投稿者: DailyNK Japan

  • 金正恩vsトランプ「史上最低」の罵倒合戦が幕を開ける

    アメリカ大統領選は、大方の予想を裏切って共和党のドナルド・トランプ氏が勝利した。一般的に対北朝鮮政策においては、民主党以上に強硬路線を貫いてきた共和党政権に移行することで北朝鮮にとって都合が悪いと思われがちだが、必ずしもそうではないことは既に本欄で述べた。

    「トイレ」にストレス

    トランプ氏がどういった対北朝鮮政策を打ち出すかにもよるが、少なくとも金正恩氏は一息つくことができるだろう。なにしろこの1年間、正恩氏は米韓の軍事的圧力、心理的圧力に怯えまくっていたふしが見られるからだ。

    昨年8月、南北軍事境界線で北朝鮮が埋めたとされる木箱地雷が爆発し、韓国人兵士2人が重傷を負う事件が発生。南北は激しく対立したが、北朝鮮側が「遺憾」の意を表明して事実上、謝罪。その後、米韓はたたみかけるように北朝鮮の首脳部、すなわち金正恩氏を対象とした「斬首作戦」を導入して正恩氏に圧力を加えてきた。

    (参考記事:【動画】吹き飛ぶ韓国軍兵士…北朝鮮の地雷が爆発する瞬間

    こうしたプレッシャーに金正恩氏は戦々恐々としていただろう。なんといっても正恩氏は、1984年生まれの32歳にすぎない。北朝鮮国内においては誰も逆らえない絶対的な独裁者だが、一般人と同じトイレを使用できないなど、多大なストレスを抱え精神的にキツい状況に置かれているという。

    (参考記事:金正恩氏が一般人と同じトイレを使えない訳

    1年間に2度の核実験や度重なるミサイル発射実験は、米韓、とりわけ米国に対する金正恩氏の恐怖心の裏返しだったのかもしれない。

  • 【写真】水害で村全体が消滅した北朝鮮の被災地

    今年8月末の台風10号(ライオンロック)による水害で、甚大な被害が発生した北朝鮮北東部の衛星写真。水害から2週間後の9月14日に撮影されたもので、咸鏡北道(ハムギョンブクト)の会寧(フェリョン)、茂山(ムサン)の被害の様子が生々しく記録されている。

    咸鏡北道茂山の水害前(右)と後(左)の衛星写真。川沿いの住宅地が跡形もなく消え去っている様子がわかる(画像:Google Earth)
    咸鏡北道茂山の水害前(右)と後(左)の衛星写真。川沿いの住宅地が跡形もなく消え去っている様子がわかる(画像:Google Earth)
    廃墟と化した会寧(フェリョン)市(左)。右は昨年10月の画像(画像:Google Earth)
    廃墟と化した会寧(フェリョン)市(左)。右は昨年10月の画像(画像:Google Earth)
    会寧(フェリョン)市近隣の中朝国境(左)。橋の下まで水位が上昇し、田畑には土砂が堆積している。右は昨年10月の画像(画像:Google Earth)
    会寧(フェリョン)市近隣の中朝国境(左)。橋の下まで水位が上昇し、田畑には土砂が堆積している。右は昨年10月の画像(画像:Google Earth)
  • 金正恩「武装ヤクザ部隊」の女性隊員はエリート志向

    北朝鮮で、暴動を鎮圧する部隊「機動打撃隊」の訓練が強化され、人々を不安に陥れているという。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

    戦車で轢殺

    北朝鮮は一般庶民に対して、日常的に些細な事も含めて様々な弾圧を加えている。今年4月には韓流ビデオのファイルを保有していただけの容疑で女子大生を拘束し、さらには過酷な拷問まで加えた。女子大生を悲劇的な結末に追いやった。

    (参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…

    暴力による住民統治によって、北朝鮮の人々は権力に従順で、不満があっても口に出さないというイメージがあるが、必ずしもそうではない。

  • 中国で「アダルトビデオチャット」を強いられる脱北女性たち

    中国で「アダルトビデオチャット」を強いられる脱北女性たち

    北朝鮮から中国に逃げ出した脱北女性が、人身売買の犠牲となりセックスワークを強いられる事例は今までも多数報告されているが、ネット上で性的なポーズを見せるなどの行為を行う「アダルトビデオチャット」にも従事している。

    (人気記事:女性に「手錠と猿ぐつわ」で性的暴行…北朝鮮「秘密警察」の極悪手口

    米紙ワシントン・ポスト東京支局のアンナ・フィフィールド記者は、チャットセックスをしていた「スー」という脱北女性とのインタビューを、ラオスの首都ビエンチャンで行なった。

    カメラの前で

    現在30歳のスーは、絶望的な貧困を逃れて、人間らしい暮らしを営むため、2008年に脱北した。その後、人身売買組織の手で、中国東北地方の農村に住む中国人男性の元に売られ、結婚させられた。

    (関連記事:「中国人の男は一列に並んだ私たちを選んだ」北朝鮮女性、人身売買被害の証言

  • 穀物1キロで売られる娘たち…金正恩式「恐怖政治」の農村破壊

    〈春をひさぐ女性が増えたという。農村の若い女性の場合、「トウモロコシ1キロ分が対価」とは、貿易商の説明だ。わいろも横行。外貨稼ぎで海外に派遣される労働者が健康診断で「異常なし」の報告書を書いてもらうには、医師に百ドル、企業所の支配人に200ドル……〉

    今年1月、東京新聞が「北朝鮮 核の挑発(1)結束狙う足元、火の車」と題して報じた記事の一節である。

    超高利のスパイラル

    困窮の果ての売春やワイロは、北朝鮮ではもはや珍しい話ではない。

    (参考記事:コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち

  • 利息200%の借金地獄で生きる北朝鮮の農民たち(上)

    「借りなければ死んでしまう」農場幹部が明かす

    金正恩党委員長が北朝鮮の指導者となり、年末で丸5年を迎える。その間、北朝鮮の国営メディアは、まばゆく発展する首都・平壌の姿をこれでもかと誇示してきた。高層マンション、巨大遊園地、ファストフード店…現地に足を運んだ人の報告ともあいまって「ああ、北朝鮮経済も発展しているんだな」との感想を持った人も少なくないだろう。

    たしかに、建物はハリボテではない。平壌の経済発展は認めざるを得ないだろう。だが、旅行者の目が届かない農村は、依然としてズタボロである。農民は「底なし沼」としか呼びようのない、絶望的な経済状況の中で暮らしている。これまでの取材成果と、北朝鮮の元農村幹部で脱北者のであるA氏のインタビューをまとめて紹介する。

    カネは貸さない高利貸し

    A氏は、北朝鮮北部の農場で、作業班長を10年ほど務めてきた。韓国に来て日が浅いため、具体的な出身地名は伏せるが、農村の状況を知り尽くしたベテランだ。90人ほどの農場員を率いて、ジャガイモを栽培していた。

  • 親友の「愛人ホスト」が居並ぶ利権集団…朴槿恵大統領を操った「秘線会議」とは

    大統領は「操り人形」だったのか――韓国社会を揺るがす大スキャンダルの深層を、現地で活動する在日韓国人3世のジャーナリスト・徐台教(ソ・テギョ)氏がレポートする。

    見えない着地点、ほくそ笑む金正恩氏

    「(朴槿恵)姉さん、今めちゃめちゃヤバいだろ?入金しろよ」

  • 朴槿恵大統領を食い物にし続けた「怪しい宗教家」の父と娘

    韓国が大スキャンダルに揺れている。朴槿恵大統領が国の機密文書を、崔順実(チェ・スンシル)という民間人の女性に漏洩していたのだ。国防、外交など、決して流出してはならない文書が外部に漏れたことで、韓国の政治、外交などに極めて重大な影響を及ぼすことが懸念されている。

    崔氏をめぐる疑惑は2014年頃から報じられていたが、今月24日に韓国JTBCが、崔氏のタブレットPCから、朴大統領の演説原稿や、外交関連の文書など国家機密文書などのファイルが多数発見されたと報じたことで、ようやく「裏が取れた」形となった。翌日、朴大統領は流出は事実だったと認め、謝罪した。

    仏教→カトリック→プロテスタント

    それにしても、この「親友」崔順実氏とはどういう人物で、なぜ朴大統領は、何の権限も与えられていない彼女に機密文書を渡していたのだろうか。それを解き明かすには、まず彼女の父である崔太敏(チェ・テミン)氏のことから説明する必要がある。

  • コン〇ーム着用はゼロ…「性売買」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち 

    コン〇ーム着用はゼロ…「性売買」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち 

    北朝鮮で庶民を相手に商売を行う女性たちの、目を覆わんばかりの実情が明らかになった。薬物の力を借り道端に立ち、わずかコメ数キロ分の現金を得るために、着けない男性を相手にする。

    外見と年齢で

    「恵山市の駅前広場には、夜になると多くの女性が客引きが現れます。一回の値段は中国元で20元(約300円)から30元(約450円)。客引きがいる場合には別途10元(約150円)を払います。行為をするのは近所の民家や宿屋の一室。男性は着けません。客は軍人がねらい目です。駅前に降り立つ軍人は将校の場合が多く、出張のための現金を持ち歩いているためです。電車も予定通りに動かないので、時間をつぶす需要もあります」。

    北朝鮮北部・両江道(リャンガンド)第一の都市、恵山(ヘサン)市の事情に詳しい脱北者は25日、デイリーNKジャパンの取材にこう答えた。30元は約4万北朝鮮ウォン。コメ9キロ程度が買える。

    着用は「ゼロ」

    同様の証言は、韓国の有力日刊紙「東亜日報」で十余年にわたって記事を書き続ける脱北者のチュ・ソンハ記者も、今年7月、人気ブログ「ソウルで語る平壌の話」で明かしている。

  • 処刑の理由は「無視しやがったから」…金正恩氏が抱える劣等感

    韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は19日、国会情報委員会の国政監査で、北朝鮮の金正恩氏がしばらく自制していた粛正を再開し、今年は9月までに64人が公開処刑されたと明らかにした。2011年12月に正恩氏が最高指導者になって以降では、処刑された朝鮮労働党、政府、朝鮮人民軍の幹部の数は100人以上に達するという。

    人間をミンチに

    正恩氏はいったいなぜ、かくも多くも幹部たちを殺すのか。国家情報院の説明は次のようなものだ。

  • 韓国の人権政治家は北朝鮮の「国民虐待」を見逃していたのか

    北朝鮮の人権問題に絡み、韓国政界である疑惑が持ち上がっている。2007年の国連での人権決議案の採択に際し、当時の盧武鉉政権が北朝鮮に意見を求めた後に棄権したのではないか、との声が出ているのだ。

    北朝鮮の国家的な人権侵害については、日米やEU、そして韓国の現朴槿恵政権も追及を強めている。また、北朝鮮の金正恩党委員長は、人権問題の厳しい追及を受け、国際社会の表舞台に立てなくなったことへの絶望から、核兵器開発とミサイル発射の暴走を続けていると見ることもできる。

    (参考記事:北朝鮮「核の暴走」の裏に拷問・性的暴行・公開処刑

    「同胞を見殺し」

    いまや、北朝鮮の人権侵害追及は民主主義を標榜する国々の間では主要な国際問題のひとつになっており、韓国がそれに背を向けていたとすれば、由々しき問題と言える。

  • 「ガサ入れするなら令状を見せろ!」金正恩体制に抗議を始めた北朝鮮市民

    北朝鮮は、法よりも最高指導者の「マルスム」(お言葉)が優先される社会だ。金正恩党委員長の指示、命令、教示、あるいは「党の唯一領導体系確立の10大原則」などが事実上の法、あるいは宗教で言うところの「戒律」として効力を発揮する。法治主義とは程遠いお国柄なのだ。

    「虐殺」の事例も

    また人権についても、それがどんなものであるかという概念すら知らないから、自分の権利が侵害されても抗議する言葉を持てなかった。

    (参考記事:脱北女性、北朝鮮軍隊内の性的暴力を暴露「人権侵害と気づかない」

    しかし一部ながら、そのような状況に変化の兆しが見えてきた。

  • 「金正恩は即死する」米国務次官補が発言

    AP通信によれば、米国務省のダニエル・ラッセル次官補は12日、米メディア国防担当記者たちとの朝食会で次のように語り、北朝鮮の金正恩党委員長の「即死」に言及した。

    「激太り」で健康不安

    「彼(金正恩)はたぶん、核攻撃を遂行する強化された能力を持つことができるだろうが、そうなれば彼は即、死ぬことになる(Perhaps he’s got an enhanced capacity to conduct a nuclear attack and then immediately die.)」

    (参考記事:【写真で振り返る】金正恩氏、年々高まる肥満度…髪型にも変化が

    文脈としては、北朝鮮は核攻撃能力を持ったとしても、思い通りの結果を得ることはできない。

  • 北朝鮮の水害被災地で「将軍様の肖像画」守り高校生ら13人死亡

    北朝鮮では、公共施設から民家まで、ありとあらゆる場所に金日成・正日氏の肖像画が掲げられており、極めて神聖なものとされている。災害や事故の現場で肖像画を守るために命を落とした人のエピソードは、北朝鮮メディアの「定番美談ネタ」だが、またもやそんな悲劇が起きた。

    今年8月末に咸鏡北道(ハムギョンブクト)を襲った台風10号(ライオンロック)は各地に深い爪痕を残し、数百から数千の死者が発生した。

    被災地のひとつ、会寧(フェリョン)市の松鶴(ソンハク)高級中学校では、金日成氏と金正日氏の肖像画を濁流から守ろうとした副校長など教師7人、生徒6人の合わせて13人が亡くなった。

    現地のデイリーNK情報筋は、事件の顛末を伝えてきた。

  • 北朝鮮への人道支援が「毒」とならないために…ある脱北者の手記

    8月末、北朝鮮の咸鏡北道(ハムギョンブクト)地域を台風による集中豪雨が襲い、死者138人、失踪者400人、被災者6万9000人(国連、北朝鮮メディア発表まとめ)という過去最大の水害が発生した。国連による人道支援が動き出す一方で、韓国では「この情勢下、北に対する人道支援は是か非か」という議論が未だ続いている。韓国政府は否定的な立場だ。そんな中、故郷が被災した韓国在住の脱北者はどのような思いを抱いているのか。脱北者のキム・ジフン氏(仮名=男性・30代)が手記を寄せてくれた。

    「金正恩将軍様万歳!」と叫ばせてはならない

    筆者は被災地である咸鏡北道で生まれた。現地で軍隊生活を終えたあと行政機関に勤務し、2012年に韓国に入国した脱北者である。

    北朝鮮の実情を知る者として、なかなか答えの出ないテーマである「北朝鮮への人道支援」についてどう考えているのかを、率直にまとめたい。

    民間人に偽装した軍が待機

    結論から言うと、これまでと同様の人道支援が行われるならば反対だ。

  • 金正恩氏は米韓の「カウンター攻撃」にやられる

    韓国の朴槿恵大統領が1日、「国軍の日」記念式典で演説し、北朝鮮住民に対し「いつでも韓国の自由な地に来てほしい」と呼びかけたことが注目されている。韓国の大統領が脱北を促す発言をするのは異例だし、韓国政府が北朝鮮と対話するよりも、人権問題で揺さぶり体制の瓦解を狙う姿勢を鮮明にした意味でも重要な発言だ。

    地雷で吹き飛ぶ兵士

    ただ、この演説で興味深かったのは、この発言だけではない。

    (参考記事:【動画】吹き飛ぶ韓国軍兵士…北朝鮮の地雷が爆発する瞬間

  • 金正恩氏の愛車は「トイレ機能付きレンジローバー」か

    かねてから、北朝鮮の金正恩党委員長は平壌市郊外や地方へ陸路で現地指導に行く際、高級SUVに乗っていることが知られていた。そしてこのほど、その車種が何であるかを特定する上で有力な手掛かりが示された。

    提供してくれたのは他でもない、北朝鮮の公式メディアである。

    自分の「ヘンな写真」も

    朝鮮労働党機関紙の労働新聞と朝鮮中央通信は13日、正恩氏が朝鮮人民軍第810軍部隊傘下の第1116号農場を現地指導したと報じた。そして同時に公開された写真に、正恩氏が乗って来たと思しきSUVの車影が写っているのだ(3ページの写真)。

  • 北朝鮮の水害被災者「ドロボー軍隊が怖くて」避難できず

    台風10号(ライオンロック)による大雨で、中国の吉林省延辺朝鮮族自治州と、北朝鮮の咸鏡北道に深刻な被害が発生している。看過できないのは、北朝鮮ではこうした災害や大規模事故が起きるたび、庶民が国家の失政のツケを払わされることだ。

    (参考記事:死者数百人の事故が多発する北朝鮮の「阿鼻叫喚列車」

    道内北部では、先月の26日から大雨が降り始めた。中でも、会寧(フェリョン)、穏城(オンソン)、茂山(ムサン)など豆満江の流域には1時間に100ミリを超える大雨が降った。増水した川から水が溢れたり、堤防が崩れたりして、町は水に飲み込まれた。

    家財道具を盗みに

    地方当局は、住民に対して避難命令を出したが、避難しなかった人が多く、被害が拡大してしまった。

  • 北朝鮮東北部の水害「町全体が消え去り200人死亡」

    北朝鮮北東部を襲った台風10号(ライオンロック)による被害が、甚大なものとなっている。国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、今回の水害による北朝鮮での死者は133人、行方不明者395人、被災家屋は3万5500世帯に達し、今後さらに増えるものと思われる。中には地域そのものが消滅したケースもある。

    北朝鮮当局は9月10日、朝鮮労働党中央委員会の名義で、全国民に向けて水害復旧に立ち上がることを訴えるアピール文を発表するなど、被災地の復興に本腰を入れる姿勢を見せている。また、金正恩党委員長は、各道からの5000人と突撃隊(建設労働者)、朝鮮人民軍など10万人を派遣することを指示した。これは「核実験ばかりやって、民生を放置している」との不満が高まるのを抑える目論見があるものと思われる。

    一面が泥の海

    咸鏡北道(ハムギョンブクト)の内部情報筋によると、中央からの「復旧人員として5000人を選抜せよ」との指示に伴い、各工場、企業所では割り当てられた数だけ人員を派遣することになった。水害の復旧にこれほどの大人数が投入されるのは初めてのことだという。それだけ被害が深刻だということだ。

  • 北朝鮮国民が「恐怖政治」について語った悲しすぎる本音

    4日、韓国国会で3月に成立した北朝鮮人権法が施行された。同法により政府傘下に設置される「北朝鮮人権記録保存所」は、北朝鮮の国家による人権犯罪の証拠を収集することになる。同様の役割を担っているものに、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)がソウルに開設した北朝鮮人権事務所もある。

    また、米国政府は7月6日、北朝鮮の人権侵害に対する初の経済制裁を発動し、対象者リストの筆頭に金正恩国務委員長を掲げた。制裁の根拠となった米国務省の報告書は、北朝鮮国民の多くが、公開処刑や拷問、強制労働に苦しんでいると指摘している。

    「幼い頃から残酷なことばかり」

    では、当の北朝鮮国民はこうした動きをどう見ているのだろうか。

  • 北朝鮮で「半グレ抗争」勃発…レンガやショベルで無慈悲に滅多打ち

    意外と知られていないことだが、北朝鮮にも裏社会は存在する。90年代までは、「チュモクセゲ」と呼ばれる反社会的勢力が存在した。直訳すると「拳の世界」。実に単純明快なネーミングだ。

    彼らは徒党を組んでシノギや抗争で組織を拡大し、時には当局と裏で手を組みながら裏社会に君臨していた。しかし、90年代中盤から北朝鮮を襲った「苦難の行軍」と呼ばれる大飢饉を通じて、社会全体が混乱し、さらに当時の金正日体制が徹底的にヤクザを弾圧したことから、ほぼ壊滅状態となる。

    (参考記事:【実録 北朝鮮ヤクザの世界(上)】28歳で頂点に立った伝説の男

    21世紀の少年パルチザン

    しかし、それまでのヤクザは消滅したものの、大飢饉を通じて新たな「半グレ集団」が生まれることになる。

  • 亡命した北朝鮮外交官、「ドラゴンボール」ファンの次男を待っていた「地獄」

    ロンドン駐在の太永浩(テ・ヨンホ)北朝鮮公使が、家族とともに韓国に亡命した背景には、子どもたちの将来への不安があったと言われている。

    太公使一家は、オ・ソネ夫人と2男1女の5人家族。英国のデイリー・テレグラフによると、長男のジュヒョクさんは現在26歳。ハマースミス病院で公衆保健の学位を取得している。

    デイリー・メールによると、一方の次男グムヒョクさんは現在19歳。ロンドン郊外のアクトン高校に通い、成績は最高級のAプラスで「秀才」と言われていた。世界最難関大学の一つと言われるインペリアル・カレッジ・ロンドンへの進学も決まっていた。

    「カウンターストライク」を368時間

    好きなミュージシャンはリンキン・パークとエミネム。好きなアニメはドラゴンボールGTで、趣味はゲームとネットサーフィン。

  • アニメを見ただけで「銃殺」も…北朝鮮が統制を強化

    韓流ドラマに対して大々的な取り締まりを行っている北朝鮮だが、外国製アニメに関しては、今まで特段の措置を取って来なかった。しかし、最近になってついに取り締まりを始めたと、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

    最初に標的になったのは「ロビン・フッド」だ。

    女子高生も公開裁判

    咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋によると、最近になって学校や人民班(町内会)を通じて、アニメ「ロビン・フッド」を見ることはまかりならぬという命令が下された。

  • 「同僚の娘を貯水タンクに沈めて殺害」…北朝鮮で多発する凶悪事件の動機と背景

    ここ数年、北朝鮮で凶悪事件が多発している。北朝鮮当局は、決して明らかにしないが、多少の尾ひれはあろうと、こうした事件は人の口から口へと伝わり、必ず外部に漏れ伝わってくる。

    下士官が怨恨の末

    先月末、軍隊内で起きた金銭トラブルで、無関係の人が巻き込まれ殺害されるという悲惨な事件が起きた。

  • 北朝鮮軍兵士44人が脱走、一部が中国で強盗殺人

    中国と国境を接する北朝鮮の両江道(リャンガンド)に駐屯する朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の部隊から脱走した兵士が44人に達することが、明らかになった。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

    北朝鮮国内の情報筋によると、恵山(ヘサン)市警務局(憲兵隊)と10軍団保衛部(秘密警察)によると、27日現在で脱走が確認された兵士は全部で44人に達する。うち、12人については行方をつかめていない。

    脱走した兵士が全員が脱北し、中国で事件を起こしたとは言えないが、北朝鮮に面した中国吉林省の長白朝鮮族自治県では、7月末までの10日間で脱北兵士による事件が多発した。

    老夫婦を殺害

    韓国の聯合ニュースによると、28日に長白県で中国公安当局との銃撃戦の末に逮捕された2人を含む5人の脱北兵士は、23日に県内の二十道溝村と小梨樹溝村で強盗事件を起こしている。

  • 脱北者支援の牧師殺害、背後に孤児ねらう「臓器密売」組織か

    中国吉林省の長白朝鮮族自治県で、脱北者の支援を行ってきた牧師が殺害されてから3ヶ月が経った。北朝鮮の国家安全保衛部(秘密警察)の仕業との見方が支配的だが、動機を巡っては謎も残る。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は可能性のひとつとして、違法な「臓器売買」との関連を指摘している。

    事件が起きたのは今年4月30日。長白教会の韓忠烈(ハン・チュンニョル)牧師は、その日の午後に何者かに呼び出され外出した。しかし、夜になっても帰らず、心配した家族が中国公安当局に通報した。

    捜索の結果、韓牧師は午後8時ごろ、山の中に停められていた自身の車の中で遺体となって発見された。携帯電話などの持ち物はすべてなくなっていたという。現地の公安当局は捜査に乗り出したが、具体的な捜査状況や結果は明らかにされていない。

    「見せしめ」か

    韓牧師は、国境を流れる鴨緑江を挟んで向かい合う、北朝鮮・両江道(リャンガンド)の恵山(ヘサン)市からやって来る脱北者に様々な支援を行ってきた。