美人ウェイトレスに労働者…「生き残り」に必死な北朝鮮
北朝鮮労働者が多いと言われている丹東郊外の東港の住民によると、今年の春ごろから少しずつ帰国を始めていた北朝鮮労働者は、いつのころからかまたやってきて、例年と同じ数の5000人に達したと述べた。
北朝鮮労働者の再入国、再雇用が「中国当局の黙認なしでは不可能」としたこの情報筋は、先月の習近平国家主席の訪朝、板門店での3回目の米朝首脳会談と関係があるものと見ている。
RFAは、米国、英国、フランス、ドイツの4カ国は共同名義で、国連加盟国に対して安保理決議に従い、自国内の北朝鮮労働者に関する中間報告書の提出と、年末までの帰国を求める書簡を出したが、常任理事国の中国とロシアは抜けていると報じている。匿名を要求した情報筋は、RFAの取材に、中国は書簡の発送を止めようとしていたとが述べている。
一方のロシアだが、2017年10月に新規雇用をやめる方針を示し、同年12月に労働者を出国させているとの報道もあったが、その後も国際社会からの指摘をのらりくらりとやり過ごしている状況だ。