投稿者: DailyNK Japan

  • 障がい者の「強制隔離」を実行した北朝鮮…断種手術も

    相模原市緑区の障碍(がい)者施設で起きた大量殺人事件。容疑者は、取り調べで「ヒトラーの思想が降りてきた」などと述べ、重度の障碍者だけを選んで襲うなど、優生思想が動機の根底にあったことが伺える。

    優生思想とは「劣等な子孫が生み出され、社会、国家、民族に悪影響を及ぼすことを未然に抑制しよう」とする考え方だ。ナチス・ドイツはそれを人種政策に取り入れ、ユダヤ人、ポーランド人、ロマ、同性愛者、障碍者を強制収容し、虐殺した。

    とんでもない結果をもたらしてようやくその危険性に気づいた世界は、優生思想を遠ざけるようになった。

    「山奥の村」へ

    しかし北朝鮮にはいまだに、優生思想に基づく、障碍者への差別的政策が残っている可能性がある。

  • 障がい者の「強制隔離」を実行した北朝鮮…抹殺も検討

    相模原市緑区の障碍(がい)者施設で起きた大量殺人事件。容疑者は、取り調べで「ヒトラーの思想が降りてきた」などと述べ、重度の障碍者だけを選んで襲うなど、優生思想が動機の根底にあったことが伺える。

    優生思想とは「劣等な子孫が生み出され、社会、国家、民族に悪影響を及ぼすことを未然に抑制しよう」とする考え方だ。ナチス・ドイツはそれを人種政策に取り入れ、ユダヤ人、ポーランド人、ロマ、同性愛者、障碍者を強制収容し、虐殺した。

    とんでもない結果をもたらしてようやくその危険性に気づいた世界は、優生思想を遠ざけるようになった。

    「山奥の村」へ

    しかし北朝鮮にはいまだに、優生思想に基づく、障碍者への差別的政策が残っている可能性がある。

  • 金正恩氏、美人ウェイトレスの集団脱北で「公開処刑」を指示か

    この4月、中国の北朝鮮レストランの女性従業員ら13人が集団脱北した事件を巡り、北朝鮮当局が責任者6人を公開処刑したとの情報が浮上している。聯合ニュースが29日、韓国の民間団体、戦後拉北者被害家族連合会の崔成龍(チェ・ソンリョン)理事長の話として報じた。

    美女たちを指名手配

    崔氏は平壌消息筋からの情報として、金正恩党委員長の指示により、5月5日に平壌の姜健(カンゴン)総合軍官学校で国家安全保衛部(秘密警察)の要員ら責任者6人が公開処刑されたとしている。(関連記事:北朝鮮、脱北ウェイトレスたちの顔写真を公開

  • 金正恩氏、スマホ片手に父の眠る墓地でポケモン探しか?

    世界中で大旋風を巻き起こしているゲームアプリ「ポケモンGO」。日本でも今月22日にサービスが始まり、いたるところでスマホ片手にポケモン探しに夢中になる人々の姿が見られる。

    一方、韓国ではサービス開始の目処が立っていない。これは、韓国政府が軍事上の理由でGoogle社に地図データを提供していないからだ。しかし、東海岸の田舎町、束草(ソクチョ)ではプレイが可能だとの情報が出まわり、ゲーマーが全国各地から殺到している。

    軍事境界線にほど近いこの地域は、ポケモンGOがエリア設定においてベースにしていると言われている、ナインテック社のゲーム「イングレス」のマップで、NR15-ALPHA-12という北朝鮮と同じエリアに属しているため、プレイができるものと推測されている。

    平壌市郊外は「OK」

    だとすると、軍事境界線の向こうの北朝鮮でも、ポケモンGOのプレイが可能ということになるが、実際のところどうなのだろうか。

  • 北朝鮮「魔の山道」でバス転落が多発、数十人が死亡

    北朝鮮の山道で、バスが谷底に墜落する事故が起き、多くの死傷者が発生した。トンネルの通行料を節約するために、整備されていない旧道を通ったことが事故の原因と伝えられている。

    川原の地獄絵図

    米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が、咸鏡北道(ハムギョンブクト)の内部情報筋の話として報じたところでは、事故が起きたのは5月中旬。東海岸の南北を結ぶ国道7号線の、咸鏡南道の端川(タンチョン)市と咸鏡北道の金策(キムチェク)市の間の摩天嶺(マチョンリョン)峠付でのことだ。

    峠道を走っていたバスが谷底に転落し、乗客のうち26人が死亡、7人が重傷を負う大惨事となった。

    北朝鮮では、このような大規模事故が多発している。

  • 国家安全保衛部――北朝鮮「秘密警察」の知られざる内幕

    去る6月、北朝鮮北部の両江道・某市に住むキム氏(仮名)が国家安全保衛部より「英雄称号」を授与されたと、現地の取材協力者が伝えてきた。褒賞として、テレビやオーディオ機器、冷蔵庫など家電一式が贈られたうえ、首都・平壌で居住する権利も得るなど国家から最大級の「配慮」を受けたという。

    「英雄称号」とは、正式名称を「朝鮮民主主義共和国共和国英雄」といい、北朝鮮では最高の栄誉とされるものだ。通常、称号を授与された者には最上位の勲章「国旗勲章第一級」が同時に与えられ、給金(年金)の支給をはじめとする各種生活上の特典が生涯にわたって保証される。

    正恩氏からの命令

    キム氏は周囲の人々から、中国とのあいだで骨董品を売買する貿易商として知られていた。その一方、彼には北朝鮮の防諜機関・国家安全保衛部(以下、保衛部)のために働く「情報員」という裏の顔があったのだ。

  • 金正恩外交、意外な「粘り腰」見せる…中国とも「親密」アピール

    今年初めの核実験と事実上の長距離弾道ミサイルの発射で、いっそう国際的な孤立を深めるものと見られていた北朝鮮外交が、旧来の友好国の支援を得て「粘り腰」を見せている。

    北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相と中国の王毅外相は25日、約1時間にわたり会談を行った。両外相は東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会議に出席するため、ラオスの首都ビエンチャンを訪問している。

    「裏切り者」呼ばわりも

    会談後、北朝鮮代表団の報道官は記者団に対し、会談は「両国の正常な意思疎通の一環として行われた」ものであり、「関係発展問題について議論した」と説明した。

  • 「金正恩氏は深夜の走り屋」説はどうやら本当だった!

    以前、金正恩氏が愛車のベンツを自分で運転しているとの話を、「金正日の料理人」として知られる藤本健二氏から、テレビ番組で共演した際に聞いたことがある。

    それを裏付けるかのような情報を、北朝鮮メディアの報道の中から発見した。

    深夜の「視察」

    北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は11日、「深い夜、朝早くから訪ねて来られ」と題した記事を掲載した。3年前のある日、金正恩党委員長が、当時建設が進められていたレジャー施設「紋繍(ムンス)ウォーターパーク」の工事現場を訪ねたときにエピソードを紹介するものだ。

  • 女子大生には拷問、女子高生は公開裁判…北朝鮮の人権侵害(3)

    北朝鮮の人権に関して国連調査委員会が公表した報告書は、同国の指導層、すなわち金正恩体制が決定した政策によって、広範囲にわたる「人道に対する罪」が今現在も行われているとしている。

    このなかでも、とりわけ女性に対する人権侵害のレベルは深刻だ。

    指導層の慰み者「喜び組」

    金正恩党委員長の父親である金正日氏は、「5課処女」という「権力層に仕える女性」を選抜、管理するシステムをつくりあげた。代表的な5課処女といえば、日本でもよく知られている「喜び組」。

  • 北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…

    北朝鮮の人権侵害が、23歳の女子大生の人生を狂わせた。なぜ、そのようになかったのか。
    【人気記事】
    コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち

    女子高生、見せしめ

    今月6日、米国は最高指導者の金正恩党委員長を、人権侵害の首謀者としてはじめて名指しで明記した。北朝鮮は米国の措置に対し、「外交ルートを遮断する」と猛反発。しかし、いくら反発しようとも、せい惨きわまりない北朝鮮の拷問や処罰の実態の多くは暴かれており、米国の措置はむしろ遅すぎると言っても過言ではない。

    【人気記事】コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち

    今回、女子大生が自殺を選んだきっかけは「韓流」と北朝鮮当局の「拷問」。この二つは、現在進行形の北朝鮮の人権侵害を象徴している。

    米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、北朝鮮の秘密警察・国家安全保衛部(秘密警察)と韓流ドラマを取り締まる組織「109常務」は大々的な取り締まり作戦を行い、現地には殺伐とした空気が流れているという。1月には、女子高生も海外映画を見た罪に問われていた。

    (参考記事:北朝鮮が女子高生を「見せしめ」公開裁判にかけた理由

    そして今年5月、109常務は、清津(チョンジン)市浦港(ポハン)区域南江洞(ナムガンドン)で一人暮らしをしていた23歳の女子大生の家を急襲、家宅捜索を行った。

    友人の名を「白状」

    運悪く、彼女の家からは韓国映画が保存されたメモリーカードが発見されたことにより悲劇が起こる。

    女子大生は、保衛部に連行され、激しい拷問を加えられた。そして、 10年の懲役刑が避けられないことを悟った彼女は、いとこの美容室から持ちだしたパーマ液を飲んで、服毒自殺を図った。現地情報筋は、彼女の安否を伝えていないが、おそらく死亡したものと思われる。

    取り調べでは、木の棒で殴打される、鉄線や革のベルトで締めあげるなど無慈悲な拷問が23歳の女子大生に加えられた。

    彼女にとって、とても耐え切れるものではなく、メモリーカードをくれた友人の名前を白状してしまう。そして、自ら命を絶つ。

    女性収監者は裸で

    せい惨な拷問によって、友人の名前を白状してしまったこと。待っているのは地獄のような10年間の拘禁生活。彼女が自殺に走った動機が、人生に絶望を感じたであろうことは想像に難くない。

    (参考記事:北朝鮮、拘禁施設の過酷な実態…「女性収監者は裸で調査」「性暴行」「強制堕胎」も

    これだけではない。

    清津市では3月にも、取り調べを受けていた40代の女性が取調室のある5階から投身自殺していた。

    北朝鮮の外国文出版社が2015年6月に発行した「朝鮮についての理解」人権編には次のように書かれている。

    「共和国(北朝鮮)では、人間の生命と健康を最も大切に考え、人間の生命を侵害する行為を絶対に許さない」

    「人に対して、肉体的、精神的にひどい苦痛を故意に与える拷問、または非人間的で不名誉な取り扱いや処罰を厳しく禁じている」

    「朝鮮についての理解」人権編(外国文出版社) 

    欺瞞に満ちた内容であり、明らかに国際社会の人権攻勢に対して表向きだけ取り繕ったものに過ぎない。

  • 北朝鮮、予告無しに「ダム放流」…韓国で高まる「水攻め」の恐怖

    朝鮮半島に停滞する梅雨前線の影響で、大雨が続く中、北朝鮮が6日午前、突然ダムの放流を始めたと韓国メディアが一斉に報じた。

    韓国軍関係者によると、放流が始まったのは、軍事境界線付近を流れる臨津江(イムジンガン)の上流にある北朝鮮の黄江(ファンガン)ダム。貯水量は3~4億トンと推定されている。

    6人死亡の例も

    北朝鮮は午前6時ごろに水門を開いたものと見られるが、韓国側は一切通知を受けていないとのことだ。軍と行政当局は、流域に警告放送を流し、川べりにいた人を避難させるなど、対応に追われている。

  • ねらわれる少女、アキレス腱を切られる労働者…北朝鮮人権報告

    米国務省は6月30日、人身売買に関する年次報告書を発表した。その中で北朝鮮は、14年連続で最悪の人身売買国として評価された。

    北朝鮮については最近、国内での人権侵害に加え、外貨獲得のため海外に派遣された労働者たちが過酷な環境に置かれていることについても批判が集まっている。

    凄惨なリンチ、アキレス腱切断、掘削機で足を潰す

    報告書は、多くの労働者は劣悪な環境での仕事を強いられ、移動、通信も制限され、厳しい監視のもとで暮らしていると指摘し、逃げ出した場合には本人のみならず、北朝鮮に残してきた家族に制裁が加えられるとしている。

  • 日韓「対潜水艦戦」共同訓練が示唆する「日本海の危機」

    海上自衛隊は7月4~7日、神奈川県の厚木基地で、韓国海軍と哨戒機部隊の交流行事を行う。韓国海軍のP-3CK対潜哨戒機が飛来して海自のP-3Cと初の親善飛行を行うほか、各種の共同訓練と意見交換を行うという。

    海自と韓国海軍の交流行事は2010年に始まり12年まで毎年開催されていたが、両国関係の悪化に伴いその後3年間は開催が見送られた。今回は4年ぶりの再開となったわけだが、韓国海軍機が日本に飛来するのも初めてということで、なかなか意義深い催しになりそうだ。

    北朝鮮に「先制攻撃」も

    日本のマスコミは今日までのところ、この件についてほとんど報道していないようだが、韓国メディアの関心は決して低くない。背景にあるのは、北朝鮮による潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)、そしてそれを搭載するミサイル潜水艦の開発である。

  • アキレス腱切断、掘削機で足を潰す…北朝鮮労働者に加えられる残虐行為

    海外に派遣された北朝鮮労働者の人権が著しく侵害されていることは、すでに国際社会の知るところとなっているが、ロシアの建設現場では、労働者の身体に危害が加えられるなどの極めて深刻な事態が起きていることがデイリーNKの取材で明らかになった。

    想像を絶する虐待

    現地の情報筋によると、今年のはじめにロシアのハバロフスクである北朝鮮労働者が現場から逃走する事件が発生した。この労働者は現場のそばの教会に身を隠していたが、発見され、監視役として派遣されていた国家安全保衛部員(秘密警察)に連行された。

  • 北朝鮮の山間部、子どもの3人に1人が栄養失調

    北朝鮮の北部山間地帯の両江道(リャンガンド)では、栄養失調の子どもの割合が3割を超えることが明らかになったと、米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)が報じた。

    国連の世界食糧計画(WFP)は、北朝鮮全域8道の85の市・郡で、生後6カ月以上5歳未満の子どもを対象に栄養状態を調査した。その結果をまとめた「北朝鮮支援事業報告書」によると、両江道の託児所の子どもの32%が栄養失調、発育不良状態で、北朝鮮で最も高かった。

    国民全体でも

    以下、咸鏡南道(ハムギョンナムド)27.1%、平安北道(ピョンアンブクト)26.3%、黄海北道(ファンヘブクト)25.7%、咸鏡北道(ハムギョンブクト)25.5%、江原道(カンウォンド)24.4%、黄海南道(ファンへナムド)22.4%、首都・平壌近郊の平安南道(ピョンアンナムド)19.8%の順で、全国平均は25.4%だった。

  • 金正恩氏「最愛の妹」が「人権侵害」でターゲットに

    韓国・ソウルで27日、国連北朝鮮人権事務所の開設1周年を記念するシンポジウムが開かれた。ここでは、北朝鮮で行われている重大な人権侵害について「誰に、どのようにして責任を問うか」といったことが話し合われた。

    友人が大量失踪

    そしてその中で、米国のNGO「北朝鮮人権委員会」のグレッグ・スカラチュー事務総長はまず、国家安全保衛部の名前を挙げた。保衛部は公開処刑や政治犯収容所の運営を担う機関であり、これは当然のことだ。

    注目されるのは、スカラチュー氏が保衛部などと並び、金正恩党委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)氏に言及したことだ。

  • 死者数百人の事故が多発する北朝鮮の「阿鼻叫喚列車」

    北朝鮮では、日本の植民地統治時代や、朝鮮戦争後に旧ソ連などの援助で建設された工場、発電所、ダムなどが大した補修もされないまま未だに使われている。

    その最たる分野の一つが「鉄道」なのだが、平壌と東海岸の羅先(ラソン)を結ぶ平羅(ピョンラ)線では、老朽化に起因する大事故が過去に2件も起きている。

    血で染まった川

    事故が起きたのは1989年の夏のことだった。

  • 死者数百人の事故が多発する北朝鮮の「阿鼻叫喚列車」

    北朝鮮では、日本の植民地統治時代や、朝鮮戦争後に旧ソ連などの援助で建設された工場、発電所、ダムなどが大した補修もされないまま未だに使われている。

    その最たる分野の一つが「鉄道」なのだが、平壌と東海岸の羅先(ラソン)を結ぶ平羅(ピョンラ)線では、老朽化に起因する大事故が過去に2件も起きている。

    血で染まった川

    事故が起きたのは1989年の夏のことだった。

  • 北朝鮮の虐殺責任者「必ず突き止める」…米国務次官補インタビュー

    外部情報の流入で変化を促す

    デイリーNKと韓国の対北朝鮮ラジオ「国民統一放送」は、今月10日に非公開で訪韓したトム・マリノフスキー米国務次官補(民主主義・人権・労働担当)との単独インタビューを行った。

    デイリーNKなどのインタビューに答えるマリノフスキー米国務次官補
    デイリーNKなどのインタビューに答えるマリノフスキー米国務次官補

    同次官補は、北朝鮮において政治犯収容所の運営に関わったり、罪のない人々の処刑に関わったりしている人権侵害の責任者たちを「米国が必ずつきとめる」と明言。また、北朝鮮への外部情報の流入を促すことが朝鮮半島での平和を実現する上で重要だと指摘した。なお、インタビューは17日、国民統一放送により北朝鮮に向け発信された。(聞き手=イ・グァンベク国民統一放送代表)

    責任の大き知らしめる

    ――2014年に「北朝鮮における人権に関する国連調査委員会(COI)」の最終報告書が公表されて以降、北朝鮮の人権状況に改善は見られるか?

    COIの報告書が重要である理由は、世界中のすべての人々に、北朝鮮の住民の状況を知らせたことにある。北朝鮮国内での生活やその現実を赤裸々に示し、特に北朝鮮国内で政権に反対する声を上げたり、異なる考えを持ったり、当局の指示に反する行動をしたりした人々が、いかに処罰されているかを浮き彫りにした。

  • 権力と「男女関係」がからみつく金正恩王朝の内幕

    「6カ国協議は死んだ」

    北朝鮮の中距離弾道ミサイル発射実験の「成功」が関係各国の衝撃を呼ぶ中、それを待ち構えていたかのように、北朝鮮の外交エリートが北京で開かれている国際会議でこう言い放った。

    発言の主は、北朝鮮外務省のチェ・ソンヒ米州局副局長。北朝鮮の核問題を巡る6か国協議参加国による「北東アジア協力対話(NEACD)」で22日、対話への望みにトドメを刺すかのように冷たく言ったのだ。

    人妻を強奪

    チェ氏は2003年8月に6カ国協議が始まった当初から、外務省の「核タスクフォース」のメンバーとして関わっていた。通訳として、会議に参加したこともある。その横顔について、北朝鮮事情通が語る。

  • 金正恩氏に「忠誠」を誓う在日組織の本当の問題点

    21日付の産経新聞(電子版)によれば、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)が最近、「金正恩元帥様に無限の栄光を抱かせるため、朝鮮総連の反対勢力に総攻撃・総決死戦を繰り広げ勝利を勝ち取ろう」との方針を傘下団体に示しているという。

    ノンポリ化で公安も当惑

    5月上旬の朝鮮労働党第7回大会に代表を送ったのを機に、朝鮮総連が何らかの新たな活動を始めたようだというのは、筆者もすでに指摘していることだ。

    ただ、朝鮮総連について何の予備知識もない大多数の日本人が産経の記事を読んだらどう感じるか、一抹の不安を感じずにいられない部分もある。

  • 「馬賊」となり民間人を襲う北朝鮮軍の兵士たち

    北朝鮮では、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の兵士による窃盗、強盗などの犯罪が後を絶たない。

    両江道(リャンガンド)の内部情報筋によると、道内の豊山(プンサン)郡で今月初め、第12軍団隷下の43旅団に所属する兵士3人が民家に押し入り、凶器を振り回して金目の物を盗もうとした。

    ちょうど通りかかった糾察隊が異常に気づき、保安署(警察署)に通報した。出動した保安員(警察官)に1人は逮捕され、2人は逃走した。

    この糾察隊、上からの指示で作られたものではなく、住民がボランティアで行っている。食うに忙しい北朝鮮の人々が自主的に立ち上がらざるをえないほどの状況なのだ。

    ブルーベリー採りで厳罰

    43旅団の兵士たちは、取り締まりの手が届きにくい豊山郡、豊西(プンソ)郡、三水(サムス)郡の農村の民家に押し入り、テレビ、バッテリー、自転車、家畜などを強奪する行為を繰り返している。それは「食べ物がない」からだ。

  • 米軍の「先制攻撃」を予言!? 金正恩氏が恐れる「影のCIA」報告書

    北朝鮮が、米国による先制攻撃を恐れている。朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省の報道官は15日、米国で自国への「精密空襲作戦」が公然と論じられているとして警戒感を露わにした。

    斬首作戦に同調

    「精密空襲作戦」とは、米国の民間情報会社が5月末に配信したレポートのこと。有事の際、米軍は十数機のB-2ステルス爆撃機と24機のF-22ステルス戦闘機を中心とする戦力で、北朝鮮の核関連施設とミサイル発射施設を叩くとする内容だ。

    それにしても、これがCIAや国防総省から出たものならいざ知らず、民間のレポートにどうしてそんなに敏感になるのか。

  • 「韓国に来ても二重の苦しみ」脱北者でゲイの小説家、半生を語る

    北朝鮮から海外に逃れた脱北者で、唯一のオープンリーゲイ(カミングアウトした性的少数者)である小説家チャン・ヨンジンさん。彼は昨年4月に自叙伝小説「赤いネクタイ」を出したが、このたびその英語版が出版されることになった。

    脱北者でゲイのチャン・ヨンジンさんの自叙伝的小説「赤いネクタイ」(画像:ムルマンチョ)
    脱北者でゲイのチャン・ヨンジンさんの自叙伝的小説「赤いネクタイ」(画像:ムルマンチョ)

    そもそも「同性愛」「性的指向」などの概念すら理解されていない北朝鮮という社会で、彼はどのように暮らしていたのだろうか。

    「妻」に触れることもできず

    ニューヨーク・タイムズとのインタビューで、自分の生い立ちについて次のように語っている。

  • 清原和博被告の覚せい剤はどこから来たのか? 対日密輸ルートの変遷

    東京地裁は5月31日、覚せい剤取締法違反に問われた元プロ野球選手の清原和博被告に対し、懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡した。

    報道によれば、清原氏はこれを受けて「(将来的には)心も体も万全な態勢にして、野球に向き合いたい」と、涙を流しながら語ったという。

    再犯の懸念

    この言葉が、現実のものになることを切に望む。しかし巷では、早くも清原氏の今後を心配する声も上がっているようだ。

  • 北朝鮮当局「LINE、カカオを取り締まれ!」…異例の通達

    金正恩党委員長をはじめ、北朝鮮当局は、中朝国境で中国キャリアの携帯電話を通じて様々な情報が流入出されていることに警戒している。最近では、「コミュニケーションアプリ」に対しても警戒を強め、厳しく取り締まるよう指示を下したという。

    デイリーNKの両江道(リャンガンド)の内部情報筋によると、「つい最近、『カカオトーク、LINEを使用している住民を見つけ出し、反逆者として逮捕せよ』という指示が降りてきた」という。

    中国のアプリも

    摘発された場合、現場の保衛員(秘密警察)や保安員(警察)の裁量に基づいて処理がなされ、スパイ容疑で政治犯収容所に連行されかねない。