「図々しくも憐れ、おかしい人々」北朝鮮が文在寅政権を罵倒する理由
北朝鮮の外務省傘下にある米国研究所の政策研究室長は11日、韓国軍のF-35Aステルス戦闘機導入を非難し、「われわれも特別兵器の開発と試験を行わざるを得なくなった」とする談話を発表した。 談話は、韓国の文在寅政権をかなり辛らつな言葉で非難しているが、その裏には周辺国の軍備増強に取り残されていることへの危機感があると思われる。 (参考記事:韓国専門家「わが国海軍は日本にかないません」…そして北朝鮮は) 北朝鮮の朝鮮人民軍は一部のエリート部隊を除き、軍紀びん乱のきわみにある。とうて ...
金正恩氏の「タダ働き強制」にNOを主張し始めた北朝鮮の人々
お上の指示一つで近所のドブさらいから高層マンションの建築に至るまで、ありとあらゆる仕事を押し付けられる北朝鮮国民。そんな理不尽なタダ働きにNOを突きつける人が増えている。 中でも、国家的なプロジェクトの両江道(リャンガンド)三池淵(サムジヨン)郡の開発工事は、労働環境が悪い、事故が多発しているなどと悪評が立っていて、動員を嫌がる人が多いようだ。タダ働き部隊である「突撃隊」に動員された人は、「代打労力」と呼ばれる人を雇って代わりに送り込む。これなら文句は言われない。強制ボランテ ...
北朝鮮の最新版「飢えてでも買うべきマストアイテム」
現在の北朝鮮の若者たちは、「チャンマダン(市場)世代」と呼ばれている。配給制度が完全に崩壊した後の北朝鮮で生まれ育ち、国家や金正恩党委員長のことを「ありがたい」と思わず、社会のことより個人の生活を大切にするのが特徴だ。 表向きは国や金正恩氏に忠誠を誓っているように見えても、その実は面従腹背だ。裏では金正恩氏に無慈悲な批判を浴びせている。 (参考記事:金正恩センスの制服「ダサ過ぎ、人間の価値下げる」と北朝鮮の高校生) そんな若者たちの間の「マストアイテム」について、咸鏡北道(ハ ...
朴奉珠党副委員長が西海岸の干拓地建設状況を視察
【平壌7月10日発朝鮮中央通信】朝鮮国務委員会副委員長である朝鮮労働党の朴奉珠副委員長(党政治局常務委員)が、西海岸の干拓地建設状況を現地で視察した。 クムソン干拓地を訪ねた朴奉珠副委員長は、耕地面積を最大限確保し、開墾された土地で農業を安全に営むことに力を集中することについて強調し、安石干拓地の建設で第1次水止め工事を終えたのに合わせて防潮堤の工事を急ぐことについて述べた。 また、甑山、平原郡をはじめとする平安南道内の複数の干拓地を見て回り、干拓地の開墾を計画的に推し進める ...
工場、企業でスポーツクラブの運営が活発
【平壌7月10日発朝鮮中央通信】全国がスポーツ熱気で沸き返っている朝鮮で、各地の工場、企業に設けられたスポーツクラブが活気を帯びて運営されている。 朝鮮職業総同盟中央委員会の部員チョ・ソネさんは、これらのクラブは人々のスポーツ・テクニックを高め、単位のスポーツ活動を活性化していくうえで重要な役割を果たすとし、次のように述べた。 工場、企業で実情に合わせて設けたテコンドー、バスケットボール、サッカー、バドミントンなどのクラブは全国的に数万もある。 テコンドー、バスケットボールの ...
貧富の格差拡大の北朝鮮で大人気の「激安13円均一」食堂
旧来の計画経済と配給システムが実質的に崩壊し、なし崩し的な市場経済化が進む北朝鮮。少しずつ私有財産を蓄え始めた人々は、レジャー(消費生活)を楽しむようになっている。 外食も、北朝鮮国民の好むレジャーのひとつだ。しかし、外食するには様々なハードルを超えなくてはならない。 昔から存在する国営食堂の場合、気が向いたからとふらっと立ち寄ったところで入れてもらえるわけではない。入口で、職場や人民班(町内会)を通じて1年に数回配布される予備票と呼ばれるクーポンの提出を求められる。食堂の前 ...
金才龍総理が人民経済の複数の単位を視察
【平壌7月9日発朝鮮中央通信】朝鮮国務委員会委員である金才龍内閣総理(朝鮮労働党政治局委員)が、人民経済の複数の単位を視察した。 金正淑平壌紡織工場で金才龍総理は、絹紡総合職場の網生地作業班と第1布織り職場などを見て回りながら、現実的条件と可能性をよく打算して経営管理と生産の手配を綿密にすることを強調し、化学繊維紡績総合職場の生産建物を改修し、設備を近代化するための対策を講じた。 また、平安南道の順川化学連合企業所を見て回りながら、科学技術と生産の一体化を実現し、最良化、最適 ...
北朝鮮の「ドラ息子」乱闘騒ぎの苦すぎる後始末
北朝鮮の「建国の父」である金日成主席が死去したのは1994年7月8日。北朝鮮では毎年6月末から7月初めにかけて「哀悼期間」が設定され、金日成氏を偲ぶ様々な政治イベントが行われる。2011年12月17日に死亡した金正日総書記に対しても同様だ。 毎年訪れる「服喪」の期間には、歌舞音曲など賑やかなことは徹底的に禁止され、事件、事故の類も一切許されない。些細な犯罪でも加重処罰される。追慕事業や銅像などの警戒勤務に参加するなどして静かに過ごすよう指示が下される。 (参考記事:金正恩命令 ...