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  • 「あの恐怖は言い表せない」北朝鮮の元漁師が体験した「生死の境目」

    日本海沿岸では昨年から今年の初めにかけて、北朝鮮のイカ釣り漁船とみられる木造船と、北朝鮮漁民と見られる遺体の漂流、漂着が急増した。背景には、不足する外貨を稼ぎたい国家が「漁労戦闘」と呼ばれる無理な漁獲増大キャンペーンを繰り広げ、それに、一獲千金を目指す庶民が呼応している実態があると言われる。

    米政府系のラジオ・フリー・アジアは最近、かつて北朝鮮でイカ漁に従事したことのある脱北男性のインタビューを掲載した。その要約を以下に紹介する。

    「帰らぬ漁師、近所だけで数十人」

    2004年夏、咸鏡道(ハムギョンド)のある港。キム・チョルミンさん(仮名、当時38歳)は、イカ漁で商売のタネ銭を稼ぐという希望に胸を膨らませ、疲れも忘れて漁船に乗り込んだ。

  • 北朝鮮「36人死亡」のバス大惨事、「下り坂ニュートラル」が原因か

    先月22日に北朝鮮の黄海北道(ファンヘブクト)で起きた交通事故は、中国人観光客ら36人が死亡する大惨事となった。事故の原因については、当時降っていた大雨の影響が指摘されているが、その一方では間接的に経済制裁が影響したのではないかとの声も上がっている。

    (参考記事:外国人も犠牲に…金正恩氏のベンツも怖い。北朝鮮「魔の道路」事情

    北朝鮮事情に精通した中国の消息筋は、中国の北朝鮮専門旅行会社の担当者の話として、事故の原因はドライバーの惰性運転と、運転ミスにあると伝えた。

  • 【平壌市民インタビュー】南北首脳会談「文在寅が平壌に来るんじゃないの?」

    27日の南北首脳会談を前にしてデイリーNKは、北朝鮮の首都平壌に住む男性と電話インタビューを行った。

    この男性は、金正恩党委員長と韓国の文在寅大統領が会談を行うことを知っていたが、「金正恩氏が板門店の韓国側に行く」ということは知らなかったようで、記者がそのことを伝えると驚きの声を上げた。

    男性は「文大統領が北朝鮮に来ると聞いた」と述べ、平壌でそのような噂が立っていることを伝えた。また、中国の習近平国家主席、米国のトランプ大統領も平壌を訪問するとの噂が立っているとのことだ。

    南北首脳会談の開催を受けて平壌市民の間では統一に対する期待感が高まっているが、「本当に統一されるのか」と疑っている人もいる。また、中国との関係改善にも期待感を持っている人が多いとのことだ。中国の発展を見習えば、北朝鮮の経済もよくなるだろうという希望的観測だ。

    インタビューは自然な会話として行われた。以下全文。

    ー4月27日に金正恩将軍様が南朝鮮(韓国)の大統領の文在寅に会うよ。

    「まだ来ていないの?」

  • 「米国に屈服するのか」「暮らし良くなれば」核実験停止に北朝鮮国内で様々な声

    北朝鮮は、20日の朝鮮労働党中央委員会第7期第3回総会で、核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験を中止し、咸鏡北道(ハムギョンブクト)吉州(キルチュ)郡豊渓里(プンゲリ)にある核実験場を廃棄すると決定、発表した。

    米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は、この決定について北朝鮮国内からは肯定的、否定的な相反する反応が出ていると報じた。

    労働新聞と朝鮮中央テレビでこのニュースを知ったと語る平安北道(ピョンアンブクト)の情報筋は、住民たちは首を傾げているとして、否定的な反応が出ていることを伝えた。

  • 金正恩氏、脱北した「親戚」の殺害を命令

    北朝鮮の秘密警察、国家保衛省の海外反探局(スパイ担当部署)の幹部が脱北していたことが明らかになった。報告を受けた金正恩党委員長は、殺害命令を下した。

    北朝鮮事情に精通した現地情報筋がデイリーNKに語ったところによると、この人物は50代後半の康(カン)大佐。海外反探局の三頭馬車(ビッグ3)と呼ばれる大物で、中国瀋陽にあった北朝鮮系の七宝山(チルボサン)ホテル(現在は中富国際ホテル)に事務所を構え、中国、ロシア、東南アジアで活動する反探局の要員を指揮していた総責任者だ。

    中国やロシアから入手したすべての情報を吟味し裏取りを行わせたり、核やミサイル開発に必要な人材育成のために、中国やロシアと北朝鮮をつないだりする活動も行っていた。

  • 外国人も犠牲に…金正恩氏のベンツも怖い。北朝鮮「魔の道路」事情

    北朝鮮を訪れていた中国人観光客32人と北朝鮮人4人が、交通事故で死亡する大惨事が起きた。

    中国中央テレビは23日、平壌駐在の中国大使館からの情報として、北朝鮮の黄海北道(ファンヘブクト)で起きた交通事故で、中国人観光客が死傷したと報じ、バスが横転している様子を放映した。

    また、同大使館はウェブサイトを通じて、この事故で中国人32人と、ガイドと思われる北朝鮮人4人が死亡し、中国人2人が重態だと明らかにした。

    北朝鮮では、一度に多くの犠牲者が出る事故が多発しているが、遂に外国人も巻き込まれてしまった。

    (参考記事:【目撃談】北朝鮮ミサイル工場「1000人死亡」爆発事故の阿鼻叫喚

  • 変わらぬ金正恩氏、6人銃殺。理由は「電話帳を売ろうとしたから」

    北朝鮮で昨年末、国内の電話帳を海外に売り払おうとしたとの疑いで平壌市民6人が銃殺されていたことがわかった。

    また、当局はこの情報を司法機関の内部で共有しながら、情報流出防止に万全を期すよう号令をかけているもようだ。

    北朝鮮国内にいるデイリーNKの高位情報筋は20日、「(当局が)司法機関を対象に発行した講演資料に、昨年末、電話帳を外国に持ち出そうとした平壌の住民6人を銃殺したとの事実が書かれている。違法行為を犯せば、必ずバレるということを強調する内容だ」と伝えてきた。

  • 【動画】習近平国家主席と金正恩党委員長の首脳会談を報じるニュース


    習近平国家主席と金正恩党委員長の首脳会談を報じるニュース(動画:CCTV)

    中朝首脳会談(CCTVキャプチャ)
    中朝首脳会談(CCTVキャプチャ)

    強ばった表情で習近平氏の話を神妙に聞く金正恩氏(1分02秒〜)

  • 【動画】習近平氏の前で大人しくなった金正恩氏

    北朝鮮の金正恩党委員長は3月26日、習近平国家主席と会談。翌日、中国中央電視台(CCTV)が中朝首脳会談の様子を報じた。

    映像からは、これまで見られなかった金正恩氏の大人しい振る舞いや神妙な表情を見ることができる。【動画】習近平国家主席と金正恩党委員長の首脳会談を報じるニュース

  • 「いい加減にしないと暴動起こす」北朝鮮国民の不満が爆発寸前

    北朝鮮当局は、南北和解ムードに浮かれ気味の国民に対する引き締め策として、「非社会主義現象」、つまり当局が社会主義にそぐわないと考える行為に対する取り締まりキャンペーンを行っている。

    その対象は、個人主義、外貨を含むカネに対する幻想、帝国主義者の思想、文化的浸透、覚せい剤の乱用など多岐に渡り、取締官のさじ加減ひとつで何でも取り締まることができてしまう。

    (参考記事:一家全員、女子中学校までが…北朝鮮の薬物汚染「町内会の前にキメる主婦」

    加えて、違反者への厳罰をちらつかせて恐怖を煽っている。

    (参考記事:「コメの値段を外国にバラしたら終身刑」北朝鮮が情報統制

  • 「何かがおかしい…」国のやり方を疑い始めた北朝鮮の人々

    民主主義社会において、デモや抗議活動は選挙と並ぶ重要な政治的意思表現だ。しかし、国名で民主主義を謳いつつも民主主義とは程遠い北朝鮮で、声を上げることは命がけだ。当局のあまりものひどい仕打ちに抗議の声を上げた黄海製鉄所の労働者たちは、戦車で轢殺されてしまった。

    (参考記事:抗議する労働者を戦車で轢殺…北朝鮮「黄海製鉄所の虐殺」

    そんな状況でも北朝鮮の人々は事あるごとに声を上げている。両江道(リャンガンド)の内部情報筋は、現地で起きた抗議行動の顛末について伝えた。

    発端は今年の光明星節(2月16日の金正日氏の生誕記念日)まで遡る。関連の建設事業に動員された人々は当局から慰問品の入った箱を受け取った。中にはトウモロコシ1キロ、タオル、歯磨きセット、洗顔用と洗濯用の石鹸、手袋、靴が入っていた。いずれも当局が用意したものではなく、住民から供出させたものだ。

  • 北朝鮮の「イケメン俳優」はなぜ金正恩氏に殺されたか

    「握手してもらえるとは思いませんでした。本当に光栄でした」
    今月1日と3日に北朝鮮・平壌で行われた芸術公演に参加し、金正恩党委員長と会った韓国のアイドル歌手がインタビューでこのように語り、一部で物議を醸した。現在、韓国と北朝鮮の間で対話が進行中であっても、金正恩氏が最悪の人権侵害の責任者である事実を忘れてはならない、ということだ。

    「喜び組」女優も犠牲に

    実際、本来なら韓国の芸能人との合同公演に参加し、あるいは歓迎宴で交流を深めてもおかしくなかった北朝鮮の芸能人たちが、10人以上も金正恩氏の手で葬られているのだ。
    北朝鮮きっての「イケメン俳優」と言われたチェ・ウンチョル氏もそのひとりである。(参考記事:【写真】北朝鮮の「イケメン俳優」チェ・ウンチョル

  • 【動画】北朝鮮労働者とタジキスタン労働者、ロシアで大乱闘

    【動画】北朝鮮労働者とタジキスタン労働者、ロシアで大乱闘

    ロシアの建設現場で働いていた北朝鮮労働者とタジキスタン労働者の集団が乱闘騒ぎを繰り広げ、多くの負傷者が発生したもようだ。

    舞台となったのは、モスクワの南方約1500kmのところにあるクラスノダールのマンション建設現場。ロシアのVesti.ruによると、ここで先月29日、両国の労働者の間で集団乱闘が起きた。Vesti.ruが報じた動画には、石やシャベルのようなものを手に持ち、双方入り乱れて大暴れする様子が収められている。まるでヤクザ映画のような迫力である。

    国家が国民を厳しく統制している北朝鮮にも暴力団組織のようなものがあり、乱闘騒ぎもときどき起きている。

    5人の遺体が

    ひとたび乱闘が起きると、死人が出るほど非常に激しいものになると聞いていたが、この動画を見れば納得である。

  • 【動画】突如として現れた北朝鮮女性400人

    中国のデイリーNK対北朝鮮情報筋は、延辺朝鮮族自治州の和龍に突如、北朝鮮女性400人が現れたと伝え、その様子を収めた動画を送ってきた。情報筋が今月1日に撮影した動画には、2〜30代に見える数多くの北朝鮮女性が列をなして和龍市内中心部の満客隆服装批発城の前の通りを移動する様子が収められている。

    「(北朝鮮から)これだけ多くの人が来るのは久々のことだ。金正恩氏の訪中と関連があるようだ」(情報筋)

    (参考記事:【画像】金正恩氏の新たな商売「女子大生派遣ビジネス」の現場

    どうやら中国は、国連安全保障理事会の制裁決議で2019年末までの出国が求められているはずの北朝鮮労働者を、新たに受け入れる動きを加速化させているようだ。

    (参考記事:【画像】寂しげに帰国する北朝鮮美女たちの行く先

  • 「金正恩外交」に北朝鮮国内から期待と疑いの声…餓死者発生の情報も

    北朝鮮の金正恩党委員長は、今月25日から28日まで中国の北京を非公式訪問し、習近平国家主席と3時間に渡って会談を行った。このことは中国の新華社通信と、北朝鮮の朝鮮中央通信がほぼ同時に報じた。

    北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞も28日の1面で、中朝首脳会談のニュースを大きく報じた。これにより北朝鮮国民の知るところとなったわけだが、これについては様々な声が上がっている。

  • 【写真】住民に頭を下げ謝罪する当局幹部

    (参考記事:【再現ルポ】北朝鮮、橋崩壊で「500人死亡」現場の地獄絵図

    2014年5月13日に発生したマンション崩壊事故を巡り、住民に頭を下げ謝罪する当局幹部(労働新聞)
    2014年5月13日に発生したマンション崩壊事故を巡り、住民に頭を下げ謝罪する当局幹部(労働新聞)

    (参考記事:【再現ルポ】北朝鮮、橋崩壊で「500人死亡」現場の地獄絵図

  • 「コメの値段を外国にバラしたら終身刑」北朝鮮が情報統制

    先日の中朝首脳会談開催に加え、4月と5月には南北、中朝首脳会談が予定されている中で、北朝鮮当局は対話の流れに逆らうかのように、国内の引き締めを行っている。その一つが「非社会主義現象」に対する「殲滅戦」だ。

    咸鏡北道(ハムギョンブクト)の内部情報筋は、国家保衛省(秘密警察)が3月初めから新たな取り締まり組織を立ち上げ、全国に「非社会主義現象を根絶し、摘発時には厳罰に処す」といった内容の布告を貼り出した上で、大々的な取り締まりを行っている。

    その対象は、宗教の伝道、脱北、密輸、違法通話、海外送金、覚せい剤・麻薬、迷信、投機、高利貸し、不順録画物保管や流布、違法な商売、賭博など多岐に渡り、「ひっからない人がいない」(情報筋)ほどだ。

    (参考記事:「男女関係に良いから」市民の8割が覚せい剤を使う北朝鮮の末期症状

    当局は過去にも、思い出したかのように取り締まり作戦を繰り広げている。

    (参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは… )

  • 「手足が散乱」の修羅場で金正恩氏が驚きの行動…北朝鮮「マンション崩壊」事故

    突然の訪中で世界をあっと言わせた、北朝鮮の金正恩党委員長。同氏はこれまでに度々、祖父の故・金日成主席や父の故・金正恩総書記の時代には考えられなかった行動を取り、北朝鮮ウォッチャーを驚かせてきた。

    ちぎれた手足が散乱

    2014年5月15日に発生した大規模マンション崩壊事故のときの同氏の行動も、その一例と言える。

    金正日総書記は2009年、平壌10万戸建設事業を本格化させた。2012年に設定した強盛大国の完成の年に向け、老朽化した住宅を取り壊し、新しい住宅を10万戸建設、供給するという野心的な計画だ。これは、後継者である金正恩氏の実績作りという性格も非常に強かった。

  • ちぎれた手足が散乱、マンション崩壊で500人死亡….そのとき何が⁉

    2014年5月15日、北朝鮮の首都・平壌で約500人が犠牲となるマンション崩壊事故があった。事故はなぜ発生し、そのとき何があったのか――。

    金正日総書記は2009年、平壌10万戸建設事業を本格化させた。2012年に設定した強盛大国の完成の年に向け、老朽化した住宅を取り壊し、新しい住宅を10万戸建設、供給するという野心的な計画だ。これは、後継者である金正恩氏の実績作りという性格も非常に強かった。(参考記事:【再現ルポ】北朝鮮、橋崩壊で「500人死亡」現場の地獄絵図

    しかし、計画は初めの段階から躓いた。建築資材、労働力、それを裏付けする資金が全くなかったのだ。

    轟音とともに粉塵を巻き上げ…

    頼りになるのは、北朝鮮お得意の速度戦と自力更生精神だけだった。

  • 金正恩氏が習近平氏の前で大人しくなった…「必死のメモ」と強ばった笑顔

    北朝鮮の金正恩党委員長が25日から電撃的に中国を訪問し、習近平国家主席と会談した。金正恩氏にとっては2011年に北朝鮮の最高指導者に就任してから、初の外遊となる。それだけでなく、ここ数年間は中朝関係が冷え込んでいたこともあり、金正恩氏と習近平氏がどのように接したのか注目された。

    28日には、中国中央電視台(CCTV)が中朝首脳会談の様子を報じた。そこからは、金正恩氏が今まで見せたことのない表情を見ることができた。

    処刑前の動画を公開

    金正恩氏は、これまで頻繁に現地指導で地方を訪れている。27歳という若さで北朝鮮のトップになっただけに、精力的な公開活動で「北朝鮮の最高指導者」という立場を国内外にアピールしたいのだろう。その意気込みが強すぎるせいか、いささか傍若無人な振る舞いも目につく。

  • 北朝鮮で「捨て子」が深刻化…背景に「避妊・中絶」禁止

    北朝鮮で「捨て子」が社会問題化しつつある。望まぬ妊娠により子どもを産んだ未婚の女性が、密かに子どもを捨ててしまうのだ。その根底には、社会や女性の生活のありようの変化に全く対応できていない北朝鮮当局の無能ぶりと、女性を苦しめる旧態依然とした社会的観念がある。

    平安南道(ピョンアンナムド)の内部情報筋は、近所で見つかった捨て子について、次のように詳しく語った。

    昨年末に某市内の百貨店前の交差点周辺で、明け方から赤ん坊の泣く声が響き渡った。マンションの住民が様子を見に行ったところ、生まれたばかりの赤ん坊がおんぶ紐に包まれて置き去りにされているのを発見した。きちんとした身なりだったため、母親は、そこそこの現金収入を得ている女性であるようだ。

    地域の人民班長(町内会長)が洞事務所(末端の行政機関)まで抱えていったが、そこでも解決方法が見つからなかったため、地域に住む子どものいない女性に半ば強制的に養子に出した。

  • 「金正恩を倒せ!」落書き事件続発に北朝鮮が大慌て

    北朝鮮の首都・平壌で金正恩党委員長を批判する落書きが発見され、当局が捜査に乗り出した。平壌在住で中国を頻繁に訪れる内部情報筋によると、今月1日の午前4時頃、市内の4.25文化会館の建物の壁に金正恩氏を批判する落書きが発見された。当局は検問を強化し、保安署(警察署)は住民の筆跡調査にも乗り出した。

    北朝鮮において国家指導者は、公の場において言及する際には細心の注意を要するほど神聖不可侵のもので、批判したことがバレたら重罪は免れない。(参考記事:北朝鮮の「公開処刑」はこうして行われる

    それでも、体制を批判する落書き、ビラ事件は度々起きている。

  • あの話だけはしないで欲しい…金正恩氏、トランプ大統領に懇願か

    北朝鮮が、5月に予定されている米朝首脳会談に向け、人権問題に神経をとがらせている。朝鮮労働党機関紙・労働新聞は最近、「帝国主義者の『人権』騒動を粉砕すべきだ」(13日付)、「米国は世界最悪の人権蹂躙国、人権抹殺国」(15日付)などと題した論評を相次いで掲載。16日付の論説「帝国主義者の支配権拡張策動に警戒心を高めるべきだ」の中でも、「(帝国主義者は)荒唐無稽な『人権』騒動を起こし、支配主義戦略実現の口実にしている」と述べている。

    (参考記事:中国で「アダルトビデオチャット」を強いられる脱北女性たち

    米トランプ政権は米朝首脳会談の話が電撃的に浮上する直前、大統領と副大統領が相次いで脱北者と面談するなどして、北朝鮮圧迫のための「人権シフト」に動いていた。たとえばトランプ氏は、中朝国境での北朝鮮女性の人身売買を「やめさせる」とまで言っている。

    (参考記事:「家族もろとも銃殺」「機関銃で粉々に」…残忍さを増す北朝鮮の粛清現場を衛星画像が確認

    それだけに、「首脳会談で人権問題を持ち出されるのではないか」と、金正恩党委員長が神経質になっていたとしても不思議ではない。

    そもそも、金正恩氏が祖父や父以上に核兵器開発に突っ走った理由は、人権問題にある。

    (参考記事:金正恩氏が「ブチ切れて拳銃乱射」の仰天情報

  • 金正恩氏を支える「5人の美女」たちの仕事

    北朝鮮は、朝鮮民主主義人民共和国が成立する以前の1946年7月に男女平等権についての法令を制定した。女性の選挙権、被選挙権、強制結婚の反対、離婚の自由の保障などを定めた、当時としては非常に先進的な法令だった。(【写真特集】李雪主――金正恩氏の美貌の妻

    それから71年が経ったが、高尚な理想とは裏腹に、北朝鮮女性の地位は低いままだ。それどころか、男尊女卑の悪習が社会の隅々まではびこり、女性は様々な暴力にさらされ続けている。

    そんな北朝鮮にあって、なぜか金正恩体制では女性の活躍が目立つ。特にここで挙げる5人の女性たちの動きは際立っている。しかも、全員がなかなかの美人なのだ。

    金正恩党委員長の妹・金与正(キム・ヨジョン)氏が韓国を訪問した件については、すでに大量のニュースが報じられており、ここで詳しく述べるまでもないだろう。(参考記事:「金与正氏がいて本当に幸いだ…」金正恩氏の妹を韓国要人がベタ褒め

  • 【写真】北朝鮮の「イケメン俳優」チェ・ウンチョル

    チェ・ウンチョルは1980〜90年代にかけて北朝鮮の映画界で活躍した俳優だ。映画「大紅湍(テホンダン)責任秘書」でスターダムにのし上がった彼は、20本以上の映画に主役や助演として出演するなど大活躍した。
    【画像】北朝鮮の功勲俳優だったチェ・ウンチョル氏

    功勲俳優の称号を授与され、北朝鮮の超大物俳優となったチェ・ウンチョルの存在感は、最近、三池淵(サムジヨン)管弦楽団を率いて韓国で公演を行った元歌手の玄松月(ヒョン・ソンウォル)以上のものだった。
    (参考記事:【写真】女優 キム・ヘギョン――その非業の生涯

    そんな彼に別の意味でのチャンスが訪れたのは1990年代のことだった。