北朝鮮は2000年以後、中国や東南アジアに女性従業員の公演が見られる食堂をオープンした。軽快な音楽と、一団となった北朝鮮独特の振り付けが印象的だ。
(【写真】美貌の北朝鮮ウェイトレス①)

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【写真】美貌の北朝鮮ウェイトレス②
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【写真】美貌の北朝鮮ウェイトレス①
この女性の写真や動画は韓国のテレビ番組でも取り上げられ、司会者の美人女優、カン・ソンヨンさんまでが「キレイすぎる!」と絶句する場面もあった。
(【写真】美貌の北朝鮮ウェイトレス⓶)

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朝鮮労働党中央委員会の総会…金与正氏が党中央委員に
朝鮮労働党中央委員会第7期第2回総会が7日、平壌で行われた。金正恩党委員長が総会を指導し、党中央委員会の委員と委員候補らが参加した。朝鮮中央通信が8日、報じた。

2017年10月7日に行われた朝鮮労働党中央委員会第7期第2回総会(2017年10月8日付労働新聞より) 総会では、(1)現情勢に対処した当面のいくつかの課題について(2)組織問題が討議された。
(1)の議案に関する報告で、金正恩氏が「米帝の核恐喝・威嚇を終息させ、自立的民族経済の威力をいっそう強化して社会主義経済強国建設の活路を切り開くためのわが党の原則的な立場と革命的対応戦略を明示し、自主の旗印、自力更生の旗印を高く掲げて自力をいっそう強めて敵の無謀な核戦争挑発策動と卑劣な制裁・圧殺策動を断固と粉砕することについて強調した」と伝えた。

7日に行われた朝鮮労働党中央委員会第7期第2回総会(2017年10月8日付労働新聞より) また、「われわれの偉業は必勝不敗である」とし、「こぞって党中央の周りにより固く団結して革命の最後の勝利のために力強く闘っていこう」と呼びかけた。
(2)の議案である組織問題では、党中央委員会政治局委員、委員候補などの人事が行われた。金正恩氏の実妹である金与正(キム・ヨジョン)氏が党中央委員会政治局委員候補に選出された。

朝鮮労働党中央委員会政治局委員候補に選出された金与正氏(2017年10月8日付労働新聞より) 朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。
朝鮮労働党中央委員会第7期第2回総会に関する報道
【平壌10月8日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党中央委員会第7期第2回総会がチュチェ106(2017)年10月7日、革命の首都平壌で行われた。
朝鮮労働党の金正恩委員長が、総会を指導した。
総会には、党中央委員会の委員と委員候補が参加した。
また、党中央検査委員会の委員が参加した。
そして、党中央委員会と省・中央機関、道(市)・郡の責任幹部、主要工場・企業所の幹部がオブザーバーとして出席した。
総会には、次のような議案が上程された。
1.現情勢に対処した当面のいくつかの課題について
2.組織問題
総会では、第1の議案が討議された。
朝鮮労働党の金正恩委員長が、第1の議案に関する報告を行った。
朝鮮労働党委員長は報告で、こんにち、わが共和国を取り巻く複雑な国際情勢と提起される重大な問題について分析、評価し、現情勢に対処した朝鮮労働党の当面の活動と経済発展方向、その実現のための戦略的課題と方途を提示した。
朝鮮労働党委員長は、米帝が追随勢力を糾合して国連安全保障理事会「制裁決議」なるものを次々とつくり上げてわれわれの自主権と生存権、発展権を完全に抹殺するために最後のあがきをしていることについて指摘した。
われわれの核兵器が長期間にわたる米帝の核脅威から祖国の運命と自主権を守るためのわが人民の血みどろの闘争がもたらした貴い結実であり、朝鮮半島と北東アジア地域の平和と安全をしっかり守り、朝鮮民族の自主権と生存権、発展権を頼もしく保証する威力ある抑止力に、人類に残酷な災難を被らせようとする暴悪な核の雲を吹き飛ばして人民が晴れて青い空の下で自主的な幸せな生を享受できるようにする正義の霊剣であることについて厳かに闡明(せんめい)した。
朝鮮労働党委員長は、今年、米帝とその追随勢力のエスカレートする制裁の中でも国の科学技術が飛躍的に発展し、その威力で人民経済が成長したことについて評価した。
朝鮮労働党第7回大会の決定貫徹のための今年の闘いを通じて、敵がいかなる制裁を加えるとしても国の経済構造が自立的に完備されており、その強固な土台がある限り、われわれの前途を十分に切り開くことができるという貴重な経験を積んだことについて指摘した。
朝鮮労働党委員長は、現情勢とこんにちの現実を通じてわが党が経済建設と核戦力建設の並進路線を堅持してチュチェの社会主義の道に沿って力強く前進してきたことが至極正しかったし、今後も変わることなくこの道へ前進しなければならないということについて確言した。
朝鮮労働党委員長は、米帝の核恐喝・威嚇を終息させ、自立的民族経済の威力をいっそう強化して社会主義経済強国建設の活路を切り開くためのわが党の原則的な立場と革命的対応戦略を明示し、自主の旗印、自力更生の旗印を高く掲げて自力をいっそう強めて敵の無謀な核戦争挑発策動と卑劣な制裁・圧殺策動を断固と粉砕することについて強調した。
朝鮮労働党委員長は、わが党が正確な自己の指導力を全て発揮して世紀をまたいできた反米対決戦を総決算し、社会主義偉業の勝利を早めると確言し、革命を新たな高揚へ高調させるための闘争方向と課題を明示した。
朝鮮労働党委員長は、党と人民大衆の一心団結の威力をいっそう強固にすることについて強調した。
一心団結はわが党と国家存立の礎石であり、わが革命の最強の武器であるとし、党と国家の全ての活動を革命隊伍の一心団結を強化することに徹底的に志向させ、服従させて人民のために滅私奉仕する革命的党風をより徹底的に確立することについて指摘した。
朝鮮労働党委員長は、党の並進路線を引き続き貫徹して国家核戦力建設の歴史的大業を立派に成し遂げることについて述べた。
朝鮮労働党委員長は、自力自強の偉大な原動力と科学技術の威力によって社会主義経済強国の建設で新たな高揚を起こすことについて強調した。
米帝とその追随勢力の極悪非道な制裁・圧殺策動を水泡に帰させ、災いを福に転換させるためのキーポイントがまさに自力更生であり、科学技術の力であるとし、人民経済の自立性と主体性を全面的に強化することについて指摘した。
人民経済の主体化路線、自力更生のスローガンをいっそう高く掲げて国の経済をわれわれの力、われわれの技術、われわれの資源に依拠する自立的な経済に発展させるための闘いを頑強に展開してこんにちの峻厳(しゅんげん)な難局を切り抜ける過程がまさに、自立経済強国の建設で画期的な転換をもたらす契機になるようにすることについて述べ、その実現のための人民経済の部門別課題を具体的に明示した。
科学技術は社会主義強国の建設を主導していく機関車であるとし、全ての部門、全ての単位で科学技術を確固と優先させて自己の科学技術力量と生産者大衆の力と知恵を汲み上げて党の経済政策を貫徹することについて指摘した。
内閣と全ての経済指導機関が、革命的対応戦略を貫徹するための作戦と指揮をよくすることについて明らかにした。
朝鮮労働党委員長は、党の革命的路線と戦略を実現するために各級党組織の戦闘的機能と役割を全面的に強化することを重要な方途に提示した。
全党が初級党と党細胞を強化するのに力を入れて、全ての基層党組織が党中央委員会の唯一的指導の下でいつも戦闘的に、活力あるものに活動し、党の路線と方針貫徹のための闘争で沸き返るようにすることについて指摘した。
朝鮮労働党委員長は、こんにちの情勢は峻厳であり、われわれの前には試練が立ちはだかっているが、わが党は全ての軍隊と人民の絶対的な支持と信頼を受けているのでいつも心強く、いかなる天地地変の中でも自主的な路線を堅持し、百勝の道を開いていくであろうと強調した。
朝鮮労働党委員長は、偉大な領袖金日成同志と偉大な指導者金正日同志が築いてくれた丈夫な自立的経済の土台があり、わが党が育成した科学者大軍とわが党の革命精神で武装した軍隊と人民、自力更生の闘争伝統があるので、われわれの偉業は必勝不敗であるとし、こぞって党中央の周りにより固く団結して革命の最後の勝利のために力強く闘っていこうと呼びかけた。
総会では、第1の議案に対する決定書が採択された。
総会は、第2の議案である組織問題を取り扱った。
党中央委員会政治局委員、委員候補を召還し、補欠選挙した。
パク・グァンホ、朴泰成、太宗秀、安正秀、李容浩の各氏を党中央委員会政治局委員に補欠選挙した。
崔輝、朴太徳、金與正、チョン・ギョンテクの各氏を党中央委員会政治局委員候補に補欠選挙した。
党中央委員会副委員長を解任および選挙した。
パク・グァンホ、朴泰成、太宗秀、朴太徳、安正秀、崔輝の各氏を党中央委員会副委員長に選挙した。
党中央軍事委員会委員を召還し、補欠選挙した。
崔龍海、李炳哲、チョン・ギョンテク、チャン・ギルソンの各氏を党中央軍事委員会委員に補欠選挙した。
党中央委員会委員、委員候補を召還し、補欠選挙した。
金炳鎬、金明植、金正植、崔頭用の各氏を党中央委員会委員候補から委員に、李周午、全光虎、高人虎、崔東明、リャン・ウォンホ、キム・グァンヒョク、ホン・ヨンチル、キム・ミョンギル、キム・ドゥイル、リャン・ジョンフン、リ・ヒヨン、ホ・チョルヨンの各氏を党中央委員会委員に補欠選挙した。
シン・リョンマン、劉進、シン・ヨンチョル、チャン・ギルソン、チュ・ソンナム、リム・グァンウン、チャン・リョンシク、キム・ヨンホ、ヒョン・ソンウォル、馬園春、リョム・チョルス、ソン・チュンソブ、張俊尚、金英才、キム・チュンド、金昌光、キム・ヨンギュ、チョ・ジュンモ、シン・ヨンチョル、金昌葉、張春実、パク・チョルミン、パク・ムンホ、チェ・スンリョン、チェ・ラクヒョン、ホ・ボンイル、キム・グァンヨン、ソン・テチョルの各氏を党中央委員会委員候補に補欠選挙した。
党中央委員会の一部の部署部長と労働新聞社責任主筆を任命した。
党中央委員会部長に崔龍海、パク・グァンホ、太宗秀、キム・ヨンス、リャン・ウォンホ、チュ・ヨンシク、シン・リョンマンの各氏を任命した。
労働新聞社責任主筆に金炳鎬氏を任命した。
党中央委員会検閲委員会委員長を解任および選挙した。
趙然俊氏を党中央委員会検閲委員会委員長に選挙した。
道党委員長を任命した。
キム・ドゥイル氏を平安南道党委員長に、リャン・ジョンフン氏を黄海北道党委員長に、リ・ヒヨン氏を咸鏡北道党委員長に任命した。
朝鮮労働党の金正恩委員長の指導の下で行われた朝鮮労働党中央委員会第7期第2回総会は、偉大な金日成・金正日主義の旗印高く、全党、全軍、全民を第7回党大会の決定貫徹のための総攻撃戦へ力強く組織、動員することによって、社会主義強国の建設とチュチェ革命偉業の最後の勝利を早めていくうえで転換的な契機になるであろう。---
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トランプ氏「完全に破壊」発言は北朝鮮国民にどんな影響を与えているか
トランプ米大統領は19日に行った国連総会での一般討論演説で、「米国と同盟国を守ることを迫られれば、北朝鮮を完全に破壊する以外の選択はない」と発言。核兵器開発を推進し、敵対的な姿勢を取り続ける金正恩体制に強く警告した。
トランプ氏の強硬な発言は世の驚きを誘ったようだが、これはまだまだ「コケ脅し」の域を出ていない。同氏は、いくらでもタダで出来る「口撃」は得意だが、莫大な戦費を要する軍事的な「攻撃」にはなかなか慎重な人物であると筆者は考えている。
この発言に対しては、国連総会に参加するためニューヨーク入りした李容浩(リ・ヨンホ)北朝鮮外相が「犬の吠え声」だと非難。さっそく、米朝の舌戦が激化する兆しを見せている。トランプ氏は金正恩体制を「向こう見ずで下劣だ」とも言っており、これにカチンと来た金正恩党委員長が、軍事示威で応じる可能性も小さくないだろう。
だが、筆者はここでは敢えて、トランプ氏の「完全に破壊」発言を問題にしたい。
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金正恩氏「超強硬対応措置を考慮」…声明でトランプ氏に警告
北朝鮮の金正恩党委員長が21日、朝鮮民主主義人民共和国国務委員会委員長名義でトランプ米大統領を非難する声明を発表した。朝鮮中央通信が22日、配信した。
トランプ氏は19日に行った国連総会での一般討論演説で、「米国と同盟国を守ることを迫られれば、北朝鮮を完全に破壊する以外の選択はない」と発言していた。金正恩氏の声明は、これに反発するものだ。
(関連記事:トランプ氏「完全に破壊」発言は北朝鮮国民にどんな影響を与えているか)
金正恩氏は、「米国執権者は情勢の緩和に役立つそれなりに説得力のある発言はおろか、わが国家の『完全破壊』という歴代のどの米大統領も口にしなかった前代未聞の横暴非道な気違いじみた発言を行った」とし、「怖じ気づいた犬がもっと吠え立てるものである」と非難した。
つづけて、「われわれの政権を交替させたり、体制を転覆させるという威嚇の枠を超え、一つの主権国家を完全に壊滅させるという反人倫的な意志を国連の舞台で公言する米大統領の精神病的な狂態は、正常な人まで事理の分別と沈着さを失わせるものである」と指摘した。
また、「トランプが世界の面前で私と国家の存在自体を否定し、侮辱し、わが共和国をなくすという歴代最も暴悪な宣戦布告をした以上、われわれもそれに相応する史上最高の超強硬対応措置の断行を慎重に考慮するであろう」と主張した。
さらに、「言葉の意味も分からず、自分の言いたいことだけを言う老いぼれには行動によって示すのが最善である。私は朝鮮民主主義人民共和国を代表する人として、わが国家と人民の尊厳と名誉、そして私自身の全てをかけて、わが共和国の絶滅について吐いた米国統帥権者の妄言の代価を必ず払わせるであろう」と警告した。
声明は、「米国の老いぼれ狂人を必ずや火で馴らすであろう」と締めくくった。
朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。
朝鮮民主主義人民共和国国務委員会委員長の声明
【平壌9月22日発朝鮮中央通信】朝鮮民主主義人民共和国国務委員会の金正恩委員長が21日、声明を発表した。
声明の全文は次の通りである。 -
北朝鮮国民の75%、収入のすべてを「市場での商売」で得る
北朝鮮国民の10人中7人が、ほぼすべての家計収入を市場での活動から得ているとの調査結果が発表された。
米国の戦略国際問題研究所(CSIS)は、特別研究プロジェクト「ビヨンド・パラレル」(38度線を越えて)の一環として、北朝鮮国民36人に対面でアンケート調査を行った。
国営企業は給料払わず
その結果、72%にあたる26人が、ほぼすべての家計収入を市場での活動で得ていると答えた。また、75%以上の収入を市場から得ている人は36人中35人に達した。残りの1人も収入の半分から7割を市場で得ていると答えた。つまり、国営企業や国の機関から得られる給料、配給で生活を維持している人は皆無ということだ。
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北朝鮮国内に処刑場所、集団埋葬地など393ヶ所…韓国の人権団体が解析
北朝鮮の処刑、「火あぶり」も
北朝鮮の人権問題を追及している民間団体が19日、北朝鮮国内で銃殺が行われた場所、死亡者の遺体が集団埋葬された推定地、遺体の火葬場所などを示したマップを制作したと発表した。
韓国・ソウルに本部を置く「転換期正義ワーキンググループ(Transitional Justice Working Group)」は、北朝鮮の政権が行っている人権侵害を記録することで、そのような行為をやめるよう警告すると同時に、将来的な加害者の法的処罰の可能性を高める目的で、今回のプロジェクトに着手した。
このグループは、過去2年間に375人の脱北者との対面調査を行い、そこで得たデータを情報技術(IT)を駆使した手法で解析し、公開銃殺などが行われた場所を推定。その場所を地図上の座標に落とし込む作業を続けてきた。
北朝鮮の処刑場についての報告書
そして今月19日、中間総括として発表された報告書によると、人権侵害の現場として最も多かったのは銃殺場所で、全国に290カ所が存在する。そのうち7カ所では、一度に10人以上が銃殺されたという。また絞首刑(40カ所)、自殺の強要(2カ所)、火あぶりの刑(1カ所)を合わせた処刑場所は、全国で少なくとも333カ所に及ぶ。
また、埋葬推定地(35カ所)、目撃証言のある埋葬地(7カ所)、共同墓地への埋葬(2カ所)、戦争捕虜墓地への埋葬(1カ所)、死体保管場所(2カ所)、遺体が露出していた場所(2カ所)、火葬場所(3カ所)など、公開処刑されたり獄死したりした人の遺体処理に関連する場所は少なくとも52カ所あることがわかった。
それ以外に、公開裁判のみが行われた場所は8カ所で、すべてを合わせると393カ所に及ぶ。
集団埋葬の推定地は、管理所(強制収容所)や教化所(刑務所)の近くにあり、そこを中心とする半径1~4キロの範囲内に、複数の殺害場所や埋葬場所が集中している傾向が見られる。例えば、公開処刑された複数の人の遺体が棄てられたボタ山から数百メートルのところには、別の時期に処刑された複数の人の遺体が棄てられた廃坑があるといった具合だ。
政治犯収容所をはじめとする施設以外の、一般地域での公開処刑は河原や堤防など川の周辺が実行場所として多く選ばれている。その一方、市場や競技場などで処刑が行われた例もあった。
北朝鮮の処刑、証拠隠滅の可能性
処刑された人の「罪状」は、工場設備・機械部品・電線・家畜・穀物の窃盗、殺人、人身売買、韓流ドラマのソフト販売、組織的な性売買、性的暴力、麻薬密売、暴力行為など多岐にわたっている。
行政機関や朝鮮労働党の官僚が処刑される場合には、横領、スパイ行為、国家財産詐取、贅沢品の使用などが罪状として問われているという。
処刑方法としては、1990年代後半の大飢饉「苦難の行軍」の前には市場での絞首刑が多かったが、2004年から絞首刑はほとんど行われなくなった。銃殺に移行したのは2005年からのことで、2005年から2010年にかけては「銃弾を使うことすらもったいない」との理由で、撲殺刑が多かった。また、時期を問わず、取り調べの過程で拷問死した人も少なからずいるものと思われる。
北朝鮮の処刑場が多い地域
地域別に見ると、銃殺場所290カ所のうち、北東部の咸鏡北道(ハムギョンブクト)が222カ所と圧倒的に多い。
これは、対面調査に応じた脱北者の58.9%(221人)がこの地域の出身であることによるものだ。
つまり、咸鏡北道での人権侵害事例が他地域に比べて飛び抜けて多いのではなく、他の地域に関する証言が少ないことによる結果であるということだ。とくに中朝国境から遠く、脱北の難易度が高い黄海道(ファンヘド)、江原道(カンウォンド)の人権侵害については実態が把握しにくく、これまでと同じ方法では実態解明に限界があることを示したものと言える。
なお同グループは、人権侵害が行われた具体的な場所は公表しておらず、今後もその予定はないとしている。現状では、客観的な現地調査が不可能であり、そのような状況で具体的場所を公表すると、北朝鮮当局が証拠隠滅を行う可能性が高いからだ。
(関連記事:衛星写真で追い詰める…北朝鮮「集団虐殺」の動かぬ証拠)
治安維持のために処刑を連発した金正日氏
北朝鮮は、1990年代の未曾有の食糧難「苦難の行軍」で、それまで国を支えてきた配給システムが崩壊し、国が乱れ、治安が極度に悪化した。その状況を打破するために、金正日総書記は、処刑を連発し、人びとに恐怖心を植え付けることで、混乱を収めようとした。
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【画像】金正恩氏の新型メルセデス・ベンツ

金正恩氏がICBM発射を現地指導した際の写真に、新型メルセデス・ベンツと見られる車両が写っている(朝鮮中央通信) -
中国当局が旅行会社社長を逮捕か…北朝鮮観光の最大手、制裁の一環?
北朝鮮ツアーの最大手と言われる中国の旅行会社の代表が、中国当局に逮捕された。中国の北朝鮮に対する圧力の一環と思われる。
韓国の文化日報によると、逮捕されたのは丹東中国国際旅行社の全順姫総経理だ。マネーロンダリングと公務員が絡む汚職に関与した疑いが持たれているもようだ。また、この逮捕に先立ち、丹東市政府で北朝鮮を担当する幹部も当局の取り調べを受けている。
中学校の元教師
文化日報が引用した対北朝鮮情報筋は、今回の逮捕は国連安保理の対北朝鮮制裁決議に関する中国政府の指針が厳格化されつつある中で、対北朝鮮事業に関連した不正行為の摘発が行われていると指摘した。つまり、この逮捕は対北圧力の一環ということだ。
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【写真】正恩氏の「胸チラ」アピール
北朝鮮の朝鮮中央通信と労働新聞は30日、金正恩氏が弾道ミサイルの発射実験を指導したと報じた。この時に配信された金正恩氏の写真が韓国メディアで話題を呼んでいる。

弾道ミサイルの試射を指導した金正恩氏(2017年5月30日付労働新聞より) 上の写真の赤い丸で囲んだ部分を見てわかるように、金正恩氏のシャツの胸元から何やら白いものが見える。湿布のようにも見えるが、これについて一部から禁煙補助用のパッチ、つまり「ニコチンパッチ」ではないかとの指摘が出ているのだ。
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金正恩氏が大金をつぎ込む「喜び組」の過激アンダーウェア
英国の大衆紙であるデイリー・メールに興味深い記事を見つけた。北朝鮮の金正恩党委員長が喜び組のために、多額の金を費やしてあるモノを輸入していると報じているのだ。
「喜び組」暴露され暗殺
北朝鮮の喜び組の実態は1996年、金正日総書記の義姉の息子、すなわち甥にあたる李韓永(イ・ハニョン)氏によって明らかにされた。
【人気記事】コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち -
北朝鮮、日本の漁民50人以上を殺害か…元工作員が証言
北朝鮮の元工作員が、海上における日本人の拉致に関する衝撃的な証言をした。北朝鮮による日本人拉致疑惑に関しては、いまだに明らかにされていない事案が存在していると見られているが、今回語られた海上における日本人拉致の証言は彼以外からは出ていない。
漁船ごと沈めた
今月17日、東京で日本・韓国・タイの北朝鮮による拉致被害者の家族が集まるシンポジウムが開かれた。主催は、北朝鮮反人道犯罪撤廃国際連帯(ICNK)、韓国の対北朝鮮放送協会と北朝鮮民主化ネットワーク。シンポジウムでは、元偵察局(現偵察総局)要員であり、現在はデイリーNKで記者として活動するチェ・ソンミン氏が加害者の立場から海上における日本人拉致の手口について具体的に語った。
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【動画】キム・ハンソル氏を名乗る人物が動画を公開
マレーシアで殺害された北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏の息子であるキム・ハンソル氏を名乗る人物が、Youtubeに動画を投稿した。
今のところ、キム・ハンソル氏本人かどうかの確認は取れていないが、韓国の朝鮮日報は、韓国情報当局の話として、動画の人物がキム・ハンソル氏だと伝えている。
私の父親は…
動画で、キム・ハンソル氏を名乗る人物は「私は北朝鮮から来たキム・ハンソルだ。金氏一家の一員だ」と述べた上で、北朝鮮のパスポートを提示した。
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金正男氏を死に追いやった「暴露スクープ」の中身
北朝鮮の故金正日総書記の長男・金正男(キム・ジョンナム)氏が13日、マレーシアで殺害された。突然の事件にも関わらず、韓国メディアは異例の早さで対応。死因も犯人の招待も明らかになっていない状況のなか、さっそく北朝鮮の偵察総局による「暗殺」と半ば断定した上での強い論調が目立つ。偵察総局とは、北朝鮮によるテロやサイバー攻撃を総括する機関で、2009年に党と軍の特殊作戦組織を統合して設立された。
(参考記事:「喜び組」を暴露され激怒 「身内殺し」に手を染めた北朝鮮の独裁者)
大方の見方の通り、正男氏が北朝鮮当局により殺されたと仮定した場合、最大の疑問は「なぜこの時期に殺されたのか」となる。2月16日の故金正日総書記の誕生日「光明星節」を控え様々な憶測があるが、韓国でまことしやかに囁かれているのが「金正男亡命説」だ。
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「喜び組」を暴露され激怒 「身内殺し」に手を染めた北朝鮮の独裁者
北朝鮮の故金正日総書記の長男、すなわち金正恩党委員長の異母兄である金正男(キム・ジョンナム)氏が暗殺されたとの情報に、各方面が衝撃を受けている。そして、奇しくも今日からちょうど20年前の1997年2月15日、韓国・ソウル市郊外のアパートで、ひとりの男性が凶弾に倒れた。男性の名前は李韓永(イ・ハニョン)。1960年に平壌で生まれた李氏は、正日氏の2番目の妻ソン・ヘリム氏の姉であるソン・ヘラン氏の息子だった。
正恩氏の私生活も
韓国当局は李氏が射殺された事件を、北朝鮮の南派工作員による最初の脱北者殺害と見ている。そして刺客を放ったのは、外ならぬ正日氏だった。
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金正男氏が暗殺された?…韓国メディアが報道
北朝鮮の金正恩党委員長の異母兄弟である金正男氏が暗殺されたと、韓国の全国紙・朝鮮日報系のケーブルテレビ・TV朝鮮が14日、報じた。
複数の韓国政府関係者の話として「金正男氏がマレーシアで北朝鮮によって毒殺されたと見られる」と伝えた。
同テレビによると、金正男氏は13日の午前9時に、クアラルンプール空港で、2人の女性に毒針を刺されて殺されたという。
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「中国人の男は一列に並んだ私たちを選んだ」北朝鮮女性、人身売買被害の証言
両江道(リャンガンド)恵山(ヘサン)の出身で、1990年代末に脱北したコ・ジウンさんは、中国で2度にわたり人身売買の被害に遭った。
問 初めて脱北したのは1997年9月、28歳のときだそうですが、何がきっかけでしたか?
答 友人から受けた影響が大きかったです。その友人は1度脱北し、中国で捕まり強制送還されたのですが、中国で見聞きしたことをいろいろと話してくれました。外の世界の情報にたいへん驚き、とくに韓国社会に対する関心が強まりました。そのとき、北朝鮮の政治こそが偽りであり、この国には未来も希望もないと感じたのです。それからしばらくして、強盗被害に遭ったこともきっかけになりました。
知らぬ間に売られ
犯人は、朝鮮人民軍の兵士たちだったのです。
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庶民は売春で破滅、金持ちは「精神病院パラダイス」…北朝鮮の薬物事情
北朝鮮には、通称「49号病院」と呼ばれる精神病院がある。しかし脱北者の証言によると、この施設は精神疾患を治療するのではなく、患者を収容するためにだけ存在するのだという。
北朝鮮の医療は、日本や韓国などと比べると崩壊状態にあると言っても過言ではなく、開腹手術を麻酔なしで行うような有様だ。そのような環境の中にある49号病院は、さぞかしひどい状態なのだろう――このように想像する人は少なくないのではないだろうか。
(参考記事:【体験談】仮病の腹痛を麻酔なしで切開手術…北朝鮮の医療施設)
ところが米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が最近報じたところによると、この49号病院が北朝鮮の金持ちたちの「パラダイス」と化しているのだという。いったい、どういうことか。
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【証言記録】死体を焼く匂いが常に漂う北朝鮮の刑務所
不法越境罪で逮捕され、2008年から2年間、北朝鮮の全巨里(チョンゴリ)教化所(刑務所)に収監され、人権を侵害されたキム・チャンミさんの証言を聞いた。
問:脱北したのはいつですか?
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強盗を裁判抜きで銃殺する金正日流の治安対策
混雑する車内で上がった悲鳴
食べるものがなく人びとが次から次へと死んでいた90年代中頃、北朝鮮の最高指導者金正日は、合法的な裁判手続きを経ずとも、現場の即決審判で犯罪者を処刑するよう命令を下した。筆者は1996年3月末、両江道(リャンガンド)恵山(ヘサン)の駅頭で行われた恐怖の即決審判を目の当たりにした。
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北朝鮮メディア「脱北者がドローンで銅像を攻撃」と猛非難
北朝鮮の対外宣伝ウェブサイト「ウリミンジョクキリ(わが民族同士)」は14日、韓国の脱北者グループが無人機「ドローン」を使って、金日成氏、金正日氏の銅像を攻撃しようとしているとして、強く非難した。
わが民族同士は、署名入りの記事で「獣にも劣る人間のクズどもが、われわれの最高尊厳に挑むという天下の妄動を行っている」とし、「パク・サンハク兄弟など悪質越南逃走者どもが、無人機で北部国境地域の銅像を攻撃する試験を行った」と伝えた。
また、「特大型政治醜聞事件で史上最悪の危機に直面した朴槿恵逆賊一味」としながら、背景に朴政権の扇動と莫大な財政支援があると非難した。
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【写真】大同江養豚工場を現地指導した金正恩氏

大同江養豚工場を現地指導した金正恩氏(2016年8月18日付朝鮮中央通信より) 「テジ」とは
今年8月、金正恩氏は「大同江(テドンガン)ブタ工場(養豚場)」を現地指導した。この様子がテレビで放映されるやいなや、正恩氏を「テジ」と呼ぶことが流行りだしたのだ。
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金正恩氏の「ブタ工場視察」に北朝鮮庶民が浴びせる酷い悪口
米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)の平壌在住の情報筋によると、これまで金正恩氏を批判的に呼ぶ場合、「世間知らず」という言葉が使われてきたが、最近はよりひどい悪口を言われているという。
【写真】大同江養豚工場を現地指導した金正恩氏「テジ」とは
今年8月、金正恩氏は「大同江(テドンガン)ブタ工場(養豚場)」を現地指導した。この様子がテレビで放映されるやいなや、正恩氏を「テジ」と呼ぶことが流行りだしたのだ。
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トランプ勝利は金正恩氏に「2つのハッピー」をもたらす
米大統領選でのドナルド・トランプ氏の大逆転勝利を受けて、安倍晋三首相や韓国の朴槿恵大統領は祝意を伝えるメッセージを送った。言うまでもなく、慣例上のものである。日韓両国とも、政府内は衝撃と不安で満たされているようだが、それについては様々な報道で紹介されている通りだ。
では、北朝鮮はどうか。公式な反応はまだないが、金正恩党委員長がトランプ勝利の報を受け、本心からの「祝杯」を挙げていたとしても筆者は驚かない。
同窓会を「血の粛清」
これは、正恩氏がトランプ氏に何かを期待している、という意味ではない。
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村全体が消滅…北朝鮮・水害被災地の衛星写真が公開される
今年8月末の台風10号(ライオンロック)による水害で、甚大な被害が発生した北朝鮮北東部の衛星写真が公開された。米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)が報じた。
住宅が跡形もなく
この衛星写真はGoogle Earthが掲載した、水害から2週間後の9月14日撮影のものだ。
下の写真には、咸鏡北道(ハムギョンブクト)の会寧(フェリョン)、茂山(ムサン)の被害の様子が生々しく記録されている。
(関連記事:【写真】水害で村全体が消滅した北朝鮮の被災地)
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【徹底解説】北朝鮮の身分制度「出身成分」「社会成分」「階層」
第70条 公民は労働の権利を有する。労働の能力があるすべての公民は希望と才能に応じて職業を選択し、安定した職場と労働条件を保証される。公民の能力に応じて働き、労働の量と質に応じて分配を受け取る。
これは、職業選択の自由を謳った北朝鮮の社会主義憲法の条文だ。ところが、現実は異なる。北朝鮮には身分制度が存在し、職業選択はもちろんのこと、社会生活のすべての面において優遇または差別を受ける。この身分制度は一般的に「成分制度」などと呼ばれる。
北朝鮮当局はその存在を決して認めようとしないが、多くの脱北者の証言により、その存在は明らかになっている。また、制度の存在を裏付ける文書も存在する。
筆者は最近、この成分制度を説明する北朝鮮の公式文書、「住民登録参考書」(以下、参考書)を入手した。1993年に社会安全部(現人民保安省)出版社から出版された絶対秘密文書である。当局はその存在を決して認めようとしないが、多くの脱北者の証言により、その存在は明らかになっている。
この本については、朝鮮日報が2007年に紹介しているが、ここで改めて、より詳しく説明する。
出身成分、社会成分
北朝鮮国民が持つ身分は「出身成分」、「社会成分」そして「階層」の3つで、満17歳になる日に与えられる。ただし、海外出身者の場合は北朝鮮入国後に与えられる。まずは、成分について説明する。