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  • 北朝鮮、泣く子も黙る「拷問機関」がビジネス参入…秘密警察、国家安全保衛部

    北朝鮮では、思想や表現の自由が認められていない。この二つの自由を認めることは、北朝鮮国民の体制への不満や異議を容認することであり、金正恩体制を脅かす危険をはらんでいるからだ。

    国連の人権理事会で今月23日、採択された北朝鮮における人権侵害を非難する決議のベースとなる「北朝鮮における人権に関する国連調査委員会(COI)」の最終報告書(以下、国連報告書)は、「国家の監視は全国民の私生活に浸透しており、政治体制及び指導者に対する批判的な意見はほぼ必ず察知されるよう担保されている。『反国家的な』活動をしたり、異議を表明したりした国民は処罰されると指摘している。

    (参考記事:同窓会までも「血の粛清」…北朝鮮「人権侵害」の実態

    逆に言えば、国民の監視という人権侵害なくして金正恩体制は成立しない。

  • 北朝鮮レストラン「美貌のウェイトレス」が暴く金正恩体制の脆さ(1)

    今月8日、韓国政府によって、北朝鮮レストラン従業員13人が「集団脱北」したことが明かされた。一度に13人が脱北したのも異例だが、脱北から韓国入りまでスピーディーに動いた裏には、韓国政府の意図が強く働いていたようだ。すなわち、核とミサイルで暴走する金正恩氏に対するプレッシャーと、総選挙を与党が有利に戦うため、対北朝鮮経済制裁の実効性をアピールすることだ。

    (参考記事:北朝鮮ウェイトレスの集団脱北の裏で「スパイ組織」が暗躍!?

    その5日後に、投開票が行われた韓国総選挙では、朴槿恵(パク・クネ)大統領を支える与党が惨敗したため、「集団脱北」の公表は、必ずしも成功したとはいえないが、金正恩体制の脆弱さを浮き彫りにしたことはまちがいない。

    美貌でネット人気爆発

    なぜなら、本来、北朝鮮レストランで働くウェイトレスたちは、脱北しないという前提で、海外に派遣されているからだ。

  • 美人ウェイトレスの涙…北朝鮮レストラン、経済制裁で閉店相次ぐ

    90年代から北朝鮮の貴重な外貨収入源となってきた北レス。世界に130店舗、中国だけでも100店舗が存在すると言われている北朝鮮レストラン(北レス)は、1990年代から北朝鮮の貴重な外貨収入源となってきた。しかし核・ミサイル問題を巡る経済制裁の影響で、その前途に暗雲がただよっている。

    (参考記事:女性接待員が外貨を稼ぐ…「北朝鮮レストラン」の舞台裏

    メイン客である韓国人旅行者に対し、韓国政府が利用自粛を勧告。客足が急減し、営業を中止せざるを得なくなる店が続出しているのだ。そして、そのしわ寄せは当然のごとく、「かんばん娘」である美人ウェイトレスたちにも及び、給料未払いに困惑してさめざめと泣く日々だという。

    (参考記事:給料未払いで抱き合って泣く北朝鮮レストランの女性従業員

    中国や東南アジアなどで営業する北朝鮮レストランは、焼肉や冷麺などの朝鮮料理と並び、ウェイトレスも兼ねた女性従業員たちによる歌や踊り、楽器演奏などのショーが最大の売りだ。近年では、特に容姿端麗なウェイトレスの写真がネットで出回り、韓国の若者たちの間でアイドル並みの人気を博している例もある。

    (参考記事:美貌の北朝鮮ウェイトレス、ネットで人気爆発

    彼女たちの多くは良家の出身と言われ、観光客の興味本位の質問にも意外とあっけらかんと答える女性も中にはいた。

    (参考記事:美人ウェイトレスは良家の出身…「北朝鮮レストラン」の舞台裏

    その素朴な表情や振る舞いは、「やはり北朝鮮も普通の人々が暮らす国なんだな」という感慨を外国人に与え、険しさを増す情勢の中でホッとするものを感じさせる効果を持っていた。

  • 給料未払いで抱き合って泣く北朝鮮レストランの女性従業員

    世界各地に存在する北朝鮮レストラン(以下:北レス)は、韓国人観光客にとって北朝鮮の人々と触れ合うことができる数少ない機会とあって、人気を集めていた。ところが、韓国政府は経済制裁の一環として、国民に利用の自粛を呼びかけている。

    聯合ニュースが7日に報じたところでは、カンボジアのプノンペンにある北朝鮮レストラン6店舗のうち3店舗が営業を中止。残りの3店舗も経営は苦しく、ベトナムにある4店舗も客足が5~6割以上も減っているという。

    また、米政府系放送局のラジオ自由アジア(RFA)は先ごろ、中国遼寧省・丹東にある15店舗のうち、3店舗が廃業したと報じた。

    故郷の両親を思い出し

    そんな状況の中、当然のごとく、北レスの従業員たちにしわ寄せが及んでいる。丹東の北レスでこの2月から、従業員の賃金が未払いとなっているのだ。

  • 北朝鮮で「ポルノ見て乱交パーティー」は収容所送りの重罪

    核・ミサイル問題や、北朝鮮の相次ぐ軍事挑発で朝鮮半島情勢が緊張する中、現地からちょっと間の抜けた話が伝わってきた。

    3月中旬、北朝鮮北部・咸鏡北道のある郡で、ポルノビデオを真似して乱交パーティーに及んでいた若い男性と仲間たちが当局に逮捕されたというのだ。

    (参考記事:「ポルノ見て乱交」で収容所送りも…恐ろしい北朝鮮の風紀取締り

    薬物を吸引しながら乱交

    北朝鮮では、韓流ドラマやハリウッド映画など、外国の映像作品は「違法録画物」としてご禁制になっており、もちろんポルノもここに含まれる。

  • 「ポルノ見て乱交」で収容所送りも…恐ろしい北朝鮮の風紀取締り

    3月中旬、北朝鮮北部・咸鏡北道のある郡で、ポルノビデオを見ながら乱交パーティーに及んでいた男性(20)とその知人たちが逮捕された。

    事件を知らせてくれた北朝鮮国内の取材協力者によると、裸になった3組の男女が男性の自宅の一室でビデオの内容を真似て行為に没頭していた所を当局に踏み込まれ、現場でお縄となったという。

    罪状は「違法録画物の視聴・流通」。つまり、北朝鮮当局が許可しない映像に触れたかどでの逮捕だ。

    米国製の「レアもの」も

    取材協力者によると、男女が見ていたのは、外国製のポルノだという。

  • 徐々にわかってきた金正恩氏の「ヤバさ」の本質

    北朝鮮の朝鮮中央通信は3月に入り、金正恩第1書記が核兵器や弾道ミサイル開発を熱心に指導し、軍事演習の現場に足を運んでいる様子を詳細に伝えている。また、同通信を含む北朝鮮メディアは、韓国や米国に対してきわめて好戦的な言葉を並べた非難を繰り返しており、金正恩氏が直接、韓国の朴槿恵大統領を低俗な表現で罵倒してもいる。

    (参考記事:「低俗発言」連発に見る金正恩氏のカン違い

    こうした言動を見ている限り、正恩氏が、米韓や日本との対話を望んでいるとはとうてい思えない。マスコミの中には、北朝鮮の行動は、米国との対話を渇望するが故の一種のラブコールであると解説する向きもあるが、筆者の意見は違う。

    正恩氏も、いずれは対話に乗り出すかもしれない。しかしそれは、しばらく後のことだ。正恩氏は、核弾頭と固体燃料ロケットを装着していつでも発射できる状態になった中距離弾道ミサイル・ノドン(数十~100発以上)を実戦配備し、なおかつそれを捕捉の難しい移動式発射台に載せた上で地下トンネルに隠し、仮に米国から攻撃されても、その同盟国である韓国と日本に耐えがたい損害を与える能力を備えるまで、対話には積極的にならないだろう。

    (参考記事: 金正恩氏が日本を「核の射程」にとらえる日

    それではなぜ、正恩氏が「米国からの攻撃」を気にしなければならないのか。理由はふたつある。

  • 対北制裁が北朝鮮外交官の外貨稼ぎに与えるダメージ

    国連安全保障理事会で採択された北朝鮮制裁によって、北朝鮮外交官による相次ぐ違法行為が困難になると米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。

    北朝鮮と外国を行き来するには、陸路でも空路でも中国またはロシアを経由せざるを得ない。合法、違法問わず北朝鮮の外交官が稼いだ外貨は、この両国、特に中国を通じて北朝鮮に持ち込まれる。

    中国経由で100万ドル単位を持ち込み

    中国税関の規定によると、出入国時に2万元または5000ドル以上の現金を所持している場合は申告が義務化されている。もし、銀行が発行した「外貨携帯証明書」がない場合、税関に押収される。1万ドルを超える外貨の持ち出しは、原則禁止だが、匿名を要求した北朝鮮の元外交官は次のように語る。

  • 金正恩氏、「斬首作戦」にビビりながら朴槿恵氏を罵倒

    やはりというべきか、金正恩第一書記は米韓の「斬首作戦」にビビっているようだ。

    「狂気」と「体制崩壊」

    国連安全保障理事会が、対北制裁決議案を全会一致で採択した翌4日、北朝鮮メディアは、金正恩氏が「新型大口径放射砲」の試験発射を現地指導したことを報道。そのなかで正恩氏は「核弾頭」という言葉を発した。多くのメディアは、このコメントを中心に取り上げたが、これは今にはじまったことではない。

  • スパイ容疑の芸術家を「機関銃で粉々に」…北朝鮮「人道に対する罪」の実態(1)

    北朝鮮の人権問題を担当する国連特別報告者が、金正恩第1書記に対して「人道に対する罪」を問う可能性を強調している。「人道に対する罪」は、戦時・平時にかかわらず、一般人に対してなされた殺戮、殲滅、奴隷的虐使、追放その他の非人道的行為などに対して問われる国際法上の犯罪だ。

    (参考記事:金正恩氏は「人道に対する罪」で破滅の瀬戸際にある

    北朝鮮における人権に関する国連調査委員会は、その最終報告書において、「北朝鮮の政治体制及び指導部にとって脅威になるとみなされた国民」「並びに国家転覆の影響を及ぼすとみなされた者が、組織的で広範な攻撃の主な対象となっている」として、これが「人道に対する罪」に該当すると指摘している。

    機関銃で体が粉々に

    そして、こうした「攻撃」の主な手段のひとつが公開処刑だ。

  • 金正恩氏は「人道に対する罪」で破滅の瀬戸際にある

    北朝鮮の人権問題を担当する国連のダルスマン特別報告者が、金正恩第1書記に対して「人道に対する罪」で調査する可能性があることを公式に通知するよう国連人権理事会に求める報告書をまとめた。

    「こんなはずではなかった」

    「人道に対する罪」は、戦時・平時にかかわらず、一般人に対してなされた殺戮、殲滅、奴隷的虐使、追放その他の非人道的行為、または政治的・人種的もしくは宗教的理由に基づく迫害行為について問われる国際法上の犯罪だ。

    これ以上ないほどの恐ろしい罪と言える。

  • 金正恩氏が「暴走」をやめられない本当の理由

    米国が、人権問題で北朝鮮への圧力を強めていることを歓迎したい。

    キューバ政府は、米国との国交正常化交渉入りに伴い、政治犯53人の釈放を約束。これが実行されたことを受け、米国務省は「非常に前向きな動きであり歓迎する」と表明していた。

    拷問・性的暴行・公開処刑

    米国と国交を結ぶのに政治犯の釈放が必須であるなら、それは北朝鮮にはとうていムリな相談だ。何しろ、北朝鮮の政治犯収容所ではすでに万単位、あるいは十万単位の人々が凄惨な虐待の末に殺されている。

  • 処刑説の北朝鮮総参謀長「会議場から連行」、生々しい逮捕時の様子

    今月初め、処刑されたと見られる朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の李永吉(リ・ヨンギル)総参謀長が逮捕・連行された時の生々しい状況を、平安南道の内部情報筋が伝えてきた。逮捕現場に居合わせた道の幹部から聞いたという。

    会議の趣旨を知らないまま、「李永吉を逮捕しなさい」

    逮捕劇の舞台となったのは、2月2日、3日にかけて平壌の4.25文化会館で開かれていた朝鮮労働党中央委員会、朝鮮労働党人民軍委員会の連合会議拡大会議だ。

  • 中国の北朝鮮レストランで「強制売春」説が浮上

    中国の北朝鮮レストランで「女性ウェイトレスが強制売春させられている」と、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じている。

    通勤時間に集団売淫行為

    北朝鮮当局が外貨稼ぎのために展開するレストラン、通称「北レス」は、中国のみならず東南アジアを中心に展開されている。日本には存在しないせいか、各国の北レスを渡り歩いたり、通い詰める熱狂的な日本人ファンもいる。(【写真】美貌の北朝鮮ウェイトレス⓵【写真】美貌の北朝鮮ウェイトレス⓶

    最も北レスが多い中国では、中朝国境のみならず上海でも一時期は人気があった。

  • 北朝鮮、核施設で「強制被ばく労働」させられる政治犯たち

    北朝鮮が核開発を継続する中、核実験の過程で、深刻な人権侵害が行われていることが明るみに出つつある。実は、核実験施設があるとされている豊渓里(プンゲリ)近くには、悪名高き政治犯収容所「16号管理所」(化城強制収容所)が存在する。ここに収容された政治犯が、核実験施設で防護服なし、すなわち放射能に被ばくしながら強制労働させられているというのだ。
    北朝鮮当局は、国民の反発を抑えるため「見せしめ」の公開処刑をおこなっているが、核施設での極めて危険な強制労働も、隠れた人権侵害の一つと言える。
    (参考記事:「まるで公開処刑が遠足のようだった」…北朝鮮「人権侵害」の実態

    遺体は放射性廃棄物扱い

    ただし、こうした実態は、2006年の初の核実験直後から指摘されてきた。

  • 北朝鮮レストランの「美女軍団」…大多数がタダ働き

    海外で働く北朝鮮労働者の数は正確には不明だが、6万人に達すると言われている。その多くが劣悪な環境で働かされ、給料のほとんどを当局にピンはねされている

    国連のマルズキ・ダルスマン北朝鮮人権特別報告官は、海外派遣労働者への人権侵害で北朝鮮当局を非難するなど、北朝鮮の海外派遣労働者は国際的な人権問題となっている。

    そんな中、北朝鮮政府系の機関が経営するレストランで働く女性に、給料が全く支払われていないと、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

    ウェイトレスの多くが女子学生

    RFAは、中国の国境地帯にある都市にある北朝鮮レストランで働く20代の女性の次の証言を紹介している。

  • 北朝鮮「核の暴走」の裏に拷問・性的暴行・公開処刑

    マスコミは連日、北朝鮮の核開発問題を大きく扱っているが、人権問題と関連付けた報道はほとんど見かけない。大手紙では日本経済新聞の山口真典氏が、「唐突にみえる強硬策に金正恩第1書記を駆り立てた背景」として、「米国が積極化した『人権問題の追及』という圧力が、真綿で首を絞めるように正恩氏を脅かしている」と指摘しているぐらいだ。

    対北包囲網には抜け穴がある

    北朝鮮が国連制裁をものともせずに核開発に突き進む背景には、明らかに人権問題がある。これは、筆者や山口氏が勝手に言っているのではない。北朝鮮自身が、声明の中で言明しているのだ。
    【関連記事】水素爆弾実験に関連して北朝鮮政府が発表した声明

  • 金養建氏の遺体と対面した金正恩氏

    金養建氏の遺体と対面した金正恩氏

    金養建氏の遺体と対面した金正恩氏/2015年12月31日付労働新聞
    金養建氏の遺体と対面した金正恩氏/2015年12月31日付労働新聞
  • 赤ん坊は犬のエサに投げ込まれた…北朝鮮「人権侵害」の実態(6)

    「母とその子は収容所内の懲罰棟に連行され、赤子は犬のエサの器に投げ込まれた」

    拷問や性的暴行が日常

    この、にわかには信じがたい衝撃的な話は、「北朝鮮における人権に関する国連調査委員会(COI)」の最終報告書(以下、国連報告書)に収められた証言の一部だ。国連総会はこの報告書に基づき、北朝鮮における人権侵害の責任追及を求める決議を今年も採択した。【人気記事】コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち

    上記の証言の主は、政治犯収容所で看守として働いた経歴のある脱北者、アン・ミョンチョル氏だ。国連報告書の政治犯収容所に関する部分には、アン氏の証言が数多く収められている。(参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…

    もっとも、COIはその内容について完全に裏付けを取っているわけではないので、誇張が含まれている可能性は排除できない。

  • 金正恩と大阪を結ぶ奇しき血脈(2)偶像化に立ちはだかる実母「高ヨンヒ」

    白頭の血統に立ちはだかる「鶴橋オモニム」

    金正恩の偶像化、そして金日成を始祖とする金氏王朝の確立にむけて、「オモニム(お母様)伝説」の創出を通じた高ヨンヒの偶像化は避けられない。

    しかし、在日朝鮮人という彼女の出自が最大のネックになるようだ。こうした苦しい事情からか、金正恩が最高指導者になって以後、北朝鮮の公式メディアが、高ヨンヒについて言及したのは、2012年1月8日(金正恩の誕生日)と同年2月13日の二回のみ。

  • 金正恩と大阪を結ぶ奇しき血脈(2)偶像化に立ちはだかる実母「高ヨンヒ」

    白頭の血統に立ちはだかる「鶴橋オモニム」

    金正恩の偶像化、そして金日成を始祖とする金氏王朝の確立にむけて、「オモニム(お母様)伝説」の創出を通じた高ヨンヒの偶像化は避けられない。

    記録映画の回収騒動

    しかし、在日朝鮮人という彼女の出自が最大のネックになるようだ。こうした苦しい事情からか、金正恩が最高指導者になって以後、北朝鮮の公式メディアが、高ヨンヒについて言及したのは、2012年1月8日(金正恩の誕生日)と同年2月13日の二回のみ。

  • 金正恩と大阪を結ぶ奇しき血脈(1)すべては帰国運動からはじまった

    北朝鮮と日本のメディアに惑わされた在日朝鮮人

    今から56年前の1959年12月14日、夢と希望に満ちた在日朝鮮人と日本人妻を含む975人が、旧ソ連の軍艦を改造した貨客船、クリリオン号とトポリスク号の二隻に乗って北朝鮮へ出発した。在日朝鮮人帰国事業の第1陣である。

    産経新聞が賞賛した北朝鮮

    マンセー(万歳)という歓喜の声と赤旗で見送られた彼らは、「地上の楽園」と喧伝されていた北朝鮮で新たな未来を切り拓くはずだった。しかし、それは大ウソだった。総勢約9万人の帰国者は、日本で貧困と差別に苛まれていた時以上の過酷な人生を送ることになる。

    一つの疑問が浮かぶ。

  • 金正恩と大阪を結ぶ奇しき血脈(3)日本への「凱旋」と「国母」の夢

    日本の舞台で華麗に舞った「金正日の女」

    日本から北朝鮮へ帰国し、万寿台芸術団のメンバーとなった高ヨンヒは、当時スター舞踊手だったパク・エラを押しのけて、1973年の日本公演の主役に大抜擢された。この裏には、後継者の地位を得たばかりの金正日の配慮があった。

    こうして高ヨンヒは、今でも在日朝鮮人の間で語り草となっている「万寿台芸術団来日公演」のメンバー、それもいくつかの演目の主役として生まれ故郷への「凱旋」を果たす。

  • 北朝鮮市民、党本部前で抗議の切腹「警察署長に全財産を奪われた」

    現在、北朝鮮の首都・平壌を中心に衝撃的な事件の噂が出回っている。平壌にある朝鮮労働党の本部前で、ある市民が切腹して自殺を図ったというものだ。平安南道(ピョンアンナムド)の内部情報筋によると、噂の内容は次のとおりだ。

  • 金正恩氏の側近「激ヤセ写真」

    2015年10月、馬園春(マ・ウォンチュン)氏は水害復旧現場工事を現地指導した金正恩氏に随行人員として同行。国営メディアにも名前が紹介され復帰が確認された。2015年12月1日、金正恩氏の現地指導に同行した際、撮影されたのが下の右の写真だ。

    金正恩氏の右隣が馬元春氏。
    金正恩氏の右隣が馬園春氏。

    左は2014年4月の馬氏。見比べる明らかに激ヤセしていることがわかる。また馬氏は、以前の現地指導では始終笑顔を絶やさなかったが、今回の写真の表情からは精気も感じられない。

    処刑こそ免れたものの、やはり何らかの処分を受けていたと見られる。

    いま読むべき記事:消えた北朝鮮の「ピンクレディー」…看板アナウンサーの行方