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  • 住民や労働者が次々に逃げ出す酷寒の「恐怖写真」現場

    北朝鮮国営の朝鮮中央通信は10月30日、金正恩党委員長が中国との国境に近い三池淵(サムジヨン)郡を視察したと伝えた。金正恩氏が同郡を視察するのは、今年3回目だ。

    三池淵郡は北朝鮮で「革命の聖地」として知られるとともに、風光明媚な景勝地でもある。金正恩氏は東海岸の「元山葛朝(ウォンサンカルマ)海岸観光地区」と並び、同郡の観光開発プロジェクトを最重視していると見られる。

    しかし、三池淵郡の建設現場の安全対策は劣悪で、実際に事故も発生。北朝鮮が公開した写真の中にも「恐怖写真」レベルのものがある。

    (参考記事:金正恩氏の背後に「死亡事故を予感」させる恐怖写真

    しかも、三池淵郡は北朝鮮の最高峰・白頭山(ペクトゥサン)を擁する高原地帯だ。

  • 美女と「日本製の部屋着」に狂わされた、ある北朝鮮警察官の選択

    北朝鮮の最高学府・金日成総合大学を卒業した脱北者で、韓国紙・東亜日報の名物記者であるチュ・ソンハ氏の近著『平壌資本主義百科全書』では、北朝鮮の人々の知られざる生活実態が生々しく紹介されている。

    同書を通じて改めて確認されたことのひとつが、北朝鮮の富裕層が今なお「メイド・イン・ジャパン」を愛しているということだ。平壌に住むある御曹司はチュ氏のインタビューに、次のように答えている。

    「(周りから)良い暮らしをしていると思われたければ、弾ける人がいなくてもピアノ1台は家になきゃダメですね。日本のヤマハのピアノが2万ドル、中古なら7000~8000ドルくらいです。家具もすべて日本製を最高とみなします。韓流なんか知りませんよ」

    (参考記事:北朝鮮で「サウナ不倫」が流行、格差社会が浮き彫りに

  • 130人が犠牲「水族館の惨劇」のあり得ない結末

    北朝鮮の金正恩党委員長はこの夏、国内各地の工場や建設現場を精力的に回り、生産態勢や工事の進捗具合に難があると思われた部門の幹部らを、容赦なく叱りつけ、檄を飛ばした。

    その熱心さが、やがて惨事につながるのではないかと懸念していたら案の定、現実のものとなってしまった。

    すでに本欄でも伝えた通り、金正恩氏が7月に視察した清津(チョンジン)かばん工場の工事現場で床が崩壊する事故が発生。4人が死亡し、数十人が重軽傷を負ったのだ。金正恩氏から叱責を受けた朝鮮労働党中央委員会が、大慌てで「工場を建て直せ」と指示した結果である。

    (参考記事:河原で500人死亡の地獄絵図…「速度戦」と呼ばれる殺人キャンペーン

    この事故で死亡したのは、専門の建設労働者ではなく、工場の女性職員4人だ。

  • 17歳の女子高生ら被害も「氷山の一角」か…暴露された韓国軍の性暴力

    今月7日、韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相は1980年に韓国の光州市で発生した光州民主化運動(光州事件)当時、デモ隊を弾圧した戒厳軍の兵士などが市民に性的暴行を働いた事実が確認されたことを受け、会見を開いて謝罪文を発表した。

    しかし、当時の実態を知る関係者の間からは「今まで政府が黙殺してきたことが、今ごろになって明らかになったに過ぎない」との反応が出ていると、光州の地方紙・全南日報が伝えている。

    「山の中で縛り上げられ」

    同紙によれば、光州民主化運動における性暴力は、すでに18年前から知られていた。

  • 金正恩氏視察先の工事現場が崩壊…死傷者多数

    金正恩氏視察先の工事現場が崩壊…死傷者多数

    北朝鮮では、手抜き工事の横行などにより、建物の崩壊や建設現場での死亡事故が多発している。この9月中旬には、金正恩党委員長が視察した工場で深刻な事故が起きた。

    (参考記事:「手足が散乱」の修羅場で金正恩氏が驚きの行動…北朝鮮「マンション崩壊」事故

    金正恩氏は今年7月、北東部の咸鏡北道(ハムギョンブクト)で複数の現場を視察。その中のひとつ、清津(チョンジン)かばん工場を訪れた金正恩氏は、関係者に対して手厳しい批判を加えた。朝鮮中央通信は、その時の様子を次のように伝えている。

    「最高指導者は、清津かばん工場を建設した時から1年半になるまでデザイン室も設けず、製品陳列室も汚いまま放っているのを見れば確かに道党委員会の活動に問題があると深刻に批判した」

    (参考記事:金正恩氏、咸鏡北道で経済部門を集中視察…工事の遅れで内閣を叱責

    きつい指摘に、関係者は震え上がったはずだ。

  • 芸術家出身の美女が…北朝鮮「高級VIP風俗」の実態

    9月20日に韓国で出版された『平壌資本主義百科全書』が好評を博しているようだ。著者は東亜日報のチュ・ソンハ記者。チュ氏は北朝鮮の最高学府・金日成総合大学を卒業した脱北者で、北朝鮮社会の内部をえぐる取材では他の追随を許さない活躍を見せてきた。

    新著の内容は、これまでにも増して衝撃的だ。筆者も読み始めたばかりなのだが、のっけから引き込まれた。冒頭で紹介されているのは北朝鮮人口の「0.001パーセントレベルの御曹司」のインタビューだ。

    北朝鮮で貧富の格差が拡大しているのは周知の事実ではあるが、平壌中心部の外貨専門サービス施設で1日に1000ユーロ単位の遊興費を当たり前のように蕩尽するという「御曹司」の話は、ハッキリ言って想像以上だった。

    (参考記事:「牛乳風呂」をたのしむ北朝鮮の上流階級)

    今後も本書のポイントについて機会があるごとに紹介するつもりだが、とりあえず目に入ったのは次のくだりだ。

    「彼は常連として通う家屋型のクラブについても衝撃的な話を続けた。一般のマンションに店を構え、芸術家出身の美しい女性が身分の確かな固定客のVIPを相手にお酌をし、接待(ベッドも含む)をする。一晩に普通、100ドル以上だという」

    (参考記事:美貌の北朝鮮ウェイトレス、ネットで人気爆発

    北朝鮮においても、性の売買が行われている事実はつとに知られている。よく知られているのは低所得層の女性たちの、食べていくための生業についてだが、それとは違う金持ち相手の商売があることも伝えられている。

    (参考記事:コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち

  • 「警察官たちは性犯罪の捜査を楽しんでいる」北朝鮮の救われぬ実態

    北朝鮮の朝鮮人権協会は4日、国際人権NGOのヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)が北朝鮮における女性への性暴力実態に関する報告書を発表したことに対し、「政治的謀略策動の一環」であると非難するスポークスマン談話を発表した。

    HRWが先月31日に発表した報告書「理由もなく夜に涙が出る 北朝鮮での性暴力の実情」は、金正恩党委員長が政権を継承した2011年以降に脱北した54人と、脱北した北朝鮮の元公務員8人を対象にしたインタビューを元に作成されたものだ。

    その中には、被害女性らの血のにじむような証言のほか、身近で起きた性犯罪の経過を知る第三者の証言などが数多く収められており、読むほどに「そこまで酷いのか」と愕然とさせられる。

    (参考記事:被害女性たちの血のにじむ証言…報告書「理由もなく涙が出る」を読む

  • 「私たちは性的なおもちゃ」被害女性たちの血のにじむ証言…報告書「理由もなく涙が出る」を読む

    ※この記事には、性暴力の被害に関する具体的な記述が含まれています。

    ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)が先月31日に発表した報告書「理由もなく夜に涙が出る 北朝鮮での性暴力の実情」。報告書で最も多くのページを割いて伝えているのは、北朝鮮の拘禁施設における女性に対する性暴力だ。

    両江道(リャンガンド)で密輸に携わっていた30代女性のユン・スリョンさん。2011年末、他の女性と共に薬草を中国に密輸しようとして逮捕された。

  • 【写真】「凄腕デカ」から「美少女戦士」まで…金正恩氏ボディーガードの多彩な顔ぶれ

    下の写真は、元NBAのデニス・ロッドマンが2013年3月に訪朝したときのもの。バスケット・ボールの試合を観戦する人々の中で、2人の男女――金正恩氏の頭の上に見える男性と、ロッドマンの背後の女性だけが別の方向に鋭い視線を向けている。この2人は護衛司令部に所属する警護員である可能性が高い。(参考記事:【写真】金正恩氏を守るエリート警護員たち

    いずれも容姿に優れており、男性は映画に出てくる「凄腕デカ」のような雰囲気。一方の女性は「美少女戦士」風か。

    金王朝を身近で守る警護員は、「喜び組」の選抜も行う朝鮮労働党組織指導部の5課が人選しているとされる。

    2013年3月、バスケットボールの試合を観戦する金正恩氏とデニス・ロッドマン(NEWSIS)
    2013年3月、バスケットボールの試合を観戦する金正恩氏とデニス・ロッドマン(NEWSIS)
  • 「凄腕デカ」と「美少女戦士」

    金王朝を身近で守る警護員は、「喜び組」の選抜も行う朝鮮労働党組織指導部の5課が人選しているとされる。

    2013年3月、バスケットボールの試合を観戦する金正恩氏とデニス・ロッドマン(ニューシス Korea)
    2013年3月、バスケットボールの試合を観戦する金正恩氏とデニス・ロッドマン(ニューシス Korea)
  • 中国で盛り上がる「北朝鮮観光ブーム」国境都市から1日1000人

    今年に入って3回開かれた北朝鮮の金正恩党委員長と中国の習近平国家主席の首脳会談。それをきっかけに中国では北朝鮮観光ブームが起きている。国境では、北朝鮮に向かう観光客が長蛇の列を成している。

    デイリーNKの対北朝鮮情報筋によると、中国の丹東から北朝鮮の新義州に向かう観光客の数はざっと見て1日1000人ほど。入管には午前9時から列ができ始め、3時間ほどしてようやく解消するほど観光客が多い。

    この情報筋は、北朝鮮観光ブームが始まったのは今年8月頃と見ている。一方、米国の北朝鮮ニュース専門サイトのNKニュースは6月としている。いずれも、3回目の中朝首脳会談の後だ。中朝関係改善の兆しが見えたことで、北朝鮮旅行への関心がぐっと高まったという。

    (参考記事:実は近くて普通に行ける、北朝鮮旅行

  • 「私たちは性的なおもちゃ」暴露された金正恩時代の性暴力

    国際的な人権団体のヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は先月31日、「理由もなく夜に涙が出る 北朝鮮での性暴力の実情」と題した報告書を発表した。(英語版韓国語版

    金正恩氏が権力の座に就いた2011年以降に脱北した54人と、脱北した北朝鮮の元公務員8人を対象にしたインタビューを元に作成されたこの報告書では、北朝鮮における性暴力の現状と、それを生み出す社会的土壌について詳しく解説されている。

    報告書が挙げたのは、社会の根幹を揺るがす大きな変化が、弱い立場にいる女性を犠牲にしたという点だ。

    「もはや日常生活の一部」

    北朝鮮はかつて、世界に類を見ないほどの配給依存型の社会だった。人々は食料品、衣服から住宅に至るまで、ほとんどすべてのものを国から配給として受け取っていた。ところが、経済、農業政策の積み重なった失敗、共産圏の崩壊で援助が得られなくなったことで旧来のシステムが崩壊。そこに自然災害が重なったことで、1990年代後半に「苦難の行軍」と呼ばれる未曾有の食糧危機が起きた。

  • 【映像】米国務省が公開「机の上で麻酔なしに堕胎手術された」女性虐待の告発

    北朝鮮は、国連で13年連続で採択されている北朝鮮人権決議案に対して「政治的挑発」「『人権問題』を口実に不純な政治目的を追求しようとするいかなる試みに対しても、絶対に袖手傍観しない」などと強く反発している。

    それでも、国際社会は黙っていない。米国では上院外交委員会が、北朝鮮の政治犯収容所の撤廃を求める決議案を通過させた。

    (参考記事:北朝鮮女性、性的被害の生々しい証言「ひと月に5~6回も襲われた」

    一方、米国務省は広報サイト「シェア・アメリカ」で、10月27日の世界信教の自由の日に合わせて、北朝鮮で宗教が迫害されているという内容の脱北者の証言動画を公開した。証言したのは脱北者のチ・ヒョナさんだ。

    (参考記事:「麻酔なしに強制堕胎された」…米国務省「シェア・アメリカ」の公開映像

    証言内容は次のようなものだ。

    【証言動画】北朝鮮で受けた人権侵害

    【証言動画】北朝鮮で宗教が迫害されている

  • 米国務省が動画公開「机の上で麻酔なしに堕胎手術された」女性虐待の告発

    北朝鮮は、国連で13年連続で採択されている北朝鮮人権決議案に対して「政治的挑発」「『人権問題』を口実に不純な政治目的を追求しようとするいかなる試みに対しても、絶対に袖手傍観しない」などと強く反発している。

    それでも、国際社会は黙っていない。米国では上院外交委員会が、北朝鮮の政治犯収容所の撤廃を求める決議案を通過させた。

    (参考記事:北朝鮮女性、性的被害の生々しい証言「ひと月に5~6回も襲われた」

    一方、米国務省は広報サイト「シェア・アメリカ」で、10月27日の世界信教の自由の日に合わせて、北朝鮮で宗教が迫害されているという内容の脱北者の証言動画(下)を公開した。証言したのは脱北者のチ・ヒョナさんだ。

    証言内容は次のようなものだ。

    「脱北を4回試みたが、3回失敗して強制送還された。中国で人身売買されたが、『混血の子どもの出産は認めない』との理由で警察に強制堕胎させられた。机の上に寝かされ、自分の着ていた服でさるぐつわを噛まされ、両手両足を抑え込まれた上で、麻酔なしに堕胎手術を受けさせられた」

    「(1990年代後半の)苦難の行軍のころに、うちの家族も餓死の危機に追いやられた。母はコメを得るために中国に渡った。中朝国境地域にある朝鮮族教会に米国と韓国の宣教師が託していたコメをもらったが、同時に縦8センチX横5センチの小さな聖書をもらってきた。それをきっかけに神の存在を知ることとなった」

    「その後、保衛部(秘密警察)に呼び出された。聖書を奪われた上で5時間にわたり拷問された」

    (参考記事:「北朝鮮で自殺誘導目的の性拷問を受けた」米人権運動家

    北朝鮮は、米国と韓国が非核化を優先して人権問題に言及しなくなったのをいいことに、このまま「普通の国」の仲間入りを狙っているのかもしれないが、そうは問屋が卸さない。人権侵害の証拠は数多く残っており、それをなくしてしまうことなどできないのだ。

    (参考記事:【動画】金正恩氏、スッポン工場で「処刑前」の現地指導

    2013年に脱北過程を綴った本「自由を求めて千万里」を出したチさんは、昨年12月にニューヨークの国連本部で開かれた「北朝鮮人権の日」、今年7月の「信教の自由向上のための閣僚級会議」などで証言するなど、北朝鮮の人権問題を全世界に知らせる活動に取り組んでいる。

    米国は、クリントン大統領(当時)が1998年、世界信教の自由法に署名した10月27日を「世界信教の自由の日」としている。一方で北朝鮮は宗教、特にキリスト教に対して厳しい弾圧を加えていて、聖書を持っていたとの理由だけで拷問、収容所送りなどの厳罰に処している。

    シェアアメリカは今年5月、脱北者のチ・ソンホ氏、チョン・グァンイル氏が北朝鮮で受けた人権侵害について語る動画も公開している。

     

  • 【証言動画】北朝鮮で受けた人権侵害

    シェアアメリカは今年5月、脱北者のチ・ソンホ氏、チョン・グァンイル氏が北朝鮮で受けた人権侵害について語る動画も公開している。

     

  • 【証言動画】北朝鮮で宗教が迫害されている

    シェアアメリカは今年5月、脱北者のチ・ソンホ氏、チョン・グァンイル氏が北朝鮮で受けた人権侵害について語る動画も公開している。

     

  • 河原で500人死亡の地獄絵図…「速度戦」と呼ばれる殺人キャンペーン

    北朝鮮メディアは先月30日と今月1日、金正恩党委員長が両江道(リャンガンド)の三池淵(サムジヨン)郡と東海岸の「元山葛麻(ウォンサンカルマ)海岸観光地区」の建設現場を視察したことを伝えた。両方とも、金正恩氏がいま最も力を入れている開発プロジェクトであり、現地を視察するのはいずれも今年3回目だ。

    (参考記事:「手足が散乱」の修羅場で金正恩氏が驚きの行動…北朝鮮「マンション崩壊」事故

    しかし、金正恩氏の意気込みとはうらはらに、現地からは不安な声が聞こえてくる。

    「資材が簡単に揃う状況ではないのに、工事の大幅なやり直しを命じられた。手抜き工事は避けられないだろう」(両江道の内部情報筋)

    北朝鮮では手抜き工事が横行しており、それにより、深刻な事故が繰り返し起きている。

  • 【写真】夜な夜な金正日の「個人指導」に呼び出された天才美女パク・エラの運命

    北朝鮮の金正恩党委員長の父・金正日総書記は、ハデな女性遍歴で知られていた。

    彼の身近にいた女性としては、正妻の金英淑(キム・ヨンスク)、金正男の母の成恵琳(ソン・ヘリム)、金正恩の母の高ヨンヒ(コ・ヨンヒ)、晩年まで秘書として務めた金オクが知られているが、それ以外にも、絶世の美女と言われた禹仁姫(ウ・イニ)ら多数の女性と関係を持ったと言われている。

    機関銃でズタズタ

    彼女らの運命は様々だ。成恵琳と禹仁姫は女優、高ヨンヒは舞踊家と、いずれも似た経歴を持っているが、末路は残酷なまでに明暗が分かれた。息子が最高指導者の地位を継承した高ヨンヒは「国母」となったが、成恵琳は金正日から見捨てられたも同然となり、ロシアで客死した。

  • 夜な夜な金正日の「個人指導」に呼び出された天才美女の運命

    北朝鮮の金正恩党委員長の父・金正日総書記は、ハデな女性遍歴で知られていた。彼の身近にいた女性としては、正妻の金英淑(キム・ヨンスク)、金正男の母の成恵琳(ソン・ヘリム)、金正恩の母の高ヨンヒ(コ・ヨンヒ)、晩年まで秘書として務めた金オクが知られているが、それ以外にも、絶世の美女と言われた禹仁姫(ウ・イニ)ら多数の女性と関係を持ったと言われている。

    彼女らの運命は様々だ。成恵琳と禹仁姫は女優、高ヨンヒは舞踊家と、いずれも似た経歴を持っているが、末路は残酷なまでに明暗が分かれた。息子が最高指導者の地位を継承した高ヨンヒは「国母」となったが、成恵琳は金正日から見捨てられたも同然となり、ロシアで客死した。

    禹仁姫に至っては口封じのため、機関銃でズタズタにされて処刑された。

    (参考記事:機関銃でズタズタに…金正日氏に「口封じ」で殺された美人女優の悲劇

    ほかにも、北朝鮮には悲惨な末路を辿った女性芸術家が少なくない。たとえば粛清された張成沢(チャン・ソンテク)元朝鮮労働党行政部長の愛人で、やはり銀幕のスターだったキム・ヘギョンもそうだ。

    (参考記事:【写真】女優 キム・ヘギョン――その非業の生涯

    だが、金正日の「もうひとりの女」と言われるパク・エラのケースは、少し違っている。

  • 【写真】パク・エラ

    パク・エラ
    パク・エラ

    北朝鮮政府の宣伝活動に携わることになった彼女は、後にこんなことを語っている。

  • 【写真】パク・エラ…金正日の「もうひとりの女」

    パク・エラは1947年4月11日、ソウル市の麻浦(マポ)区で生まれた。麻浦と言えば今でこそソウル市内の中心部に位置するが、当時は町はずれのスラムだった。母親は著名な芸術家だった。【写真】パク・エラ

    3歳の頃、朝鮮戦争が勃発した。母子は戦火のソウルを逃れ、軍事境界線にほど近い山奥の村に住む親類の元に身を寄せた。1953年7月に停戦協定が結ばれたころ、母子の暮らす家は北朝鮮領になり、自動的に北朝鮮の公民となった。

  • 北朝鮮有数の鉱山が操業中断、路頭に迷う子供たち

    北朝鮮の咸鏡北道(ハムギョンブクト)にある茂山(ムサン)鉱山。年間650万トンの鉄鉱石を生産し、主に中国に輸出。年間1億ドルの外貨を稼ぎ出し「朝鮮の宝」と言われてきた。稼働の様子は、川向こうの中国・吉林省からも鮮明に見て取れるほどだった。

    鉱山労働者の月給は最高で100万北朝鮮ウォン(約1万4000円)。一般的な労働者が10年かけても稼げないほどの高給取りだった。

    この鉱山が今年7月、操業を中断し、配給も止まってしまったと現地の内部情報筋が伝えてきた。市民の生活は苦しく、「苦難の行軍」と似たような状況に陥っているとのことだ。

    「苦難の行軍」とは、1990年代後半の北朝鮮を襲った未曾有の食糧危機で、数十万人とも言われる餓死者が出た。当時、親を失った子どもたちは家を出て町をさまよい、「コチェビ(ストリート・チルドレン)」として生きていくことを余儀なくされた。そんな状況が、茂山で再現されているというのだ。

    (参考記事:「街は生気を失い、人々はゾンビのように徘徊した」…北朝鮮「大量餓死」の記憶

  • 北朝鮮、韓流ドラマを見た中学生を逮捕

    今年4月、5月、9月と3回に渡って行われた南北首脳会談。北朝鮮国内では朝鮮戦争の終結や統一への期待が高まると同時に、禁止されている韓流ドラマや映画の視聴、韓国製品の所有・販売の解禁への期待も高まっている。

    それに対する北朝鮮当局の答えは「取り締まりの強化」だ。

    両江道(リャンガンド)の内部情報筋によると、道内の白岩(ペガム)で今年7月、韓流映画を見ていた中学生7人が逮捕された。親も呼び出されて取り調べを受け、流通経路が明らかになりつつある。しかし捜査はまだ集結していないため、逮捕から3ヶ月近く経っても7人は釈放されていない。

    咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋も、今年6月に韓流をパソコンで見ていた女子大生が摘発され、その後に芋づる式に9人が逮捕されたと伝えた。

    つまり、韓流の「単純消費者」を逮捕して厳しく調査し、流通ネットワークの全体を根絶やしにしようというのが北朝鮮当局の意図と思われる。そのために、被疑者に対する拷問が行われている可能性もある。

    (参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…

    取り締まり組織の拡充も行われている。

  • 【動画】ドヤ顔で金正日氏賛歌を歌う謎の外国人

    北朝鮮では歴代の指導者を称える多くのプロパガンダソングが創作されているが、その代表曲の一つが「あなたがいなければ祖国もない」だ。あなたとは故金正日総書記を指し、金正日氏がいてこそ祖国(朝鮮民主主義人民共和国)は存在するという内容である。創作されたのは1993年で作詞をリ・ジョンオ氏が、作曲をファン・ジニョン氏が担当した。

    2011年11月15日、北朝鮮の首都平壌の金日成競技場で行われた2014FIFAワールドカップ・アジア3次予選で北朝鮮と日本が対戦した際、北朝鮮の観衆が応援ソングとして歌ったこともあり、日本でも比較的知られた北朝鮮プロパガンダソングの一つである。

    YouTubeには謎の外国人がドヤ顔でこの歌を熱唱する様子をアップしている。もしかすると日本以外でも意外と知られている北朝鮮歌謡の一つなのかもしれない。

    【動画】金正日氏賛歌を歌う外国人

  • 【動画】金正日氏賛歌を歌う外国人

    あなたがいなければ祖国もない(당신이 없으면 조국도 없다)

    激しい嵐も払いのけ
    信念をくださる金正日同志
    あなたがいなければわれらはなく
    あなたがいなければ祖国もない

    未来も希望もすべて担う
    民族の運命である金正日同志
    あなたがいなければわれらはなく
    あなたがいなければ祖国もない

    世界がいくたび変わろうとも
    人民は信じる 金正日同志
    あなたがいなければわれらはなく
    あなたがいなければ祖国もない