文化的な生活」目標

    朝鮮労働党中央委員会は4月20日に平壌で行われた第7期第3回総会で、核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験を停止するとの決定書を採択。同時に、今後は経済建設に注力するとの方針を示した。

    (参考記事:北朝鮮「核・ICBM実験停止」を決定、核実験場も廃棄

    金正恩氏は総会で行った演説で「わが共和国が世界的な政治・思想強国、軍事強国の地位に確固と上がった現段階で全党、全国が社会主義経済建設に総力を集中すること、これがわが党の戦略的路線である」と宣言。続けて「人民経済の主体化、現代化、情報化、科学化を高い水準で実現し、全人民に何うらやむことのない裕福で文化的な生活を与える」との目標を示した。

    幹部を処刑

    「有言実行」を自身のポリシーとする金正恩氏にとって、これは非常に重い課題である。

    金正恩氏は最近、経済部門の視察に力を入れており、現場の担当幹部を激しく叱ることも珍しくない。金正恩氏は2015年8月、スッポン養殖工場の管理状態が「なっていない」と激怒し、支配人を処刑してしまったことがある。

    (参考記事:【動画】金正恩氏、スッポン工場で「処刑前」の現地指導

    それを知る各現場の担当幹部たちは、さぞや生きた心地がしないだろう。

    「終戦宣言」にこだわる理由

    金正恩氏にとっては、すでに宣言してしまった経済発展を達成するためにも米朝関係の改善は必須であり、いますぐにでも必要になるのが朝鮮戦争の「終戦宣言」だ。

    北朝鮮の建設現場や農場で重要なマンパワーとなっているのが、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の兵士たちだ。今後、経済建設にいっそう注力するためには、こうした現場により多くの兵力を振り向けなければならない。また、兵器開発や各種装備の維持・管理に投じられているコストを、大幅に削減する必要もある。

    北朝鮮が米国に対し、早期の終戦宣言を強力に要求するのは、関係改善を象徴する「ステップ」としての意味もあろうが、「経済重視」にシフトする根拠としても重要であるためと思われる。

    投資は中国と韓国から

    北朝鮮経済の好転のためには、外部からの投資も必要になるが、この点で金正恩氏が期待しているのは、米国ではなく中国と韓国だろう。

    トランプ氏は7月20日、北朝鮮人権法を2022年まで延長する法案に署名し、成立させた。同法は、北朝鮮の人権問題が改善しない限り、米国が北朝鮮に対して人道支援以外の援助を禁じるものだ。

    (参考記事:金正恩氏がトランプ氏に「言いたくても言えない」あの問題

    これにより、米国政府は北朝鮮に対して経済支援を行うことができなくなっているのだ。実際、ポンペオ米国務長官は5月9日に金正恩氏と会談した後に行われたFOXテレビのインタビューで、北朝鮮が完全な非核化に応じた場合、見返りとして民間資本を主体とした経済支援を行うことについて言及している。

    災害のダメージ

    民間資本による投資では、北朝鮮にとって必要な道路・電力・港湾などのインフラ整備には不足する可能性がある。だから大型の資金援助は、やはり中国や韓国に頼ることになるのだろうが、この両国としても、米朝関係が良好でなければ自由に動くことはできない。

    もっとも、たとえ米朝関係がうまく行ったとしても、それだけで北朝鮮の未来が明るいと言えるわけはない。北朝鮮は毎年のように、自然災害によって手ひどいダメージを受けている。こんなことが続いていたら当然、経済全体にシワ寄せが行く。

    (参考記事:金正恩氏の「権威失墜」…北朝鮮の危険指数は世界最悪レベル

    しかしいずれにせよ、北朝鮮が今後どうなるかを占う上で、最大の焦点が米朝関係であることは今後も変わらないだろう。

    南北首脳会談に注目

    そして当面の動きとして注目したいのは、韓国の文在寅大統領が9月18日から訪朝し、2泊3日で行う南北首脳会談の結果だ。前述した韓国の大統領特使団が北朝鮮側と合意した会談の議題には、朝鮮半島での恒久的な平和定着および共同繁栄のための問題、特に朝鮮半島の非核化に向けた実践的な方案が含まれるという。