北朝鮮の人権問題が、素通りされそうな雰囲気だ。トランプ米大統領に対しては、米朝首脳会談を控え、数多くの人権団体、脱北者団体から「人権問題に言及して欲しい」との要望がなされてきた。
しかしトランプ氏は首脳会談後、米FOXニュースのインタビューで、他の国々も「悪事」を働いてきたと述べ、金正恩政権の人権侵害を軽視したのだ。
北朝鮮の人権問題のひとつに、他の国では犯罪にならないような行為で処罰が行われている実態がある。死刑の執行対象も非常に広く、適用が極めて恣意的だ。
(参考記事:機関銃でズタズタに…金正日氏に「口封じ」で殺された美人女優の悲劇)
投稿者: DailyNK Japan
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「金正恩は、中で殺している」北朝鮮の処刑方法に変化
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「あまり美人に育たないで」北朝鮮の親たちが娘の将来を案じる理由
「あまり美人に育たないでおくれ」
「それ以上、身長が伸びなければ良いのに」北朝鮮で、自分の娘を眺めながら、このように願う親たちが増えているという。
韓国に亡命した太永浩(テ・ヨンホ)元駐英北朝鮮公使が近著『3階書記室の暗号 太永浩の証言』(原題)で明かしているところによれば、そのきっかけとなったのは2013年12月、金正恩氏の叔父・張成沢(チャン・ソンテク)朝鮮労働党行政部長が国家転覆陰謀罪で処刑された事件だった。
元スター女優まで
朝鮮労働党は同月8日の中央委員会政治局拡大会議で、張成沢氏を「反党反革命的宗派行為」で糾弾し、除名することを決めた。そして翌日、同党機関紙の労働新聞はこの決定を伝える記事の中で、張成沢氏の「悪行」について次のように伝えた。
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「幹部が遊びながら殺した女性を焼いた」北朝鮮権力層の猟奇的な実態
醜聞の主人公は、ほかならぬ金正日総書記だ。ある有名女優との不倫関係が父・金日成主席にばれるのを恐れ、罪を着せて銃殺してしまったという内容だ。
(参考記事:機関銃でズタズタに…金正日氏に「口封じ」で殺された美人女優の悲劇)北朝鮮の政務と人事の一手に握る同国最強の権力機関、朝鮮労働党組織指導部。そのトップに就任したと報じられ、メディアではよく「北朝鮮のナンバー2」などの呼び方をされる崔龍海(チェ・リョンヘ)党副委員長は、最近、影が薄い。米国や韓国との対話でキーパースンとなっているのは金英哲(キム・ヨンチョル)党副委員長であり、崔氏はどうやら「国内担当」であるためのようだ。
金正恩党委員長が重要な外交で金英哲氏を使い、崔氏を外すのは何故か。一義的には金英哲氏の能力を買ってのことだろうが、崔氏の「前科」のためでもあるのかもしれない。崔氏は過去、女性スキャンダルでたびたび金正日総書記の不興を買い、権力中枢から遠ざけられていた時期がある。その変態的なエピソードは北朝鮮国内でも広く知られているとされ、当然、米CIAなども承知しているはずだ。
(参考記事:美貌の女性の歯を抜いて…崔龍海の極悪性スキャンダル)そんな質の悪い幹部を、米国の大統領の前に出すなどみっともなくてできないということだろうか。
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あっという間に300人が死亡…北朝鮮の交通事故が壮絶な理由
北朝鮮では、当局の安全対策の不備により、大規模な死亡事故が繰り返し起きてきた。
最も深刻なのが、建設現場での事故だ。北朝鮮では最高指導者の誕生日など、国家的な記念日に間に合わせるため、「速度戦」と呼ばれる突貫工事が行われているが、あまりに無茶な工期設定のため、数十人から数百人規模の死亡事故が起きてしまうのだ。(参考記事:【再現ルポ】北朝鮮、橋崩壊で「500人死亡」現場の地獄絵図)
また、軍需物資など危険物の管理不備による事故も繰り返し発生しており、それによる民間人の死傷者も多数に上っている。
(参考記事:通勤列車が吹き飛び3000人死亡…北朝鮮「大規模爆発」事故の地獄絵図)
もちろん、交通事故も深刻で、今年の春先には歴史に残るほど多数の人が、あっという間に犠牲になる悪夢のような1日があった。
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【動画あり】ビキニを着て踊る喜び組、庶民は想像もできません
韓国に入国して、毎日テレビを通じて見る韓国の若者の踊りや歌は、冷戦後にグローバル化した国際舞台の縮小版のようである。アメリカのラップとヒップホップ、ポップフィン、ブレイクダンスなどいろいろなダンスが交じり、多文化フェスティバルのようである。歌や踊りの公演は見どころがあまりにも多くて、何を見たらよいのか分からなくなるほどだ。
これとは反対に、北朝鮮は舞踊の分野でもいまだに民族的なことにこだわって、ダンスを含む外国の踊りは大衆に普及していない。そのため、住民は外国人の公演や外国の映画を通じて西欧のダンスを見て真似るだけである。
このように閉鎖的な北朝鮮でも、一部の舞踊専門家や舞踊教育機関、外事(外国人と接して行う)公演に参加する子供たちだけは、ダンスや外国の踊りを専門的に学んでいる。
今月2日の聯合ニュースに、北朝鮮の女優たちがビキニのような服装で派手なダンスを踊っている動画が紹介された。
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「エリート女学校長は少女達を性の玩具として差し出した」北朝鮮幹部が証言
「映画『幹は根から育つ』に出演した女優をはじめ、張成沢の“オンナ”であると見られた何人もの芸能人が逮捕され、姿を消した」という。ここで言われている女優とは、一時は北朝鮮の銀幕スターだったキム・ヘギョンのことだ。(参考記事:【写真】女優 キム・ヘギョン――その非業の生涯)
本欄では先日来、韓国に亡命した太永浩(テ・ヨンホ)元駐英北朝鮮公使の自叙伝『3階書記室の暗号 太永浩の証言』(原題)の内容に言及しているが、同書には実に驚くべき記述があふれている。
たとえば金正恩党委員長の叔父・張成沢(チャン・ソンテク)元朝鮮労働党行政部長の粛清を巡っては、1万人余りが連座させられ、粛清されたとされている。太永浩氏によれば、そこには「映画『幹は根から育つ』に出演した女優をはじめ、張成沢の“オンナ”であると見られた何人もの芸能人が逮捕され、姿を消した」という。
ここで言われている女優とは、一時は北朝鮮の銀幕スターだったキム・ヘギョンのことだ。
(参考記事:【写真】女優 キム・ヘギョン――その非業の生涯)
彼女の悲惨な運命については、脱北者で平壌中枢の人事情報に精通する李潤傑(イ・ユンゴル)北朝鮮戦略情報センター代表も詳しくレポートしており、粛清情報は太永浩氏の証言と一致する。
そしてより驚くべきは、太永浩氏の次の証言である。
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【写真特集】北朝鮮の美女応援団2018
photo@newsis.com
2月に韓国で行われた平昌冬季オリンピックに、北朝鮮は「美女応援団」を派遣した。上はそのメンバーたち。
【写真】恥ずかしがる美女応援団
【写真】手を振る美女応援団
【写真】手を振る美女芸術団員
【写真】平壌で見つけた美女①
【写真】平壌で見つけた美女②
【写真】平壌で見つけた美女③
【写真】平壌で見つけた美女④ -
金正恩氏「外交のやり方変えろ」と部下を叱責…米朝会談「中止」巡り
米国のトランプ大統領は5月24日、北朝鮮の金正恩党委員長に宛てて米朝首脳会談を中止する旨を通告する書簡を送った。これを受け取った金正恩氏は、外務省と朝鮮労働党中央委員会の組織指導部に「過去のやり方を変えろ」という指針を下したという。
「外交は信頼が命」
デイリーNKの対北朝鮮情報筋によると、金正恩氏がこのような指針を下したのは書簡が発送された翌日の25日のことだ。指針には、「急速に変化する現状の要求に合わせ、朝米協議のための交渉を深く現実的に主導的に推進していくことについて」とのタイトルが付されていたという。
その内容について情報筋は「自信過剰と外務省式の朝米会談の進め方を続ければ、最終的には急速に発展する今の条件を、党が望む決定的局面まで導き難い難局に直面しうることを、外務省の責任イルクンは心に刻むべきだ」という金正恩氏による批判が含まれている。
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「指揮官が遅刻するから戦闘準備できない」金正恩氏のポンコツ軍隊
朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の軍官(将校)たちが、住宅問題で頭を抱えているという。官舎が足りないため、家族と共に暮らせる環境にないのだと、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。
平安北道(ピョンアンブクト)の情報筋によると、軍当局は最近、軍官の生活について実態調査を行った。その結果、職務遂行に問題が生じるほど住宅問題が深刻である現状が明らかになった。北朝鮮軍は食糧配給の停滞や「マダラス」と呼ばれる性的虐待の横行など、軍紀が破たん状態にあると言っても過言ではないが、この住宅問題が組織の弱体化に拍車をかけている。
(参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為)
まず、官舎に入れる軍官はほんの一握りだ。経済的に余裕がある軍官の場合、部隊の外にある民間人の住宅に居候しているという。
天下の朝鮮人民軍の軍官が居候とは情けない限りだが、問題はそれだけにとどまらない。
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米朝首脳会談中止「意外で残念」、北朝鮮が表明
北朝鮮外務省の金桂官(キム・ゲグァン)第1次官は25日、トランプ米大統領が米朝首脳会談の中止を通告したことを受けて談話を発表。「意外であり非常に残念」「いつ、いかなる方式でも(米国と)対座して問題を解決していく用意がある」と表明した。談話は「委任による発表」とされており、金正恩党委員長の意思を代弁したものと見られる。
「いつでも対話」と実現に期待感
朝鮮中央通信が伝えた談話の全文は次のとおり。
朝鮮外務省第1次官が談話を発表
【平壌5月25日発朝鮮中央通信】朝鮮外務省の金桂官第1次官は25日、委任によって次のような談話を発表した。
今、朝米間には世界が非常な関心の中で注視している歴史的な首脳の対面が日程にのぼっており、その準備も最終段階で推し進められている。
数十年の敵対と不信の関係を清算し、朝米関係改善の新たな里程標を立てようとするわれわれの真摯(しんし)な模索と積極的な努力は内外の一様な共感と支持を受けている。
そのような中で24日、アメリカ合衆国のトランプ大統領が突然、すでに既定事実化されていた朝米首脳の対面を取り消すという公式立場を発表した。
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「米国との対話、哀願しない」北朝鮮外務次官が談話
北朝鮮外務省の崔善姫(チェ・ソニ)次官は24日、金正恩党委員長に米朝首脳会談の「再考」を提起することもあり得るとする談話を発表した。
朝鮮中央通信が伝えた談話の全文は次のとおり。
米副大統領の対朝鮮脅迫性発言を非難 朝鮮外務次官
【平壌5月24日発朝鮮中央通信】朝鮮外務省の崔善姫次官は24日、次のような談話を発表した。
21日、米副大統領のペンスはFOXニュースとのインタビューで、北朝鮮がリビアの轍を踏みうるだの、北朝鮮に対する軍事的選択案は排除されたことがないだの、米国が求めるのは完全かつ検証可能で、不可逆的な非核化だの、何のと出まかせにしゃべってせん越に振る舞った。
対米活動担当の私としては、米副大統領の口からこのような無知蒙昧(むちもうまい)な言葉が出たことに驚きを禁じ得ない。
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デモと無関係の市民・子供も犠牲に…韓国の「光州虐殺」
韓国の「5・18光州民主化運動(光州事件)」は、今から38年前の1980年5月18日から27日にかけて起きた。
絶大な権力で国民の民主化要求を押さえつけてきた独裁者、朴正煕大統領(後の大統領・朴槿恵氏の父)が1979年10月26日に暗殺されて以降、韓国社会では民主化への期待が漂い、「ソウルの春」とも言われた。
ところが、クーデターを起こした全斗煥少将(後の大統領)は、翌年5月17日に戒厳令の適用範囲を全国に拡大し、民主化運動を暴力で押さえつけようとした。
市民はそれに反発、各地で激しいデモが起きた。
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北朝鮮の首都「薬物中毒・性びん乱」で汚染の危機
中高生まで覚せい剤で「性びん乱」
北朝鮮の首都・平壌が、地方の保安署(警察署)幹部が密造していた覚せい剤で汚染されていたことがわかった。
米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)に対し平安南道(ピョンアンナムド)の消息筋が語ったところでは、「最近、道内の殷山(ウンサン)郡にある保安署の40代の監察課指導員が、覚せい剤を製造して密売した疑いで朝鮮労働党から追放され、処罰された。彼は保安署幹部の身分を隠れ蓑に、数年にわたり密売を続けてきたが、国家保衛省(秘密警察)と人民保安省(警察庁)が合同で行う非社会主義行為の取り締まりに引っかかった」という。
(参考記事:コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち)
この幹部は薬物製造の技術者を雇い、自宅を密造拠点に改造。平壌市郊外にある大規模マーケット、平城(ピョンソン)市場の商人を通じて平壌に覚せい剤を流していた。今年3月、覚せい剤500グラムを商人に卸したことが、当局に察知されたもようだ。
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構想90年、北朝鮮「史上最大のプロジェクト」で死亡事故続発
北朝鮮政府が建国以来、最大の建設事業として進めている端川(タンチョン)発電所。160キロにも及ぶ水路と発電施設を作る大工事には、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の兵士と民間人が数十万人も動員されているが、現場では事故が相次いでいる。(丹東:カン・ナレ記者)
日本企業が計画
両江道と咸鏡南道(ハムギョンナムド)の内部情報筋によると、江原道(カンウォンド)の洗浦(セポ)地区畜産基地建設に動員されていた922突撃隊、人民内務軍7総局、人民軍第7師団、平壌市内のタワーマンション団地の黎明(リョミョン)通りの建設に動員されていた護衛司令部の隊員が、昨年9月から端川発電所の工事に動員されている。
また、人民保安省(警察庁)、国家保衛省(秘密警察)傘下の各大学も、学生の卒業を1年延期して現場に送り込んだ。さらには各道の中等学院の孤児も卒業を早めた上で、今年2月から現場に送り込まれた。
一方、各地の工場や企業所は「端川発電所突撃隊」を立ち上げ、生産部門、非生産部門を問わず男性職員に半年間、現場で働くことを指示した。発電所建設現場に投入された人員は、兵士と民間人が半々ずつの延べ40万人にのぼる。
1ヶ月に34人死亡
その現場の状況は、極めて劣悪だ。
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不安で電車にも乗れない…金正恩氏がおびえる「国内の敵」
北朝鮮の金正恩党委員長は3月、中国を訪問して習近平国家主席と会談した。移動手段には専用列車が使われたが、金正恩氏はどうやら、首都・平壌から乗車したわけではなかったことがわかった。
デイリーNKジャパンのカン・ナレ記者の取材によれば、金正恩氏は3月25日、専用機で空路、平壌から国境都市の新義州(シニジュ)に移動。そこで、事前に回送されていた専用列車に乗り込み、中国入りしたという。
(参考記事:金正恩氏の訪中、平壌から国境までの移動ルートが判明)
北朝鮮当局はいったいなぜ、そのような煩雑な方法を取ったのか。考えらえる理由は2つだ。
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【動画】ヤクザの迫力に押され負け…韓国警察の「へっぴり腰」に批判
4月30日、韓国・光州市の繁華街で、暴力団員と思しき男たち7人が男性1人に対し集団で暴力を振るう事件が発生。警察のお粗末な対応に、批判の声が上がっている。
【動画】ヤクザの迫力に押され負け韓国紙・朝鮮日報5月4日付(日本語電子版)によれば、事件は、飲酒後に帰宅する際、タクシー乗車を巡り男性3人・女性2人の被害者たちと、男7人・女3人の加害者たちがもめたことから発生。
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「あの恐怖は言い表せない」北朝鮮の元漁師が体験した「生死の境目」
日本海沿岸では昨年から今年の初めにかけて、北朝鮮のイカ釣り漁船とみられる木造船と、北朝鮮漁民と見られる遺体の漂流、漂着が急増した。背景には、不足する外貨を稼ぎたい国家が「漁労戦闘」と呼ばれる無理な漁獲増大キャンペーンを繰り広げ、それに、一獲千金を目指す庶民が呼応している実態があると言われる。
米政府系のラジオ・フリー・アジアは最近、かつて北朝鮮でイカ漁に従事したことのある脱北男性のインタビューを掲載した。その要約を以下に紹介する。
「帰らぬ漁師、近所だけで数十人」
2004年夏、咸鏡道(ハムギョンド)のある港。キム・チョルミンさん(仮名、当時38歳)は、イカ漁で商売のタネ銭を稼ぐという希望に胸を膨らませ、疲れも忘れて漁船に乗り込んだ。
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北朝鮮「36人死亡」のバス大惨事、「下り坂ニュートラル」が原因か
先月22日に北朝鮮の黄海北道(ファンヘブクト)で起きた交通事故は、中国人観光客ら36人が死亡する大惨事となった。事故の原因については、当時降っていた大雨の影響が指摘されているが、その一方では間接的に経済制裁が影響したのではないかとの声も上がっている。
(参考記事:外国人も犠牲に…金正恩氏のベンツも怖い。北朝鮮「魔の道路」事情)
北朝鮮事情に精通した中国の消息筋は、中国の北朝鮮専門旅行会社の担当者の話として、事故の原因はドライバーの惰性運転と、運転ミスにあると伝えた。
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【平壌市民インタビュー】南北首脳会談「文在寅が平壌に来るんじゃないの?」
27日の南北首脳会談を前にしてデイリーNKは、北朝鮮の首都平壌に住む男性と電話インタビューを行った。
この男性は、金正恩党委員長と韓国の文在寅大統領が会談を行うことを知っていたが、「金正恩氏が板門店の韓国側に行く」ということは知らなかったようで、記者がそのことを伝えると驚きの声を上げた。
男性は「文大統領が北朝鮮に来ると聞いた」と述べ、平壌でそのような噂が立っていることを伝えた。また、中国の習近平国家主席、米国のトランプ大統領も平壌を訪問するとの噂が立っているとのことだ。
南北首脳会談の開催を受けて平壌市民の間では統一に対する期待感が高まっているが、「本当に統一されるのか」と疑っている人もいる。また、中国との関係改善にも期待感を持っている人が多いとのことだ。中国の発展を見習えば、北朝鮮の経済もよくなるだろうという希望的観測だ。
インタビューは自然な会話として行われた。以下全文。
ー4月27日に金正恩将軍様が南朝鮮(韓国)の大統領の文在寅に会うよ。
「まだ来ていないの?」
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「米国に屈服するのか」「暮らし良くなれば」核実験停止に北朝鮮国内で様々な声
北朝鮮は、20日の朝鮮労働党中央委員会第7期第3回総会で、核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験を中止し、咸鏡北道(ハムギョンブクト)吉州(キルチュ)郡豊渓里(プンゲリ)にある核実験場を廃棄すると決定、発表した。
米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は、この決定について北朝鮮国内からは肯定的、否定的な相反する反応が出ていると報じた。
労働新聞と朝鮮中央テレビでこのニュースを知ったと語る平安北道(ピョンアンブクト)の情報筋は、住民たちは首を傾げているとして、否定的な反応が出ていることを伝えた。
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金正恩氏、脱北した「親戚」の殺害を命令
北朝鮮の秘密警察、国家保衛省の海外反探局(スパイ担当部署)の幹部が脱北していたことが明らかになった。報告を受けた金正恩党委員長は、殺害命令を下した。
北朝鮮事情に精通した現地情報筋がデイリーNKに語ったところによると、この人物は50代後半の康(カン)大佐。海外反探局の三頭馬車(ビッグ3)と呼ばれる大物で、中国瀋陽にあった北朝鮮系の七宝山(チルボサン)ホテル(現在は中富国際ホテル)に事務所を構え、中国、ロシア、東南アジアで活動する反探局の要員を指揮していた総責任者だ。
中国やロシアから入手したすべての情報を吟味し裏取りを行わせたり、核やミサイル開発に必要な人材育成のために、中国やロシアと北朝鮮をつないだりする活動も行っていた。
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外国人も犠牲に…金正恩氏のベンツも怖い。北朝鮮「魔の道路」事情
北朝鮮を訪れていた中国人観光客32人と北朝鮮人4人が、交通事故で死亡する大惨事が起きた。
中国中央テレビは23日、平壌駐在の中国大使館からの情報として、北朝鮮の黄海北道(ファンヘブクト)で起きた交通事故で、中国人観光客が死傷したと報じ、バスが横転している様子を放映した。
また、同大使館はウェブサイトを通じて、この事故で中国人32人と、ガイドと思われる北朝鮮人4人が死亡し、中国人2人が重態だと明らかにした。
北朝鮮では、一度に多くの犠牲者が出る事故が多発しているが、遂に外国人も巻き込まれてしまった。
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「いい加減にしないと暴動起こす」北朝鮮国民の不満が爆発寸前
北朝鮮当局は、南北和解ムードに浮かれ気味の国民に対する引き締め策として、「非社会主義現象」、つまり当局が社会主義にそぐわないと考える行為に対する取り締まりキャンペーンを行っている。
その対象は、個人主義、外貨を含むカネに対する幻想、帝国主義者の思想、文化的浸透、覚せい剤の乱用など多岐に渡り、取締官のさじ加減ひとつで何でも取り締まることができてしまう。
(参考記事:一家全員、女子中学校までが…北朝鮮の薬物汚染「町内会の前にキメる主婦」)
加えて、違反者への厳罰をちらつかせて恐怖を煽っている。
(参考記事:「コメの値段を外国にバラしたら終身刑」北朝鮮が情報統制)
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「何かがおかしい…」国のやり方を疑い始めた北朝鮮の人々
民主主義社会において、デモや抗議活動は選挙と並ぶ重要な政治的意思表現だ。しかし、国名で民主主義を謳いつつも民主主義とは程遠い北朝鮮で、声を上げることは命がけだ。当局のあまりものひどい仕打ちに抗議の声を上げた黄海製鉄所の労働者たちは、戦車で轢殺されてしまった。
(参考記事:抗議する労働者を戦車で轢殺…北朝鮮「黄海製鉄所の虐殺」)
そんな状況でも北朝鮮の人々は事あるごとに声を上げている。両江道(リャンガンド)の内部情報筋は、現地で起きた抗議行動の顛末について伝えた。
発端は今年の光明星節(2月16日の金正日氏の生誕記念日)まで遡る。関連の建設事業に動員された人々は当局から慰問品の入った箱を受け取った。中にはトウモロコシ1キロ、タオル、歯磨きセット、洗顔用と洗濯用の石鹸、手袋、靴が入っていた。いずれも当局が用意したものではなく、住民から供出させたものだ。
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北朝鮮の「イケメン俳優」はなぜ金正恩氏に殺されたか
「握手してもらえるとは思いませんでした。本当に光栄でした」
今月1日と3日に北朝鮮・平壌で行われた芸術公演に参加し、金正恩党委員長と会った韓国のアイドル歌手がインタビューでこのように語り、一部で物議を醸した。現在、韓国と北朝鮮の間で対話が進行中であっても、金正恩氏が最悪の人権侵害の責任者である事実を忘れてはならない、ということだ。「喜び組」女優も犠牲に
実際、本来なら韓国の芸能人との合同公演に参加し、あるいは歓迎宴で交流を深めてもおかしくなかった北朝鮮の芸能人たちが、10人以上も金正恩氏の手で葬られているのだ。
北朝鮮きっての「イケメン俳優」と言われたチェ・ウンチョル氏もそのひとりである。(参考記事:【写真】北朝鮮の「イケメン俳優」チェ・ウンチョル)